# ECSとEFSを連携して永続ストレージを実現する方法

## 1. はじめに

Amazon Elastic Container Service (ECS) と Amazon Elastic File System (EFS) を連携させることで、コンテナ化されたアプリケーションに永続的なストレージを提供することができます。この設定により、状態管理が必要なアプリケーションやデータを持続的に保存することが可能になります。この記事では、その具体的な方法をステップ・バイ・ステップで紹介します。

## 2. ECSとEFSの概要

### 2-1. Amazon ECSとは

Amazon ECSは、Dockerコンテナを実行するために最適化されたフルマネージド型のコンテナマネージメントサービスです。スケーラブルで、高可用性を持ち、クラウドネイティブアプリケーションのデプロイを簡素化します。

### 2-2. Amazon EFSとは

Amazon EFSは、クラウドベースでスケーラブルなファイルストレージシステムで、複数のEC2インスタンスまたはECSタスクで共有ストレージとして使用することができます。

## 3. ECSとEFSの連携手順

### 3-1. EFSファイルシステムの作成

1. **EFSコンソールにアクセス**:
   AWSマネジメントコンソールのEFSセクションに選び、「ファイルシステムを作成」します。

2. **ネットワーク設定**:
   デフォルト設定を使用するか、VPCとサブネットを指定します。

3. **ファイルシステムのポリシー設定**:
   必要に応じて、IAMポリシーを設定し、特定のロールやユーザーにアクセスを制御します。

### 3-2. ECSタスク定義の更新

1. **ECSコンソールにアクセス**:
   ECSのタスク定義を開き、新しいリビジョンを作成します。

2. **ボリューム設定の追加**:
   タスク定義にEFSマウントを追加します。

   ```json
   {
     "name": "efs-volume",
     "efsVolumeConfiguration": {
       "fileSystemId": "fs-xxxxxx",
       "rootDirectory": "/",
       "transitEncryption": "ENABLED"
     }
   }
   ```

3. **コンテナ設定でボリュームをマウント**:
   コンテナ内で利用可能なディレクトリにEFSのボリュームをマウントします。

   ```json
   {
     "containerPath": "/mnt/data",
     "sourceVolume": "efs-volume"
   }
   ```

### 3-3. ECSクラスターの更新

1. **タスクの更新**:
   更新したタスク定義を使用して、新しいタスクを起動します。

2. **テストと確認**:
   EFSにデータを保存し、他のタスクまたはEC2インスタンスからデータが読めることを確認します。

## 4. セキュリティ設定

### 4-1. セキュリティグループの設定

- **EFSのセキュリティグループ**: NFSプロトコルの2049ポートを開けます。
- **ECSタスクのセキュリティグループ**: EFSアクセスを許可するように設定します。

### 4-2. IAMロールの設定

- タスク実行ロールにEFSへの適切なアクセス許可 (例: `elasticfilesystem:ClientMount`) を付与します。

## 5. トラブルシューティング

- **EFSのアクセス権限の確認**: 読み書き権限が正しいかチェック。
- **ネットワーク接続の確認**: セキュリティグループがECSからEFSへの通信を許可しているかを確認。

## 6. まとめ

Amazon ECSとEFSの組み合わせは、クラウド環境で永続的なデータストレージを簡単に実現できます。適切な設定を行うことで、スケーラブルで信頼性の高いストレージソリューションを構築できるでしょう。トラブルシューティングを行う際は、ネットワーク設定とIAMロールの権限を特に注意してください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# ECSとEFSを連携して永続ストレージを実現する方法

## 1. はじめに

Amazon Elastic Container Service (ECS) と Amazon Elastic File System (EFS) を連携させることで、コンテナ化されたアプリケーションに永続的なストレージを提供することができます。この設定により、状態管理が必要なアプリケーションやデータを持続的に保存することが可能になります。この記事では、その具体的な方法をステップ・バイ・ステップで紹介します。

## 2. ECSとEFSの概要

### 2-1. Amazon ECSとは

Amazon ECSは、Dockerコンテナを実行するために最適化されたフルマネージド型のコンテナマネージメントサービスです。スケーラブルで、高可用性を持ち、クラウドネイティブアプリケーションのデプロイを簡素化します。

### 2-2. Amazon EFSとは

Amazon EFSは、クラウドベースでスケーラブルなファイルストレージシステムで、複数のEC2インスタンスまたはECSタスクで共有ストレージとして使用することができます。

## 3. ECSとEFSの連携手順

### 3-1. EFSファイルシステムの作成

1. **EFSコンソールにアクセス**:
   AWSマネジメントコンソールのEFSセクションに選び、「ファイルシステムを作成」します。

2. **ネットワーク設定**:
   デフォルト設定を使用するか、VPCとサブネットを指定します。

3. **ファイルシステムのポリシー設定**:
   必要に応じて、IAMポリシーを設定し、特定のロールやユーザーにアクセスを制御します。

### 3-2. ECSタスク定義の更新

1. **ECSコンソールにアクセス**:
   ECSのタスク定義を開き、新しいリビジョンを作成します。

2. **ボリューム設定の追加**:
   タスク定義にEFSマウントを追加します。

   ```json
   {
     "name": "efs-volume",
     "efsVolumeConfiguration": {
       "fileSystemId": "fs-xxxxxx",
       "rootDirectory": "/",
       "transitEncryption": "ENABLED"
     }
   }
   ```

3. **コンテナ設定でボリュームをマウント**:
   コンテナ内で利用可能なディレクトリにEFSのボリュームをマウントします。

   ```json
   {
     "containerPath": "/mnt/data",
     "sourceVolume": "efs-volume"
   }
   ```

### 3-3. ECSクラスターの更新

1. **タスクの更新**:
   更新したタスク定義を使用して、新しいタスクを起動します。

2. **テストと確認**:
   EFSにデータを保存し、他のタスクまたはEC2インスタンスからデータが読めることを確認します。

## 4. セキュリティ設定

### 4-1. セキュリティグループの設定

- **EFSのセキュリティグループ**: NFSプロトコルの2049ポートを開けます。
- **ECSタスクのセキュリティグループ**: EFSアクセスを許可するように設定します。

### 4-2. IAMロールの設定

- タスク実行ロールにEFSへの適切なアクセス許可 (例: `elasticfilesystem:ClientMount`) を付与します。

## 5. トラブルシューティング

- **EFSのアクセス権限の確認**: 読み書き権限が正しいかチェック。
- **ネットワーク接続の確認**: セキュリティグループがECSからEFSへの通信を許可しているかを確認。

## 6. まとめ

Amazon ECSとEFSの組み合わせは、クラウド環境で永続的なデータストレージを簡単に実現できます。適切な設定を行うことで、スケーラブルで信頼性の高いストレージソリューションを構築できるでしょう。トラブルシューティングを行う際は、ネットワーク設定とIAMロールの権限を特に注意してください。 

ECSとEFSを連携して永続ストレージを実現する方法

1. はじめに

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）