29歳、フリーランス歴4年のエンジニアがフリーランスエンジニアのメリット・デメリットを考えてみた

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2022年11月27日 10:12

こんにちは、ISSUEの寒河江です。

今回はフリーランスエンジニアで働く上でのメリット・デメリットについて考えてみました。私自身もフリーランスを4年ほどしていたのと、ISSUEで働くフリーランスの方々とコミュニケーションを取ることでわかったことをまとめてみました。今後フリーランスになる方、現在フリーランスの方のご参考になれば幸いです。

フリーランスで働くことのメリット・デメリット

フリーランスであることの良い点、悪い点を言語化しました。フリーランスは正社員の時以上に自分で考えることが必要です。デメリットについては人生の致命傷になりうる内容なので常に対策を怠らないようにしましょう。

メリット

  1. 報酬が上がる
  2. たくさんの案件に関われる
  3. 開発案件を選べる
  4. 時間面で生活にゆとりができる
  5. 残業代が出る
  6. スキルの幅を広げやすい

1. 報酬が上がる

正社員からフリーランスへ転向した場合、最もわかりやすいメリットが報酬面の増加でしょう。もし報酬面が増加しない場合はフリーランスになること自体一度検討した方がいいでしょう。個人事業主にんる不安定があるのでしっかり確認しておきましょう。福利厚生面などを考慮すると最低でも現年収から1.5倍ほどの増加を見込めるようにしましょう。現年収が500万円なら750万円ほどです。

2. たくさんの案件に関われる

フリーランスでは案件ごとに仕事をすると半年~一年で案件を変えることも少なくありません。スキルがあればエンジニア需要は高く、契約成立までも比較的スムーズです。またスキルの幅を広めるために、週2,週3日で稼働を分け、得意なスキルの案件、キャッチアップしたいスキルの案件で稼働内容を分ける柔軟な働き方もできます。

3. 開発案件を選べる

ある程度のスキルを持つエンジニアの需要は高く、市場に求められる技術スタックであればある程度開発案件を選ぶことができます。サービス内容や開発環境、仕事環境(リモート、フレックス...)などご自身に合う働き方をしましょう。

4. 時間面で生活にゆとりができる

プライベートを充実させたい方にもおすすめです。勤務条件をフルリモート、フレックスなどにできれば予定ある日は早上がりしたり、少し遅くから勤務を始めたり多少の時間の調整ができます。稼働時間は基本的に変わらないが時間を働き始め、終わりをある程度調整しやすいのが特徴です。

フリーランスなら稼働時間の調整もしやすい

フリーランスなら週2~5で稼働日を調整可能

フリーランスの稼働パターンはこちらでも詳細に説明しています。

5. 残業代が出る

業務委託の準委任契約の時給で報酬が支払われます。作業にかかった時間がそのまま報酬が支払われるので残業代も出ます。例えば、時給4,000円/時で稼働している場合、19時以降に毎日2時間多く働いた場合なら、180,000円/月(4,000円×2時間×5日間×4.5週)ほど残業代が出る計算になります。
しかし、ある程度パフォーマンスは見られるので、ご自身のスキル不足で作業が長引いている場合、多少の調整は必要でしょう。

6. スキルの幅を広げやすい

現在の得意なスキル意外にも知見を広げたいと言った場合にもフリーランスは有利です。おすすめは週2,週3で別々の案件をこなすことです。週3を安定した得意な領域や言語で週2を少し安い金額でチャレンジ用の案件を受けるのがおすすめです。

例)
Go言語が得意でScalaにチャレンジしたいバックエンドエンジニアを想定した場合、一週間のうち下記のように稼働するイメージです。

週2→Scalaを利用したバックエンド開発(チャレンジ)
週3→Goを利用したバックエンド開発(安定)

デメリット

  1. 契約を切られるというリスクが常にある
  2. 疎外感、孤独感を感じやすい
  3. キャリア設計は自分で考えないといけない
  4. 確定申告作業が大変
  5. 世間体が悪くなる

1. 契約を切られるというリスクが常にある

業務委託の契約は1ヶ月更新であることが多いので、来月で契約終了と言い渡されることも少なくありません。1つの勤務先に依存するのは危険です。また1つの勤務先に依存するのはフリーランスとして働く柔軟性のメリットを欠いているのでおすすめしません。

2. 疎外感、孤独感を感じやすい

これはフリーランスのメリットがもたらすデメリットでもあります。フルリモートになったり、1人の自由な時間が増える分、一緒に働く仲間という意識は薄くなりやすいです。特に正社員が多い案件先の場合、フリーランスと正社員で区切られることが多いのでより一層疎外感、孤独感を感じやすくなります。

3. キャリア設計は自分で考えないといけない

フリーランスエンジニアのキャリア設計はかなり重要です。企業勤と違い出世という概念もありません。気づけばフリーランスになって数年経ち、目標を見失っている状況もあるでしょう。正社員の時以上に5年、10年先にどうなっていたいかを意識しましょう。

4. 確定申告作業が大変

フリーランスと切り離せないのが確定申告です。年度末に提出することになりますが、請求書や領収書などしっかり管理できていないと書類の掘り起こし作業が増えてしまいます。おすすめはfreeeを使って請求書類を管理して、年度末にはfreeeの確定申告書類を使うことです。

5. 世間体が悪くなる

肩書きとしては個人事業主なので社会的立場の弱い立場になってしまいます。これは採用・婚活・借入などあらゆる面で影響を及ぼします。大事なのは常に自分が選ぶ立場でいられるようにすることです。日々情報発信や勉強を怠らず、自分の市場価値を意識することがとても重要だと思います。

終わりに

フリーランスはデメリットの部分をいかに対策するかが重要だと思います。特に下記の内容は意識しましょう。

  • 案件数を同時並行で2つ以上持っておく
  • 常に勉強と情報発信は欠かさない
  • 経歴や技術スタックの更新を怠らず常に魅力的なポートフォリオを保つ

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