## 目次
1. はじめに
2. Tomcatのバージョン情報が漏れるリスク
3. バージョン情報の隠蔽手順
    1. `server.xml` の設定変更
    2. `web.xml` での設定
    3. カスタムエラーページの設定
4. セキュリティ対策の確認方法
5. まとめ

## 1. はじめに
Apache Tomcatは広く使用されているJavaサーブレットコンテナですが、デフォルト設定ではサーバーのバージョン情報が露出することがあります。攻撃者がこの情報を利用して、既知の脆弱性を持つバージョンに対して攻撃を企てる可能性があります。本記事では、Tomcatのバージョン情報を隠すための具体的な方法を紹介します。

## 2. Tomcatのバージョン情報が漏れるリスク
Tomcatの標準設定では、エラーページやHTTPレスポンスヘッダにバージョン情報が含まれることがあります。この情報が攻撃者に渡ると、特定のバージョンに関連する脆弱性を狙った攻撃を受けるリスクがあります。

## 3. バージョン情報の隠蔽手順
以下に紹介する手順によって、Tomcatのバージョン情報を隠すことができます。

### 3-1. `server.xml` の設定変更
`server.xml` ファイルにある `<Server>` 要素の `server` 属性を空にすることで、サーバー情報を隠すことができます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. `web.xml` での設定
`web.xml` ファイルにデフォルトのエラーページを設定し、不要な情報が漏れないようにします。以下の設定を追加します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-3. カスタムエラーページの設定
エラー時にデフォルトで表示される詳細なメッセージを抑止するため、カスタムエラーページを用意します。

1. `<Tomcat_Home>/webapps/ROOT/` に `error-pages` ディレクトリを作成
2. `404.html` や `500.html` などのカスタムエラーページを配置

## 4. セキュリティ対策の確認方法
変更後、実際にブラウザでエラーページを確認し、バージョン情報が表示されていないことを確認します。また、curlコマンドでHTTPレスポンスヘッダを確認することも有効です。

![img](/mosaic-code.jpg)

上記コマンド実行時に、`Server` ヘッダが含まれていなければOKです。

## 5. まとめ
Tomcatのバージョン情報を隠すことは、セキュリティ向上手法の一つです。ただし、これのみで全てのリスクに対応できるわけではありません。他のセキュリティ対策と組み合わせて、より堅牢なシステム構築を行ってください。定期的なアップデートやセキュリティパッチの適用も忘れずに。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## 目次
1. はじめに
2. Tomcatのバージョン情報が漏れるリスク
3. バージョン情報の隠蔽手順
    1. `server.xml` の設定変更
    2. `web.xml` での設定
    3. カスタムエラーページの設定
4. セキュリティ対策の確認方法
5. まとめ

## 1. はじめに
Apache Tomcatは広く使用されているJavaサーブレットコンテナですが、デフォルト設定ではサーバーのバージョン情報が露出することがあります。攻撃者がこの情報を利用して、既知の脆弱性を持つバージョンに対して攻撃を企てる可能性があります。本記事では、Tomcatのバージョン情報を隠すための具体的な方法を紹介します。

## 2. Tomcatのバージョン情報が漏れるリスク
Tomcatの標準設定では、エラーページやHTTPレスポンスヘッダにバージョン情報が含まれることがあります。この情報が攻撃者に渡ると、特定のバージョンに関連する脆弱性を狙った攻撃を受けるリスクがあります。

## 3. バージョン情報の隠蔽手順
以下に紹介する手順によって、Tomcatのバージョン情報を隠すことができます。

### 3-1. `server.xml` の設定変更
`server.xml` ファイルにある `<Server>` 要素の `server` 属性を空にすることで、サーバー情報を隠すことができます。

```xml
<Server port="8005" shutdown="SHUTDOWN" server="">
...
```

### 3-2. `web.xml` での設定
`web.xml` ファイルにデフォルトのエラーページを設定し、不要な情報が漏れないようにします。以下の設定を追加します。

```xml
<error-page>
    <error-code>404</error-code>
    <location>/error-pages/404.html</location>
</error-page>
<error-page>
    <error-code>500</error-code>
    <location>/error-pages/500.html</location>
</error-page>
```

### 3-3. カスタムエラーページの設定
エラー時にデフォルトで表示される詳細なメッセージを抑止するため、カスタムエラーページを用意します。

1. `<Tomcat_Home>/webapps/ROOT/` に `error-pages` ディレクトリを作成
2. `404.html` や `500.html` などのカスタムエラーページを配置

## 4. セキュリティ対策の確認方法
変更後、実際にブラウザでエラーページを確認し、バージョン情報が表示されていないことを確認します。また、curlコマンドでHTTPレスポンスヘッダを確認することも有効です。

```bash
curl -I http://localhost:8080
```

上記コマンド実行時に、`Server` ヘッダが含まれていなければOKです。

## 5. まとめ
Tomcatのバージョン情報を隠すことは、セキュリティ向上手法の一つです。ただし、これのみで全てのリスクに対応できるわけではありません。他のセキュリティ対策と組み合わせて、より堅牢なシステム構築を行ってください。定期的なアップデートやセキュリティパッチの適用も忘れずに。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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1. はじめに

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