# NginxでLaravelアプリを最適に動かす設定ガイド

## 目次

1. はじめに
2. Laravelの必要条件
   - 2.1 PHPの拡張モジュール
   - 2.2 データベースサポート
3. サーバー環境の準備
   - 3.1 Nginxのインストール
   - 3.2 PHP-FPMのセットアップ
4. Nginxの設定ファイルを作成
   - 4.1 Laravel専用の設定項目
   - 4.2 セキュリティ対策の設定
5. パーミッションとディレクトリ構成
6. SSLの設定
   - 6.1 Let's Encryptを使用した無料SSLの導入
7. キャッシュとパフォーマンス最適化
   - 7.1 OPCacheの有効化
   - 7.2 静的ファイルのキャッシュ制御
8. ログの管理と監視
   - 8.1 エラーログとアクセスログ
9. デプロイメントのベストプラクティス
   - 9.1 自動デプロイメントとCI/CDの活用
10. まとめ

## 1. はじめに

LaravelはPHPで構築された人気の高いフレームワークで、開発効率とパフォーマンスに優れています。本記事では、Nginxウェブサーバー上でLaravelアプリケーションを最適に配置・動作させるための設定方法を詳しく解説します。

## 2. Laravelの必要条件

Laravelを適切に動作させるためには、まずその必要条件を理解しておきましょう。

### 2.1 PHPの拡張モジュール

Laravel 9.xの最低PHPバージョンはPHP 8.0です。以下の拡張モジュールも必要です。

- PDO
- BCMath
- Ctype
- Fileinfo
- JSON
- Mbstring
- OpenSSL
- Tokenizer
- XML

### 2.2 データベースサポート

Laravelは主にMySQLやPostgreSQLをサポートしています。適宜、データベースエンジンもインストールしておきましょう。

## 3. サーバー環境の準備

### 3.1 Nginxのインストール

Nginxをインストールし、サービスを起動します。CentOS 7を使用している場合の例は以下の通りです。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3.2 PHP-FPMのセットアップ

PHP-FPMをインストールして設定します。もちろん、PHP-FPMのバージョンはLaravelで推奨されるバージョンを使用してください。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. Nginxの設定ファイルを作成

### 4.1 Laravel専用の設定項目

Nginxの設定ファイルを作成し、Laravelアプリに最適化します。`/etc/nginx/conf.d/laravel.conf`を編集します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 セキュリティ対策の設定

ファイルへの不正アクセスを防ぐために、不要なファイルへのアクセスを制限します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. パーミッションとディレクトリ構成

Laravelのストレージディレクトリとキャッシュディレクトリは、ウェブサーバー（NginxとPHP-FPM）が書き込めるよう、適切なパーミッションを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. SSLの設定

### 6.1 Let's Encryptを使用した無料SSLの導入

SSL証明書を設定することでセキュアな通信を確保できます。Let’s Encryptは無料でSSL証明書を提供しており、Certbotを使用して証明書を取得できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. キャッシュとパフォーマンス最適化

### 7.1 OPCacheの有効化

PHPのOPCacheを有効にすることでスクリプトの実行速度を向上させます。`/etc/php.d/10-opcache.ini`を編集します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 7.2 静的ファイルのキャッシュ制御

ブラウザキャッシュを利用して静的ファイルの配信を最適化します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 8. ログの管理と監視

### 8.1 エラーログとアクセスログ

ログファイルを適切に管理し、問題のトラブルシューティングに役立てます。Nginxのログディレクトリを確認し、必要に応じて設定を変更します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 9. デプロイメントのベストプラクティス

### 9.1 自動デプロイメントとCI/CDの活用

CapistranoやGitHub ActionsなどのCI/CDツールを使ってデプロイプロセスを自動化して効率化します。

## 10. まとめ

Nginxを利用したLaravelアプリケーションのホスティングは、その高性能さと柔軟性から多くの開発者に支持されています。適切な環境設定、セキュリティ対策、最適化を行うことで、安定した高パフォーマンスなWebアプリケーションを提供できます。これを機に、さらに細かな最適化を試み、あなたのアプリケーションを次のレベルへと進化させましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# NginxでLaravelアプリを最適に動かす設定ガイド

## 目次

1. はじめに
2. Laravelの必要条件
   - 2.1 PHPの拡張モジュール
   - 2.2 データベースサポート
3. サーバー環境の準備
   - 3.1 Nginxのインストール
   - 3.2 PHP-FPMのセットアップ
4. Nginxの設定ファイルを作成
   - 4.1 Laravel専用の設定項目
   - 4.2 セキュリティ対策の設定
5. パーミッションとディレクトリ構成
6. SSLの設定
   - 6.1 Let's Encryptを使用した無料SSLの導入
7. キャッシュとパフォーマンス最適化
   - 7.1 OPCacheの有効化
   - 7.2 静的ファイルのキャッシュ制御
8. ログの管理と監視
   - 8.1 エラーログとアクセスログ
9. デプロイメントのベストプラクティス
   - 9.1 自動デプロイメントとCI/CDの活用
10. まとめ

## 1. はじめに

LaravelはPHPで構築された人気の高いフレームワークで、開発効率とパフォーマンスに優れています。本記事では、Nginxウェブサーバー上でLaravelアプリケーションを最適に配置・動作させるための設定方法を詳しく解説します。

## 2. Laravelの必要条件

Laravelを適切に動作させるためには、まずその必要条件を理解しておきましょう。

### 2.1 PHPの拡張モジュール

Laravel 9.xの最低PHPバージョンはPHP 8.0です。以下の拡張モジュールも必要です。

- PDO
- BCMath
- Ctype
- Fileinfo
- JSON
- Mbstring
- OpenSSL
- Tokenizer
- XML

### 2.2 データベースサポート

Laravelは主にMySQLやPostgreSQLをサポートしています。適宜、データベースエンジンもインストールしておきましょう。

## 3. サーバー環境の準備

### 3.1 Nginxのインストール

Nginxをインストールし、サービスを起動します。CentOS 7を使用している場合の例は以下の通りです。

```bash
sudo yum install epel-release
sudo yum install nginx
sudo systemctl start nginx
sudo systemctl enable nginx
```

### 3.2 PHP-FPMのセットアップ

PHP-FPMをインストールして設定します。もちろん、PHP-FPMのバージョンはLaravelで推奨されるバージョンを使用してください。

```bash
sudo yum install php-fpm php-mysqlnd
sudo systemctl start php-fpm
sudo systemctl enable php-fpm
```

## 4. Nginxの設定ファイルを作成

### 4.1 Laravel専用の設定項目

Nginxの設定ファイルを作成し、Laravelアプリに最適化します。`/etc/nginx/conf.d/laravel.conf`を編集します。

```
server {
    listen 80;
    server_name example.com;
    root /var/www/laravel/public;

    index index.php index.html index.htm;

    location / {
        try_files $uri $uri/ /index.php?$query_string;
    }

    location ~ \.php$ {
        include fastcgi_params;
        fastcgi_pass 127.0.0.1:9000;
        fastcgi_index index.php;
        fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
    }

    location ~ /\.ht {
        deny all;
    }
}
```

### 4.2 セキュリティ対策の設定

ファイルへの不正アクセスを防ぐために、不要なファイルへのアクセスを制限します。

```
location ~ /\.(?!well-known).* {
    deny all;
}
```

## 5. パーミッションとディレクトリ構成

Laravelのストレージディレクトリとキャッシュディレクトリは、ウェブサーバー（NginxとPHP-FPM）が書き込めるよう、適切なパーミッションを設定します。

```bash
sudo chown -R nginx:nginx /var/www/laravel/storage
sudo chown -R nginx:nginx /var/www/laravel/bootstrap/cache
```

## 6. SSLの設定

### 6.1 Let's Encryptを使用した無料SSLの導入

SSL証明書を設定することでセキュアな通信を確保できます。Let’s Encryptは無料でSSL証明書を提供しており、Certbotを使用して証明書を取得できます。

```bash
sudo yum install certbot python3-certbot-nginx
sudo certbot --nginx -d example.com -d www.example.com
```

## 7. キャッシュとパフォーマンス最適化

### 7.1 OPCacheの有効化

PHPのOPCacheを有効にすることでスクリプトの実行速度を向上させます。`/etc/php.d/10-opcache.ini`を編集します。

```
opcache.enable=1
opcache.memory_consumption=128
opcache.interned_strings_buffer=8
opcache.max_accelerated_files=4000
opcache.revalidate_freq=2
opcache.fast_shutdown=1
```

### 7.2 静的ファイルのキャッシュ制御

ブラウザキャッシュを利用して静的ファイルの配信を最適化します。

```
location ~* \.(jpg|jpeg|png|gif|ico|css|js)$ {
    expires 7d;
    add_header Cache-Control "public, no-transform";
}
```

## 8. ログの管理と監視

### 8.1 エラーログとアクセスログ

ログファイルを適切に管理し、問題のトラブルシューティングに役立てます。Nginxのログディレクトリを確認し、必要に応じて設定を変更します。

```
error_log /var/log/nginx/error.log;
access_log /var/log/nginx/access.log;
```

## 9. デプロイメントのベストプラクティス

### 9.1 自動デプロイメントとCI/CDの活用

CapistranoやGitHub ActionsなどのCI/CDツールを使ってデプロイプロセスを自動化して効率化します。

## 10. まとめ

Nginxを利用したLaravelアプリケーションのホスティングは、その高性能さと柔軟性から多くの開発者に支持されています。適切な環境設定、セキュリティ対策、最適化を行うことで、安定した高パフォーマンスなWebアプリケーションを提供できます。これを機に、さらに細かな最適化を試み、あなたのアプリケーションを次のレベルへと進化させましょう。 

NginxでLaravelアプリを最適に動かす設定ガイド

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）