# gcloud CLIでプロジェクトを作成・削除する方法

## 目次

1. はじめに

2. gcloud CLIのセットアップ

3. プロジェクトの作成

   - 3-1. プロジェクトIDの選定

   - 3-2. プロジェクトの作成コマンド

   - 3-3. プロジェクトの有効化

4. プロジェクトの削除

   - 4-1. プロジェクトのリスト表示

   - 4-2. プロジェクトの削除コマンド

   - 4-3. 削除確認と完了

5. よくあるエラーと対処法

6. まとめ

## 1. はじめに

Google Cloud Platform (GCP)では、プロジェクトを活用してリソースの管理を行います。このガイドでは、gcloud CLIを用いてプロジェクトの作成と削除をする方法について、具体的なステップを説明します。gcloud CLIは、GCPのリソースを管理するための強力なツールで、効率的に操作を行うことができます。

## 2. gcloud CLIのセットアップ

まず、gcloud CLIを使用するには、ローカル環境にインストールする必要があります。以下の手順を参照してセットアップを完了させてください。

```bash

# SDKのインストール

curl -O https://dl.google.com/dl/cloudsdk/channels/rapid/downloads/google-cloud-sdk-428.0.0-linux-x86.tar.gz

tar -xvzf google-cloud-sdk-428.0.0-linux-x86.tar.gz

./google-cloud-sdk/install.sh

# 初期化

gcloud init

```

これにより、gcloud CLIがインストールされ、プロジェクトやアカウントの設定ができます。

## 3. プロジェクトの作成

### 3-1. プロジェクトIDの選定

プロジェクトIDはGCP内で一意である必要があります。任意の英数字で構成したプロジェクトIDを決めましょう。

### 3-2. プロジェクトの作成コマンド

選定したプロジェクトIDとプロジェクト名を使って、以下のコマンドを実行します。

```bash

gcloud projects create <YOUR_PROJECT_ID> --name="<YOUR_PROJECT_NAME>"

```

ここで、`<YOUR_PROJECT_ID>`と`<YOUR_PROJECT_NAME>`を実際に使用する名前に置き換えてください。

### 3-3. プロジェクトの有効化

作成したプロジェクトを使用するには、コンソール上で有効化する必要があります。

```bash

gcloud config set project <YOUR_PROJECT_ID>

```

## 4. プロジェクトの削除

### 4-1. プロジェクトのリスト表示

削除前に、現在管理しているプロジェクトを確認します。

```bash

gcloud projects list

```

これにより、所有するすべてのプロジェクトが表示されます。

### 4-2. プロジェクトの削除コマンド

削除したいプロジェクトIDを用いて、以下のコマンドを実行します。

```bash

gcloud projects delete <YOUR_PROJECT_ID>

```

削除は即時ではなく、30日間の猶予期間があります。この期間中はプロジェクトを復元することが可能です。

### 4-3. 削除確認と完了

プロジェクトが削除されると、コンソールに確認メッセージが表示され、プロジェクトは一時的に停止状態になります。

## 5. よくあるエラーと対処法

- **エラー1: PERMISSION_DENIED**

  プロジェクトの作成・削除権限がない場合に発生します。IAM設定で十分な権限があるか確認してください。

- **エラー2: INVALID_ARGUMENT**

  プロジェクトIDが不正の場合に発生します。プロジェクトIDがGCP内でユニークであることを確認してください。

## 6. まとめ

gcloud CLIを使ったプロジェクトの作成と削除は、非常に効率的で管理しやすい方法です。正確にプロジェクトIDを設定し、権限管理を適切に行うことで、スムーズにプロジェクトを運用できます。もし、エラーが発生した場合は、GCPの公式ドキュメントやサポートを参考に対処してください。

gcloud CLIでプロジェクトを作成・削除する方法

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