# Azure Functions における Durable Functions のデプロイ方法

## 目次
1. はじめに
2. Durable Functions の基本
3. 開発環境のセットアップ
4. Azure Functions プロジェクトの作成
   - 4.1 Durable Functions テンプレートの利用
5. コードの実装
   - 5.1 オーケストレーター関数の実装
   - 5.2 アクティビティ関数の実装
6. Azure へのデプロイ
   - 6.1 Azure ポータルを使用したデプロイ
   - 6.2 Azure CLI を使用したデプロイ
7. デプロイ後の確認
8. トラブルシューティング
9. まとめ

## 1. はじめに

Azure Functions は、イベント駆動型のサーバーレスコンピューティングプラットフォームです。特に複雑なワークフローを管理する場合、Durable Functions を使用すると、状態を持つ関数のオーケストレーションが可能になります。本記事では、Durable Functions のデプロイ方法を詳しく解説します。

## 2. Durable Functions の基本

Durable Functions は、Azure Functions 上でステートフルな関数を実行するための拡張機能です。以下のような特徴があります。

- **オーケストレーター関数**: ワークフロー全体を管理します。
- **アクティビティ関数**: ワークフローの各ステップを実行します。
- **永続化**: 関数の状態が自動的に保存され、クラッシュや再起動後も続行できます。

## 3. 開発環境のセットアップ

Durable Functions を開発するには、以下のツールが必要です。

- Visual Studio Code または Visual Studio
- Azure Functions Core Tools
- Azure CLI
- Node.js または .NET Core SDK（開発言語に応じて）

次に、開発環境のセットアップ手順を示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. Azure Functions プロジェクトの作成

### 4.1 Durable Functions テンプレートの利用

Visual Studio Code で新しい Azure Functions プロジェクトを作成し、Durable Functions テンプレートを選択します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. コードの実装

### 5.1 オーケストレーター関数の実装

オーケストレーター関数は、アクティビティ関数を呼び出し、次のステップを制御します。以下は簡単な例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5.2 アクティビティ関数の実装

各ステップの処理を行うアクティビティ関数を実装します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. Azure へのデプロイ

### 6.1 Azure ポータルを使用したデプロイ

Azure ポータルを使用して新しい Function App を作成し、そこにコードをデプロイします。

### 6.2 Azure CLI を使用したデプロイ

Azure CLI を使用してもデプロイ可能です。以下のコマンドを使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. デプロイ後の確認

デプロイが成功したら、Azure Functions のエンドポイントを使用して動作を確認します。Azure ポータルでログを確認し、関数の動作状態を監視できます。

## 8. トラブルシューティング

- **ログチェック**: Azure ポータルで Application Insights を使用して詳細なログを確認できます。
- **デバッグ**: ローカル環境で Azure Functions Core Tools を使用してデバッグします。
- **権限の確認**: ストレージアカウントやその他のリソースへのアクセス許可が正しいか確認します。

## 9. まとめ

Azure Functions における Durable Functions のデプロイは、ステートフルなワークフローの実装に適しており、スケーラブルで信頼性の高いアプリケーションを構築するのに役立ちます。Azure の強固なインフラを活用することで、複雑なビジネスロジックを簡素化し、迅速にデプロイできます。次回はさらに高度なシナリオへの応用について解説します。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Azure Functions における Durable Functions のデプロイ方法

## 目次
1. はじめに
2. Durable Functions の基本
3. 開発環境のセットアップ
4. Azure Functions プロジェクトの作成
   - 4.1 Durable Functions テンプレートの利用
5. コードの実装
   - 5.1 オーケストレーター関数の実装
   - 5.2 アクティビティ関数の実装
6. Azure へのデプロイ
   - 6.1 Azure ポータルを使用したデプロイ
   - 6.2 Azure CLI を使用したデプロイ
7. デプロイ後の確認
8. トラブルシューティング
9. まとめ

## 1. はじめに

Azure Functions は、イベント駆動型のサーバーレスコンピューティングプラットフォームです。特に複雑なワークフローを管理する場合、Durable Functions を使用すると、状態を持つ関数のオーケストレーションが可能になります。本記事では、Durable Functions のデプロイ方法を詳しく解説します。

## 2. Durable Functions の基本

Durable Functions は、Azure Functions 上でステートフルな関数を実行するための拡張機能です。以下のような特徴があります。

- **オーケストレーター関数**: ワークフロー全体を管理します。
- **アクティビティ関数**: ワークフローの各ステップを実行します。
- **永続化**: 関数の状態が自動的に保存され、クラッシュや再起動後も続行できます。

## 3. 開発環境のセットアップ

Durable Functions を開発するには、以下のツールが必要です。

- Visual Studio Code または Visual Studio
- Azure Functions Core Tools
- Azure CLI
- Node.js または .NET Core SDK（開発言語に応じて）

次に、開発環境のセットアップ手順を示します。

```bash
# Azure CLI のインストール
npm install -g azure-functions-core-tools@3 --unsafe-perm true

# Azure CLI のローカルログイン
az login
```

## 4. Azure Functions プロジェクトの作成

### 4.1 Durable Functions テンプレートの利用

Visual Studio Code で新しい Azure Functions プロジェクトを作成し、Durable Functions テンプレートを選択します。

```bash
func init <プロジェクト名> --dotnet
cd <プロジェクト名>
func new --template "Durable Functions Orchestration"
```

## 5. コードの実装

### 5.1 オーケストレーター関数の実装

オーケストレーター関数は、アクティビティ関数を呼び出し、次のステップを制御します。以下は簡単な例です。

```csharp
[FunctionName("OrchestratorFunction")]
public static async Task<List<string>> RunOrchestrator(
    [OrchestrationTrigger] IDurableOrchestrationContext context)
{
    var outputs = new List<string>();

    outputs.Add(await context.CallActivityAsync<string>("ActivityFunction", "Tokyo"));
    outputs.Add(await context.CallActivityAsync<string>("ActivityFunction", "Seattle"));
    outputs.Add(await context.CallActivityAsync<string>("ActivityFunction", "London"));

    return outputs;
}
```

### 5.2 アクティビティ関数の実装

各ステップの処理を行うアクティビティ関数を実装します。

```csharp
[FunctionName("ActivityFunction")]
public static string SayHello([ActivityTrigger] string name, ILogger log)
{
    log.LogInformation($"Saying hello to {name}.");
    return $"Hello, {name}!";
}
```

## 6. Azure へのデプロイ

### 6.1 Azure ポータルを使用したデプロイ

Azure ポータルを使用して新しい Function App を作成し、そこにコードをデプロイします。

### 6.2 Azure CLI を使用したデプロイ

Azure CLI を使用してもデプロイ可能です。以下のコマンドを使用します。

```bash
# リソースグループの作成
az group create --name <ResourceGroupName> --location <Location>

# Function App の作成
az functionapp create --resource-group <ResourceGroupName> --consumption-plan-location <Location> \
                      --runtime dotnet --functions-version 3 --name <FunctionAppName> --storage-account <StorageAccountName>

# デプロイ
func azure functionapp publish <FunctionAppName>
```

## 7. デプロイ後の確認

デプロイが成功したら、Azure Functions のエンドポイントを使用して動作を確認します。Azure ポータルでログを確認し、関数の動作状態を監視できます。

## 8. トラブルシューティング

- **ログチェック**: Azure ポータルで Application Insights を使用して詳細なログを確認できます。
- **デバッグ**: ローカル環境で Azure Functions Core Tools を使用してデバッグします。
- **権限の確認**: ストレージアカウントやその他のリソースへのアクセス許可が正しいか確認します。

## 9. まとめ

Azure Functions における Durable Functions のデプロイは、ステートフルなワークフローの実装に適しており、スケーラブルで信頼性の高いアプリケーションを構築するのに役立ちます。Azure の強固なインフラを活用することで、複雑なビジネスロジックを簡素化し、迅速にデプロイできます。次回はさらに高度なシナリオへの応用について解説します。 

Azure Functions における Durable Functions のデプロイ方法

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