SupabaseとFirebaseの違いを図で解説
2025年04月12日 6:58
FirebaseとSupabaseは、バックエンドのインフラストラクチャを手間なく構築するために設計されたプラットフォームです。どちらも開発者が迅速にアプリを開発、デプロイできるよう支援しますが、それぞれの特徴や機能に違いがあります。この記事では、これらの違いを詳しく説明し、図を使って比較します。
FirebaseはGoogleによって提供されるプラットフォームで、リアルタイムデータベース、クラウドファンクション、認証など、モバイルとWebアプリのためのさまざまな機能を提供しています。Firebaseは、スケーラビリティと使いやすさで高く評価されています。
Supabaseは、オープンソースのバックエンド即サービス(BaaS)プラットフォームであり、PostgreSQLデータベースを基盤に置いています。Supabaseもリアルタイム機能を提供し、開発者が自前でサーバーを管理せずに高度なアプリケーションを構築することが可能です。
Firebaseは、Googleアカウント、Facebook、メール・パスワードなど、さまざまな認証方法をサポートしています。
Supabaseも複数のサードパーティと連携した認証を提供しますが、主にPostgreSQLのライブラリを基盤に実装されています。
Firebaseのリアルタイムデータベースは、スキーマレスかつNoSQLです。Firestoreも利用可能で、スケーラブルなデータストレージを提供します。
Supabaseは、オープンソースのPostgreSQLを使用しており、SQLデータベースの全機能を利用できます。これによって、高度なクエリやトランザクションが可能です。
Firebaseは、クラウドファンクションを使って、ユーザーアクションやデータの状態に反応するサーバーレスアーキテクチャをサポートしています。
Supabaseは、データの変更をリスンして通知を送信するリアルタイム機能がありますが、クラウドファンクションほどの自動化機能は提供していません。
Firebaseは、構造によっては無料で始められるが、高倍率のトラフィック時に費用が急増する場合があります。
Supabaseも基本的に無料プランがありますが、上位の機能やスケールに応じて有料プランが用意されています。また、オープンソースなので独自のカスタムが可能です。
選択するプラットフォームはプロジェクトの要件に依存します。たとえば、エンタープライズレベルのアプリケーションには、フル機能のSQLデータベースが求められることが多いため、Supabaseが適しています。一方で、モバイルアプリを素早く市場投入したい場合には、Firebaseの提供する迅速な開発環境が有利です。
以下の表は、機能ごとにFirebaseとSupabaseを比較したものです。
要素 | Firebase | Supabase |
---|---|---|
認証 | 多数のプロバイダをサポート | PostgreSQLベース |
データベース | Firestore/Realtime DB | PostgreSQL |
自動化 | クラウドファンクション | 通知機能を提供 |
価格 | 使用量に応じた変動 | 無料からサブスクリプション |
FirebaseとSupabaseは、それぞれ異なる強みと課題があり、プロジェクトの特定の要件に応じた適切な選択が求められます。利用する目的、予算、スケーリングの必要性に基づいて、最良の選択をするための理解を深めてください。
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