iOSエンジニアの気になる年収相場は?必要なスキルや将来性、年収アップに必要なことを解説

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2024年03月28日 5:56

iOSエンジニアと聞くと、平均年収相場はどれくらいなのか、どのようなスキルが必要で習得するまでどれくらいかかるのかなどについて気になる方も多いのではないでしょうか?

現在、世界のIT市場は急速に成長し続けているため、日本のIT業界においては深刻な人手不足に陥っている現場がほとんどです。そんな中で、iOSエンジニアなどのIT業界に就職したい、もしくは転職を検討しているという人も多いかもしれません。しかし、就職や転職する上でどうしても気になるのが年収ですよね。

今回の記事では、iOSエンジニアという職種に絞って、iOSエンジニアの年収相場や仕事内容、活躍するために必要なスキルや未経験からなるための方法について詳しく解説していきます。特に次のような方は、この記事を是非参考にしてください。

  • iOSエンジニアはどんな職種なのか知りたい人
  • iOSエンジニアの年収はどれくらいの年収なのか知りたい人
  • すでにiOSエンジニアとして活躍している人
  • iOSエンジニアへ就職や転職を検討している人
  • スマートフォンやアプリケーションの開発に興味や関心がある人

iOSエンジニアとは?

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まずはiOSエンジニアとはどのような職種なのか、 簡単な概要 や求人内容、 使用するプログラミング言語について詳しく見ていきましょう。

iOSエンジニアの概要

iOSエンジニアとは、 アップル社が提供しているモバイル OS である「ios」上で動作する アプリケーションを開発する技術者のことです。

iOSは、Apple社のスマートフォン「iPhone」とデジタルメディアプレーヤー「iPod touch」(現在は販売終了)に搭載されています。また、同社のタブレット「iPad」に搭載されている「iPadOS」や、スマートウォッチ「Apple Watch」に搭載されている「WatchOS」なども、iOSベースのOSです。iOSエンジニアは、これらApple社製のデバイス向けにアプリを開発します。

アップルが提供しているiPhoneは 世界中で人気のデバイスですが、 特に日本での人気が高く 国内でのスマートフォン市場では2/3以上のシェアを獲得しています。 スマートフォンの代名詞としての地位を確立していると言ってよく、 今後もiOSエンジニアという仕事の需要は高いと言えるでしょう。

iOSエンジニアの求人

主に未経験者向けのiOSエンジニアの求人としては、次のようなものがあります。

【ポテンシャル枠の求人】

  • 職務概要:iOS自社サービスの開発
  • 必須条件:iOSネイティブアプリの開発にチャレンジしたい若手
  • 歓迎スキル:BtoC向けアプリ開発経験、位置情報連動アプリ開発経験

【キャリアチェンジ歓迎の求人】

  • 職務概要:iOSアプリケーションの企画や開発
  • 必須条件:エンジニアとしての開発実務経験(1年以上)
  • 歓迎スキル:エンジニアとしての開発実務でJava、PHP、Ruby、Pythonを使用した経験

iOSエンジニアは非常に需要があるので 未経験者 OK の求人も多数ありますが、 過去にアプリの開発やその他のシステム開発経験のある人材が就職や転職において有利になるというのは間違いありません。

仮に 完全未経験からiOSエンジニアへ就職や転職を検討している場合、 まずは自作 アプリなどの開発を行うと同時に、開発環境を整えて経験を積むことから始める必要があるでしょう。

iOSエンジニアの使用するプログラミング言語

iOSアプリの開発に採用されるプログラミング言語はSwiftもしくはObjective-Cです。現在のiOSアプリの開発はSwiftが主に使われています。したがって、最低でもSwiftは扱えるようになっておく必要があるでしょう。

さらに、Objective-Cを 使えるようにすることで、より就職や 転職が成功できる可能性があります。

iOSエンジニアの気になる年収相

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求人サイト「求人ボックス」のデータによると、企業に勤める正社員のiOSエンジニアの平均年収は646万円です。これだけだと年収が高いのかいまいちわからないかと思うので、日本人の平均給与所得と比較してみましょう。
参考: 求人ボックス(iOSエンジニア)
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出典:令和3年分民間給与実態統計調査|国税庁
参照:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2021/pdf/002.pdf
国税庁の令和3年度の「民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の平均年収が433万円であるため、全体の平均年収よりも200万円以上高いことになります。

IT業界は平均的に年収相場が高い傾向にありますが、その中でもiOSエンジニアは平均年収が高い水準にあると言えるでしょう。

一方でフリーランスのiOSエンジニアの場合、正確な年収をまとめているデータはありませんでした。もっともいくつかのフリーランス向けの案件を紹介している求人サイトを見てみると、iOSエンジニアの月収相場は約30万円から100万円ほどが平均であることが分かりました。

ただし、フリーランスとして活躍しているiOSエンジニアの場合、所有しているスキルやそれまでの経験によって収入の額も大きく変わってきます。他のフリーランスのエンジニア職と比較してもそれは変わらないので、フリーランスとしてiOSエンジニアで働くと考えるとなると他のエンジニアとあまり変わらないことが予想されます。

一方で未経験のiOSエンジニアの場合、求人サイトなどを参考にすると年収相場は約300万円から400万円ほどが平均であることが分かりました。やはりエンジニアは実力主義の傾向があることから、年収の相場もスキルや経験によって大きく変わってきます。

ただし先ほども紹介したように平均年収は約600万円程度なので、最初は300万円から400万円ほどであったとしてもスキルや経験を積めば収入アップが狙えるでしょう。

このように、iOSエンジニアは他の業界と比べても平均年収相場が高い職種といえます。

iOSエンジニアの将来性はある?

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これからiOSエンジニアになることを検討している、もしくは転職することを考えている人の場合、そもそも将来性のある仕事なのか気になるという人も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、iOSエンジニアは次の3つの理由から非常に将来性のある仕事だと言われています。

  • 市場規模が大きい
  • 多くの商品に使われている
  • iOSエンジニアの現在と今後の将来性

それぞれの理由について、以下で詳しく見ていきましょう。

市場規模が大きい

Apple社の製品に採用されているiOSには、どれくらいの市場規模があるのか見てみましょう。ここでは主にスマートフォンを取上げ、海外と国内との市場の違いを見ていきます。

モバイル専門調査機関であるMMD研究所が2022年5月に発表した調査によると、国内のスマートフォン市場では、iOSとAndroidとのシェアが逆転しています。iPhone(iOS)のシェア44.1%に対して、Androidは51.5%です。年代別に見ると、男女ともに年代が高くにつれてAndroidのシェアが高くなっています。日本の市場において、Androidのシェアが高いのは主に60代です。

それに対してIOSは、年代が若くなるほどシェアが高くなることがわかっています。男女ともにIOSのシェアが高いのは10代となっており、その後20代30代と続いています。

ここで注目すべきポイントは、新しいものや流行などに敏感な若者はiPhoneを好んで利用しているという点です。シニア向けのスマートフォンにはAndroidが多く、基本的にはiPhoneと比べると機能が制限されているというものもあります。

そのため、日本国内においては現在においても市場規模が大きいのはもちろんのこと、将来的にユーザーが年齢を重ねるにつれてiPhoneの利用者数も増えていくことが予想されます。

多くの商品に使われている

iOSは主に次のような商品に使われているものです。

  • Mac(コンピューター)
  • iPhone(スマートフォン)
  • iPad(タブレット)
  • AppleWatch(スマートウォッチ)
  • AirPods(ワイヤレスヘッドフォン)

近年ではPCよりもスマートフォンの普及率のほうが高く、iPhoneのイメージがあるApple社ですが、1976年4月にPCの製造を起源としている企業です。2000年代にはiPodというオーディオプレーヤーが世界的にヒットするなど、時代の一歩先をいく製品を生み出し続けています。

なお、厳密には、iOSといえるのはiPhoneのOSのみです。しかし、iPadOS、watchOS、tvOSなど、ほかの製品に採用されているOSは、iOSアプリ開発と同じスキルカテゴリに属します。macOSはSwiftを使用した開発を行っているため、親和性があるといえるでしょう。

このように数多くの商品に使われていることから、iOSエンジニアとして活躍する余地は十分あると言えるでしょう。

iOSエンジニアの現在と今後の将来性

このようにiOSエンジニアは非常に需要があり、現在でも多くの企業が求めている人材と言えます。もっとも今後の将来性はどうなるのでしょうか?

基本的にiOSエンジニアが継続的に活躍できる環境を求めるのであれば、Apple社のシェアや業績というのが大きく関わってきます。2024年段階において、Appleが提供しているiPhoneやその他の製品は、世界中に利用されているものです。

今後いきなりシェアが縮小してしまったり、業績が急降下してしまったりといった可能性は否定できませんが、それでも現在の段階で多くの国の人たちの生活に欠かせないサービスになりつつあると言えるでしょう。こういった状況が続く限り、iOSエンジニアが活躍できる環境というのは継続的に維持される可能性が高いです。

そのため現在においても需要のあるiOSエンジニアですが、今後もしばらくは将来性のある仕事として多くの人に人気の職業であり続けるでしょう。

iOSエンジニアの仕事内容

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iOSエンジニアの仕事内容は、主に以下の6つです。

1.アプリの要件定義
2.システム設計
3.アプリ開発
4.製品テスト
5.アップデート
6.不具合の対応

それぞれの内容について、以下で詳しく見ていきましょう。

アプリの要件定義

要件定義とは、アプリやシステム開発の工程の1つであり、プロジェクトの初期に実施される工程のことです。具体的には、求められる条件(要件)の内容や意味を、他と区別できるように明らかにする(定義)という意味の言葉で、システム開発の「目的」を明確にする作業のことを指します。

アプリやシステム開発で実装する範囲やシステム要件を決定するために行われる重要な工程であり、要件定義がしっかり行われているかどうかによってアプリやシステム開発が成功するかどうかが決まると言っても過言ではありません。

そのため要件定義の段階では、ユーザー企業や経営層、アプリやシステムを活用する部門の達成したい目標や理想像を実現するためにエンジニアが細かくヒアリングを行う必要があります。

システム設計

システム設計とは、要件定義の段階で定められた要件をベースにして、ユーザーやクライアントが求めているであろう機能を具現化するための設計を行う作業です。開発するシステムに実装する機能やコンポーネントを決定して、実行するプラットフォームやシステム全体の構造などについてもiOSエンジニアを含めた開発チームが検討します。

この段階で、システムに使用するプログラミング言語やフレームワークなど、開発に関する細かい部分についても決定するケースが多いです。

アプリ開発

要件定義やシステム設計が完了したら、実際にアプリ開発が始まります。iOSエンジニアが開発するアプリに関しては、主にデジタルデバイスやWeb上などで動くものがメインです。種類としてはWebアプリやネイティブアプリなどが一般的になります。

Webアプリとは、Webブラウザ上で動かすアプリのことであり、ネイティブアプリとは特定のプラットフォーム上で直接動作するアプリのことです。

iOSエンジニアが他のエンジニアと異なる点は、フロントエンドの開発やサーバーサイドの開発も一緒に行うところです。フロントエンドとは、実際にユーザーが目に触れて操作をする部分のことを言います。

例えば、iPhoneにインストールされているアプリの本体やブラウザ上で実際に動作してくれる部分の開発を担当するのが、アプリ開発におけるフロントエンドの業務内容です。一方、サーバーサイド開発とは、バックエンド開発とも呼ばれており、サーバーの内部における処理を実装するための工程のことです。

このように、Iosのアプリ開発において様々な種類や様々な箇所の業務を担当するのが
iOSエンジニアの大きな特徴と言えるでしょう。

製品テスト

iOSエンジニアは完成したアプリのテストなどを行うのも仕事の一つです。テストに関しては、プログラム単位で行われるユニットのテストやモジュールを連携して行われる結合テスト、要件を満たしているかどうかの機能テストなどが含まれます。

実際にアプリをリリースするためには、この製品テストの過程は欠かすことができません。テストの工程でどれだけユーザー目線で検証するかが重要であり、何度も使いやすいアプリにするためにブラッシュアップするのが通常です。

アップデート

iOSエンジニアは、リリースしてから見つかったバグの修正をしたり、口コミ修正を行ったりなど随時アップデートを行うのも仕事です。

不具合の対応

仮にアプリを提供してからバグやエラーなどで不具合が生じた場合、すぐに不具合の対応も行わなければいけません。

iOSエンジニアの年収を決めるポイント

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iOSエンジニアの年収を決めるポイントは以下の3つです。

  • 働く企業の規模や業績
  • iOSエンジニアとしてのスキルと経験
  • 対応できる仕事の内容

それぞれのポイントについて、以下で詳しく見ていきましょう。

働く企業の規模や業績

正社員として働くiOSエンジニアの場合、働く企業の規模や業績というのは年収を決める上で非常に大きなポイントとなってきます。一般的な会社員と同様に、iOSエンジニア関しても企業の規模が大きければ大きいほど給料の水準も高くなります。

基本的にアプリは審査基準が厳しくなっており、リリースするまでに求められるアプリのクオリティへというのも高くなるので非常に競争が厳しい業界です。こういった業界で高い年収かつ安定して活躍するためには、自分自身のスキルや知識はもちろんのことですがクオリティの高いアプリを安定して提供できる企業に勤めることも重要となります。

特にフリーランスではなく正社員として働きたいと考えているのであれば、働くな企業の規模や業績というのは必ず事前にチェックして、実際にどれくらいのアプリを年間リリースしているかなども確認しておくと良いでしょう。

iOSエンジニアとしてのスキルと経験

iOSエンジニアの年収に関しては、持っているスキルや経験というのも大きく関わってきます。基本的に実力主義の業界であるため、優れたスキルや豊富な経験を持っている人の方が稼ぎやすいのが特徴です。

また企業によって開発環境や利用しているプログラミング言語なども異なるので、どのような開発環境でも対応できたり、複数のプログラミング言語に対応できたりなどユーティリティ性の高い人材の場合はより稼げる可能性があります。

そのため自分の持っているスキルや対応できる仕事の範囲をあらかじめ明確にしておき、自分の活躍できる企業に所属することがiOSエンジニアとしてより高い年収を稼ぐためのポイントと言えるでしょう。

対応できる仕事の内容

iOSエンジニアとしてより高い年収を得たいのであれば、対応できる仕事の内容というのも重要な要素です。そのため、多くの企業では今現在何ができるのかではなく何をしてきたかというのがより注目されます。

そのためiOSエンジニアとして稼ぎたい、年収アップを狙っているのであれば、下流工程だけではなく上流工程など幅広い経験を積んでキャリアを歩んでいくことも重要となります。

iOSエンジニアとして活躍するために必要なスキル

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iOSエンジニアとして活躍するためには次のようなスキルも必要となります。

  • アプリ開発のスキル
  • データベースに関するスキル
  • Apple社がリリースしたSwift関連のスキル
  • Objective-Cのスキル
  • Flutter・Firebaseの知識と経験
  • コミュニケーションスキル
  • UX/UIに関する知識

それぞれのスキルについて簡単に見ていきましょう。

アプリ開発のスキル

アプリ開発をする上では、まず必要となるのがアプリ開発に必要なプログラミング言語のスキルです。具体的な言語については以下で詳しく解説していきます。

データベースに関するスキル

iOSエンジニアの仕事内容に関するところでも述べたように、iOSエンジニアはプロジェクトの規模によってデータベースの構築を担当する場合もあります。そのため、最低限企業が利用するであろうデータベースの製品に関する知識は身につけておかなければなりません。

データベースの種類によって使い方や特徴などもかなり違うので、業務においてどの製品を取り扱うかによっても学ぶべきものは変わってきます。データベースによっては検定試験や資格試験を行っているところもあるので、スキルや知識を身につける一環として資格を取るというのもおすすめです。

Apple社がリリースしたSwift関連のスキル

Swiftは、Apple社が2014年に発表したオブジェクト指向言語です。アプリケーションの開発を想定して作られた言語であり、iosやMacOSなどApple関連のアプリケーションを開発するのに使われています。

Objective-Cのスキル

Objective-Cは、主にiosアプリで使われているプログラミング言語です。かなり長い間iosアプリの市場を独占していたので、かなり多くの開発事例とノウハウが蓄積されており学習しやすい言語でもあります。

iOSのアプリを作る上では必要不可欠の知識となります。

Flutter・Firebaseの知識と経験

Flutterは、スマートフォンのアプリケーション開発に特化したモバイルフレームワークの一種です。2018年にリリースされた比較的新しいフレームワークながら、機能性と将来性の高さから、システム開発に導入するエンジニアも少なくありません。このFlutterはオープンソースで利用できるため、企業や個人を問わず気軽に利用できるフレームワークです。

そのため最近では多くの企業や個人に使われており、アプリ開発をする上では必ず身につけておきたい知識とスキルとなっています。

FirebaseはGoogleが提供している、モバイルアプリ・Webアプリの開発に役立つ機能を持つプラットフォームです。Firebaseを使うことで簡単に素早くアプリケーションを開発できます。

コミュニケーションスキル

アプリ開発をする上ではコミュニケーションスキルも欠かすことができません。iOSエンジニアはフロントエンドやサーバーサイドに関する業務も行うと仕事内容のところで解説してきましたが、企業の規模や大規模なプロジェクトによっては複数のエンジニアが協力して業務を行う場合もあります。

複数のエンジニアが協力して業務を行う場合、こまめにコミュニケーションを取りながら業務を進めないとスムーズにアプリを開発することができません。技術職と思われがちなエンジニア職ですが、少なくとも業務をスムーズに進める上で最低限のコミュニケーションスキルというのも必要になります。

UX/UIに関する知識

iOSエンジニアが開発するのは、ユーザーが見て実際に触る部分です。そのためUI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を考慮した開発というのも求められます。

UIやUXは、どちらもユーザーがWebサイトやアプリケーションを問題なく使うことができるかに関係してくるポイントです。また、UIやUXに関連した知識やスキルを身につけた場合、UI・UXエンジニアにキャリアチェンジすることもできます。

UI・UXエンジニアは比較的新しい職種なので、多くの企業が必要としているのも特徴です。iOSエンジニアからキャリアチェンジすれば、年収の大幅アップも期待できるでしょう。

未経験からiOSエンジニアになるための方法

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未経験からiOSエンジニアになるためには、次のような流れで就職や転職を進めていくのが良いでしょう。

  • プログラミングスキルを身につける
  • 自作のアプリを作ってみる
  • コミュニケーションスキルを磨く
  • 求人サイトやエージェントを利用する
  • 未経験でもOKの求人に応募して経験やスキルを磨く

iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格

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iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格は主に以下の3つです。

  • 応用情報技術者試験
  • ITパスポート試験
  • プロジェクトマネージャ試験(PM)

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験とは、経済産業省が管轄しているIPA(情報処理推進機構)によって実施されている国家試験です。IPAによると、応用情報技術者試験の対象となる人は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を持ち、高度IT人材としての方向性を確立した者」です。

一見すると難しそうに見える試験ですが、過去の合格率は平均約22%前後となっています。これは、受験者の5人に1人が合格している計算です。簡単な難易度の試験とは言えませんが、他の難易度の高い国家資格と比べると挑戦しやすい資格と言えるでしょう。

参考:応用情報技術者試験|IPA独立行政法人情報処理推進機構

ITパスポート試験

ITパスポートとは、国家試験である情報処理技術者試験のうちの1つです。試験では、ITに関係する基礎的な知識を網羅的に取得できているかが問われます。

IT業界関連の国家試験では入門レベルに相当するものであり、iOSエンジニアとして働いている人だけではなく幅広い職種の社会人や学生が受験している人気の資格です。この資格を取得することによって、最低限のitに関する基礎的な知識があるというのを客観的に証明することができます。

また仕事をする上でも、前提となる最低限の知識を身につけることができるので、特にこれまで他の業界で働いてきてITに詳しくないという人にとってはおすすめの資格です。

なお、ITパスポート試験の合格率は平均すると毎年50%前後で、2人に1人の割合で合格しています。数多くある国家試験の中では高い合格率であり、難易度はそこまで難しくないと言えるでしょう。最年少の合格者は7歳の小学1年生で、合格者の平均年齢は約29.6歳と発表されています。

参考:iパスとは

プロジェクトマネージャ試験(PM)

プロジェクトマネージャー試験とは、IPAが実施している国家試験の一つです。応用情報技術者試験の上位に位置付けられており、試験内容も難しく設定されています。

プロジェクトマネージャー試験の対象者は「システム開発のプロジェクト責任者として予算や納期、品質などの管理を行う人」です。そのため、責任者としてプロジェクトを成功させるとともに、プロジェクトメンバーを成長させたいを考えている人に最適の試験と言えます。

プロジェクトマネージャー試験の合格率は、平均で約14%前後となっており、他の国家試験と比べても難易度の高い試験と言えるでしょう。

参考:プロジェクトマネージャ試験|試験情報|IPA独立行政法人...

まとめ|iOSエンジニアの気になる年収相場

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今回はiOSエンジニアの気になる年収相場について解説してきました。

基本的に他のエンジニア職と同様にiOSエンジニアもスキルや経験が重要視される職種です。もっとも未経験からなるのは不可能ではなく、今回紹介してきたように段階を踏めば就職や転職することもできます。

市場規模も大きく将来性のある職種でもあるので、これからiOSエンジニアになることを検討している人は、今回の記事を参考にして実際に就職や転職を目指してみてはいかがでしょうか?

また今回紹介してきた年収アップのための方法や資格などを取得すれば、iOSエンジニアとしてより稼ぐことも夢ではありません。ぜひ参考にしてくださいね!

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