# NestJSとTypeORMでのパスワードハッシュ化処理の実装（bcrypt使用）

## 目次
1. はじめに
2. 必要なパッケージのインストール
3. パスワードハッシュ化の設定
4. ユーザーエンティティの作成
5. エンティティにハッシュ化処理を追加
6. ユーザー登録機能でのハッシュ化の確認
7. まとめ

## 1. はじめに

NestJSはNode.jsフレームワークであり、TypeORMはTypeScriptのためのオブジェクト関係マッピング(ORM)ツールです。本記事では、パスワードを安全に保存するためにbcryptを利用してハッシュ化を行います。

## 2. 必要なパッケージのインストール

まず初めに、必要なパッケージをインストールします。このプロジェクトにはbcryptを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

これにより、パスワードのハッシュ化とTypeORMを使ったデータベース操作をサポートするためのパッケージがインストールされます。

## 3. パスワードハッシュ化の設定

bcryptを使用してパスワードをハッシュ化するために、まずソルトラウンド数を設定します。この設定値はハッシュ化の強度を指定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. ユーザーエンティティの作成

次に、ユーザーエンティティを作成します。TypeORMを使用してデータベースに保存するためのユーザーのモデルを定義します。

![img](/mosaic-code.jpg)

上記の`@BeforeInsert`デコレーターを使うことで、エンティティがデータベースに保存される前にパスワードをハッシュ化する処理を自動的に実行します。

## 5. エンティティにハッシュ化処理を追加

すでにエンティティにハッシュ化処理を追加しましたが、パスワードを保存する前に確実にハッシュ化するため、適切な場所にバリデーションを追加します。

## 6. ユーザー登録機能でのハッシュ化の確認

Userエンティティのバリデーションとハッシュ化の流れを確認するために、ユーザー登録機能を実装します。

![img](/mosaic-code.jpg)

ユーザー登録時に`User`エンティティのハッシュ化処理が自動的に適用されます。

## 7. まとめ

NestJSとTypeORMを使用することで、データベースへのユーザーパスワードの保存時にセキュアなハッシュ化処理を実現しました。この実装により、ユーザーの認証プロセスがより安全になり、bcryptによりパスワードの強度が確保されます。次のステップとして、認証処理の実装を進め、実際のログイン機能を作成することをおすすめします。これにより、より完成度の高い認証機能が構築できます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# NestJSとTypeORMでのパスワードハッシュ化処理の実装（bcrypt使用）

## 目次
1. はじめに
2. 必要なパッケージのインストール
3. パスワードハッシュ化の設定
4. ユーザーエンティティの作成
5. エンティティにハッシュ化処理を追加
6. ユーザー登録機能でのハッシュ化の確認
7. まとめ

## 1. はじめに

NestJSはNode.jsフレームワークであり、TypeORMはTypeScriptのためのオブジェクト関係マッピング(ORM)ツールです。本記事では、パスワードを安全に保存するためにbcryptを利用してハッシュ化を行います。

## 2. 必要なパッケージのインストール

まず初めに、必要なパッケージをインストールします。このプロジェクトにはbcryptを使用します。

```bash
npm install bcrypt @nestjs/typeorm typeorm
npm install --save @nestjs/config
npm install -D @types/bcrypt
```

これにより、パスワードのハッシュ化とTypeORMを使ったデータベース操作をサポートするためのパッケージがインストールされます。

## 3. パスワードハッシュ化の設定

bcryptを使用してパスワードをハッシュ化するために、まずソルトラウンド数を設定します。この設定値はハッシュ化の強度を指定します。

```typescript
// config/constants.ts
export const SALT_ROUNDS = 10;
```

## 4. ユーザーエンティティの作成

次に、ユーザーエンティティを作成します。TypeORMを使用してデータベースに保存するためのユーザーのモデルを定義します。

```typescript
// user.entity.ts
import { Entity, Column, PrimaryGeneratedColumn, BeforeInsert } from 'typeorm';
import * as bcrypt from 'bcrypt';
import { SALT_ROUNDS } from './config/constants';

@Entity()
export class User {
  @PrimaryGeneratedColumn()
  id: number;

  @Column()
  username: string;

  @Column()
  password: string;

  @BeforeInsert()
  async hashPassword() {
    this.password = await bcrypt.hash(this.password, SALT_ROUNDS);
  }
}
```

上記の`@BeforeInsert`デコレーターを使うことで、エンティティがデータベースに保存される前にパスワードをハッシュ化する処理を自動的に実行します。

## 5. エンティティにハッシュ化処理を追加

すでにエンティティにハッシュ化処理を追加しましたが、パスワードを保存する前に確実にハッシュ化するため、適切な場所にバリデーションを追加します。

## 6. ユーザー登録機能でのハッシュ化の確認

Userエンティティのバリデーションとハッシュ化の流れを確認するために、ユーザー登録機能を実装します。

```typescript
// auth.service.ts
import { Injectable } from '@nestjs/common';
import { User } from './user.entity';
import { Repository } from 'typeorm';
import { InjectRepository } from '@nestjs/typeorm';

@Injectable()
export class AuthService {
  constructor(
    @InjectRepository(User)
    private usersRepository: Repository<User>,
  ) {}

  async register(userData: CreateUserDto): Promise<User> {
    const user = this.usersRepository.create(userData);
    await this.usersRepository.save(user);
    return user;
  }
}
```

ユーザー登録時に`User`エンティティのハッシュ化処理が自動的に適用されます。

## 7. まとめ

NestJSとTypeORMを使用することで、データベースへのユーザーパスワードの保存時にセキュアなハッシュ化処理を実現しました。この実装により、ユーザーの認証プロセスがより安全になり、bcryptによりパスワードの強度が確保されます。次のステップとして、認証処理の実装を進め、実際のログイン機能を作成することをおすすめします。これにより、より完成度の高い認証機能が構築できます。 

NestJSとTypeORMでのパスワードハッシュ化処理の実装（bcrypt使用）

目次

1. はじめに

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