SupabaseとFirebaseの違いを図で解説

0

2025年04月12日 6:58

目次

  1. はじめに
  2. Firebaseの概要
  3. Supabaseの概要
  4. FirebaseとSupabaseの違い
    1. アイデンティティ・認証
    2. データベースとストレージ
    3. サーバーレスと自動化
    4. 料金体系
  5. 選択の基準
  6. 比較表
  7. まとめ

1. はじめに

FirebaseとSupabaseは、バックエンドのインフラストラクチャを手間なく構築するために設計されたプラットフォームです。どちらも開発者が迅速にアプリを開発、デプロイできるよう支援しますが、それぞれの特徴や機能に違いがあります。この記事では、これらの違いを詳しく説明し、図を使って比較します。

2. Firebaseの概要

FirebaseはGoogleによって提供されるプラットフォームで、リアルタイムデータベース、クラウドファンクション、認証など、モバイルとWebアプリのためのさまざまな機能を提供しています。Firebaseは、スケーラビリティと使いやすさで高く評価されています。

3. Supabaseの概要

Supabaseは、オープンソースのバックエンド即サービス(BaaS)プラットフォームであり、PostgreSQLデータベースを基盤に置いています。Supabaseもリアルタイム機能を提供し、開発者が自前でサーバーを管理せずに高度なアプリケーションを構築することが可能です。

4. FirebaseとSupabaseの違い

4-1. アイデンティティ・認証

Firebaseは、Googleアカウント、Facebook、メール・パスワードなど、さまざまな認証方法をサポートしています。

Supabaseも複数のサードパーティと連携した認証を提供しますが、主にPostgreSQLのライブラリを基盤に実装されています。

4-2. データベースとストレージ

Firebaseのリアルタイムデータベースは、スキーマレスかつNoSQLです。Firestoreも利用可能で、スケーラブルなデータストレージを提供します。

Supabaseは、オープンソースのPostgreSQLを使用しており、SQLデータベースの全機能を利用できます。これによって、高度なクエリやトランザクションが可能です。

4-3. サーバーレスと自動化

Firebaseは、クラウドファンクションを使って、ユーザーアクションやデータの状態に反応するサーバーレスアーキテクチャをサポートしています。

Supabaseは、データの変更をリスンして通知を送信するリアルタイム機能がありますが、クラウドファンクションほどの自動化機能は提供していません。

4-4. 料金体系

Firebaseは、構造によっては無料で始められるが、高倍率のトラフィック時に費用が急増する場合があります。

Supabaseも基本的に無料プランがありますが、上位の機能やスケールに応じて有料プランが用意されています。また、オープンソースなので独自のカスタムが可能です。

5. 選択の基準

選択するプラットフォームはプロジェクトの要件に依存します。たとえば、エンタープライズレベルのアプリケーションには、フル機能のSQLデータベースが求められることが多いため、Supabaseが適しています。一方で、モバイルアプリを素早く市場投入したい場合には、Firebaseの提供する迅速な開発環境が有利です。

6. 比較表

以下の表は、機能ごとにFirebaseとSupabaseを比較したものです。

要素FirebaseSupabase
認証多数のプロバイダをサポートPostgreSQLベース
データベースFirestore/Realtime DBPostgreSQL
自動化クラウドファンクション通知機能を提供
価格使用量に応じた変動無料からサブスクリプション

7. まとめ

FirebaseとSupabaseは、それぞれ異なる強みと課題があり、プロジェクトの特定の要件に応じた適切な選択が求められます。利用する目的、予算、スケーリングの必要性に基づいて、最良の選択をするための理解を深めてください。

[cv:issue_marketplace_engineer]

# supabase
# Firebase
0

診断を受けるとあなたの現在の業務委託単価を算出します。今後副業やフリーランスで単価を交渉する際の参考になります。また次の単価レンジに到達するためのヒントも確認できます。