# GCP Cloud ConsoleでFirestoreを利用する手順

## 目次

1. はじめに

2. Firestoreとは

3. GCPプロジェクトの作成

   1. GCPプロジェクトの設定

   2. 課金情報の登録

4. Firestoreの有効化

   1. コンソールへのログイン

   2. Firestore APIの有効化

5. Firestoreの設定

   1. データベースの位置設定

   2. セキュリティルールの設定

6. Firestoreの利用

   1. コレクションの作成

   2. ドキュメントの追加

   3. データの読み取りと更新

7. まとめ

## 1. はじめに

Google Cloud Platform (GCP) は、Googleが提供するクラウドコンピューティングサービスの集合体です。Cloud Firestore は、NoSQL データベースであり、スケーラブルなデータベース環境を提供します。本記事では、GCPのCloud Consoleを使用してFirestoreを利用するための具体的な手順を詳しく説明します。

## 2. Firestoreとは

Cloud Firestore は、サーバレスなNoSQLデータベースであり、スケーラブルでリアルタイムにデータを管理できます。開発者はこのサービスを使用してモバイルやWebアプリケーションのためのバックエンドデータベースとして活用できます。Firestoreは、リアルタイムのデータ同期や強力なクエリ、複数のデータセンターにまたがるマルチリージョンの耐障害性を備えています。

## 3. GCPプロジェクトの作成

Firestoreを利用するためには、最初にGCPプロジェクトを作成する必要があります。

### 3.1 GCPプロジェクトの設定

1. [Google Cloud Console](https://console.cloud.google.com/) にアクセスします。

2. Google アカウントでログインします。

3. ダッシュボード上部のプロジェクトセレクタをクリックし、「プロジェクトの作成」を選択します。

4. プロジェクト名を入力し、組織と場所を選択して「作成」をクリックします。

### 3.2 課金情報の登録

GCPを利用するには課金情報の登録が必要です。これにより、提供される無料枠を超えた使用量分が課金されます。

1. Cloud Consoleのメニューから「請求」を選択します。

2. 「アカウントに課金情報を追加」を選択し、クレジットカード情報を入力します。

## 4. Firestoreの有効化

Firestoreを利用するために、Firestore APIを有効化する必要があります。

### 4.1 コンソールへのログイン

1. [Google Cloud Console](https://console.cloud.google.com/) にログインします。

2. 使用するプロジェクトを選択します。

### 4.2 Firestore APIの有効化

1. メニューの「APIとサービス」から「ダッシュボード」を選択します。

2. 「APIとサービスを有効にする」をクリックして、「Firestore API」を検索します。

3. 「有効にする」をクリックしてAPIを有効化します。

## 5. Firestoreの設定

APIを有効にしたら、次にFirestoreをセットアップします。

### 5.1 データベースの位置設定

1. メニューの「Firestore」を選択し、「データベースの作成」をクリックします。

2. 「ネイティブモード」の選択時に、データのスタンダード設定（グローバル、または地域）を選択します。

### 5.2 セキュリティルールの設定

1. デフォルトでPublicアクセスになっているため、「ルール」タブでセキュリティルールを設定します。

2. 開発中はすべての読み書きを許可するルールを設定することもできますが、運用環境では適切な制限を追加してください。

## 6. Firestoreの利用

Firestoreが有効になれば、データの管理が可能になります。

### 6.1 コレクションの作成

1. 「コレクションの開始」をクリックし、コレクションIDを入力して「次へ」をクリックします。

### 6.2 ドキュメントの追加

1. 「ドキュメントID」を設定した後、必要なフィールドと値を入力します。

2. 「保存」をクリックし、ドキュメントをコレクションに追加します。

### 6.3 データの読み取りと更新

Firestoreのデータは、コンソールから直接閲覧と編集が可能です。

1. コレクションを選択し、ドキュメントをクリックすると詳細が表示されます。

2. 必要に応じてデータの更新または削除が可能です。

## 7. まとめ

GCP Cloud Consoleを利用してFirestoreをセットアップし、データベースの構築と利用を行う方法を見てきました。Firestoreは高いスケーラビリティとリアルタイムデータ管理を提供し、さまざまなアプリケーションに活用できます。このプロセスは、クラウドベースのバックエンドシステムを構築するための強力な手段となります。セキュリティ設定を適切に行って、安心してご利用ください。

GCP Cloud ConsoleでFirestoreを利用する手順

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