Next.jsのプロジェクトにElasticSearchの検索をOpenAIに任せる実装をやってみた
2024年12月07日 12:50
こんにちは、今日はNext.jsとElasticSearchとOpenAIを使って、人工知能が検索を担当するプロジェクトを作ってみようと思います。人工知能が検索を担当することで、より人間味のある検索結果を得ることができるようになります。では、早速始めていきましょう。
まずはじめに、Next.jsとはReactベースのサーバーサイドレンダリングフレームワークです。Reactは、Facebookが開発したユーザーインターフェースを構築するためのJavaScriptライブラリで、Next.jsはそのReactをサーバーサイドでレンダリングすることで、高速なページ表示を実現することができます。
次に、ElasticSearchとはオープンソースの分散型検索エンジンです。データをインデックス化して高速に検索を行うことができるため、多くの企業やサービスで利用されています。
そして、OpenAIとは人工知能を開発するためのプラットフォームです。自然言語処理や画像認識など、さまざまな分野の人工知能を開発することができます。今回は、OpenAIの機能のひとつである自然言語処理を利用して、検索結果の質を向上させていきます。
それでは、実装を始めていきましょう。
まずはじめに、Next.jsのプロジェクトを作成します。Next.jsの公式サイトには、簡単なチュートリアルが用意されているので、そちらを参考にプロジェクトを作成してください。プロジェクトができたら、次のステップに進みましょう。
次に、ElasticSearchをインストールします。ElasticSearchはJavaで書かれているため、Javaが必要になります。もし、Javaがインストールされていない場合は、先にインストールしておきましょう。
インストールが完了したら、ターミナルでElasticSearchを起動します。起動するコマンドは、以下のようになります。
起動が完了したら、次のステップに進みます。
ElasticSearchを起動すると、デフォルトの設定で動作しますが、今回は検索結果をより質の高いものにするために、設定を変更する必要があります。
まず、ElasticSearchの設定ファイルを開きます。設定ファイルは、ElasticSearchをインストールしたディレクトリの「config」フォルダ内にあります。
設定ファイルを開いて、以下のように設定を追加します。
この設定を追加することで、検索結果のスコアリングに「classic」の類似度計算アルゴリズムが使用されるようになります。
次に、ElasticSearchを再起動します。再起動すると、設定が反映されます。
ElasticSearchの設定が完了したら、次はNext.jsとElasticSearchを連携させます。Next.jsのページからElasticSearchのAPIにリクエストを送り、検索結果を取得するようにします。
まず、Next.jsのプロジェクト内に「pages/api」フォルダを作成し、その中に「search.js」ファイルを作成します。この「search.js」ファイルが、ElasticSearchのAPIにリクエストを送るためのファイルになります。
以下のように、コードを記述していきます。
このようにすることで、Next.jsからElasticSearchにリクエストを送ることができるようになります。
次に、OpenAIを利用して検索結果の質を向上させていきます。OpenAIには、様々なモデルが用意されていますが、今回は「GPT-3」を使用します。GPT-3は、自然言語処理タスクで驚異的な精度を誇るモデルです。
まずはじめに、OpenAIのAPIキーを取得します。APIキーは、OpenAIのサイトから取得できます。取得が完了したら、APIキーをNext.jsのプロジェクト内にある「.env」ファイルに記述します。
次に、OpenAIのライブラリをインストールします。
インストールが完了したら、次のようにコードを記述します。
これで、OpenAIを使用して検索クエリを拡張し、より質の高い検索結果を取得することができるようになります。
以上で、Next.jsとElasticSearchとOpenAIを連携させて、人工知能が検索を担当するプロジェクトの実装が完了しました。これにより、より人間味のある検索結果を得ることができるようになります。
今回の実装では、Next.jsとElasticSearchとOpenAIを組み合わせましたが、他のプログラミング言語や機械学習モデルを使用することで、さらに高度な検索システムを構築することができるでしょう。
人工知能の発展により、私たちの生活はますます便利になっていきます。今後も、さまざまな技術を組み合わせて、より良いサービスを提供していけるように取り組んでいきましょう。
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