# CodeCommitでGit LFSを使った際に「authorization required」になるときの対処

## 目次

1. 1 Git LFSとCodeCommitの基礎知識

    1. 1. 1 Git LFSとは

    1. 1. 2 AWS CodeCommitとは

2. 2 Git LFSの設定方法

    2. 2. 1 Git LFSのインストール

    2. 2. 2 プロジェクトでのGit LFSの設定

3. 3 「authorization required」の問題

    3. 3. 1 問題の概要

    3. 3. 2 発生原因

4. 4 問題解決の手順

    4. 4. 1 AWS CLIの設定

    4. 4. 2 Credential Helperの設定

    4. 4. 3 認証情報の更新

5. 5 よくあるトラブルシューティング

    5. 5. 1 IAMポリシーの確認

    5. 5. 2 リージョンのミスマッチ

6. 6 まとめ

## 1 Git LFSとCodeCommitの基礎知識

### 1. 1. 1 Git LFSとは

Git Large File Storage（Git LFS）は、Gitストレージを扱うために設計された拡張機能で、大きなファイルやバイナリデータを効率的に管理することができます。通常のGitリポジトリではテキストデータを扱うのに適している一方で、大容量ファイルを管理するのには不向きです。Git LFSはこの制限を克服し、バイナリファイルを専用のストレージに保存することで、リポジトリ自体のサイズを小さく保つことができます。

### 1. 1. 2 AWS CodeCommitとは

AWS CodeCommitは、AWSが提供するフルマネージドのソースコントロールサービスであり、Gitリポジトリをホスティングします。安全で拡張性が高く、開発チームがコードを効率的に管理し、協力してプロジェクトを進めるのを支援します。

## 2 Git LFSの設定方法

### 2. 2. 1 Git LFSのインストール

Git LFSを使用するためには、まずローカルマシンにインストールする必要があります。以下は、一般的なインストール手順です。

![img](/mosaic-code.jpg)

Git LFSが正しくインストールされているか確認するには、次のコマンドを実行します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 2. 2. 2 プロジェクトでのGit LFSの設定

続いて、プロジェクト内でGit LFSを設定します。特定のファイルタイプを追跡するように設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3 「authorization required」の問題

### 3. 3. 1 問題の概要

CodeCommitでGit LFSを使用している際、「authorization required」というエラーメッセージが表示され、LFSファイルをプッシュ・プルしようとする試みが失敗することがあります。このエラーは認証問題に起因するもので、AWSに対して適切な認証ができていない場合に発生します。

### 3. 3. 2 発生原因

このエラーの主な原因は、Git LFSがCodeCommitにアクセスするための認証情報を正しく取得できていないことです。具体的には以下の原因が考えられます。

- AWS CLIの認証設定の不備

- Credential Helperが正しく設定されていない

- IAMポリシーが十分に設定されていない

## 4 問題解決の手順

### 4. 4. 1 AWS CLIの設定

まず、AWS CLIを使用して正しく認証を行うために、認証情報を設定します。以下のコマンドを使用して、AWS CLIを設定してください。

![img](/mosaic-code.jpg)

ここで、アクセスキーとシークレットキー、デフォルトリージョン名、出力フォーマットを入力します。

### 4. 4. 2 Credential Helperの設定

Gitを使用してAWS CodeCommitに接続する場合、Credential Helperを設定することで、AWSの認証情報を使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

この設定により、GitはHTTP経由でAWS CodeCommitにアクセスする際、AWS CLIで設定された認証情報を使用します。

### 4. 4. 3 認証情報の更新

認証トークンが古くなると、「authorization required」エラーが発生する可能性があります。Git LFSは定期的に認証情報を更新する必要があります。

![img](/mosaic-code.jpg)

このコマンドにより、Git LFSで使用する認証情報を更新します。

## 5 よくあるトラブルシューティング

### 5. 5. 1 IAMポリシーの確認

適切なIAMポリシーが付与されていないと、CodeCommitにアクセスできません。CodeCommitへのフルアクセスを許可する以下のポリシーを確認してください。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5. 5. 2 リージョンのミスマッチ

設定されたAWSリージョンが実際にCodeCommitリポジトリが存在するリージョンと異なる場合、認証エラーが発生します。`aws configure`で設定したリージョンが正しいか確認してください。

## 6 まとめ

Git LFSをAWS CodeCommitで利用する際に、「authorization required」エラーが発生した場合、基本的な認証設定を確認・修正することで解決に導けます。具体的にはAWS CLIの設定やCredential Helperの設定を見直すことが重要です。また、IAMポリシーとAWSリージョンも必ず確認し、必要に応じて修正を行うことで、スムーズにGit LFSとCodeCommitを利用できるようになります。これらの手順を実施することで、認証トラブルを未然に防ぎ、効率的な開発環境を整えることが可能です。

# CodeCommitでGit LFSを使った際に「authorization required」になるときの対処

## 目次

1. 1 Git LFSとCodeCommitの基礎知識

    1. 1. 1 Git LFSとは

    1. 1. 2 AWS CodeCommitとは

2. 2 Git LFSの設定方法

    2. 2. 1 Git LFSのインストール

    2. 2. 2 プロジェクトでのGit LFSの設定

3. 3 「authorization required」の問題

    3. 3. 1 問題の概要

    3. 3. 2 発生原因

4. 4 問題解決の手順

    4. 4. 1 AWS CLIの設定

    4. 4. 2 Credential Helperの設定

    4. 4. 3 認証情報の更新

5. 5 よくあるトラブルシューティング

    5. 5. 1 IAMポリシーの確認

    5. 5. 2 リージョンのミスマッチ

6. 6 まとめ

## 1 Git LFSとCodeCommitの基礎知識

### 1. 1. 1 Git LFSとは

Git Large File Storage（Git LFS）は、Gitストレージを扱うために設計された拡張機能で、大きなファイルやバイナリデータを効率的に管理することができます。通常のGitリポジトリではテキストデータを扱うのに適している一方で、大容量ファイルを管理するのには不向きです。Git LFSはこの制限を克服し、バイナリファイルを専用のストレージに保存することで、リポジトリ自体のサイズを小さく保つことができます。

### 1. 1. 2 AWS CodeCommitとは

AWS CodeCommitは、AWSが提供するフルマネージドのソースコントロールサービスであり、Gitリポジトリをホスティングします。安全で拡張性が高く、開発チームがコードを効率的に管理し、協力してプロジェクトを進めるのを支援します。

## 2 Git LFSの設定方法

### 2. 2. 1 Git LFSのインストール

Git LFSを使用するためには、まずローカルマシンにインストールする必要があります。以下は、一般的なインストール手順です。

```bash

# Homebrewを使用する場合（MacOS）

brew install git-lfs

# Linuxの場合

sudo apt-get install git-lfs

# Git LFSの初期化

git lfs install

```

Git LFSが正しくインストールされているか確認するには、次のコマンドを実行します。

```bash

git lfs --version

```

### 2. 2. 2 プロジェクトでのGit LFSの設定

続いて、プロジェクト内でGit LFSを設定します。特定のファイルタイプを追跡するように設定します。

```bash

# 例: PNGファイルを管理対象に追加

git lfs track "*.png"

# .gitattributesファイルの追加

git add .gitattributes

```

## 3 「authorization required」の問題

### 3. 3. 1 問題の概要

CodeCommitでGit LFSを使用している際、「authorization required」というエラーメッセージが表示され、LFSファイルをプッシュ・プルしようとする試みが失敗することがあります。このエラーは認証問題に起因するもので、AWSに対して適切な認証ができていない場合に発生します。

### 3. 3. 2 発生原因

このエラーの主な原因は、Git LFSがCodeCommitにアクセスするための認証情報を正しく取得できていないことです。具体的には以下の原因が考えられます。

- AWS CLIの認証設定の不備

- Credential Helperが正しく設定されていない

- IAMポリシーが十分に設定されていない

## 4 問題解決の手順

### 4. 4. 1 AWS CLIの設定

まず、AWS CLIを使用して正しく認証を行うために、認証情報を設定します。以下のコマンドを使用して、AWS CLIを設定してください。

```bash

aws configure

```

ここで、アクセスキーとシークレットキー、デフォルトリージョン名、出力フォーマットを入力します。

### 4. 4. 2 Credential Helperの設定

Gitを使用してAWS CodeCommitに接続する場合、Credential Helperを設定することで、AWSの認証情報を使用します。

```bash

git config --global credential.helper '!aws codecommit credential-helper $@'

git config --global credential.UseHttpPath true

```

この設定により、GitはHTTP経由でAWS CodeCommitにアクセスする際、AWS CLIで設定された認証情報を使用します。

### 4. 4. 3 認証情報の更新

認証トークンが古くなると、「authorization required」エラーが発生する可能性があります。Git LFSは定期的に認証情報を更新する必要があります。

```bash

aws codecommit credential-helper $(git config --get remote.origin.url)

```

このコマンドにより、Git LFSで使用する認証情報を更新します。

## 5 よくあるトラブルシューティング

### 5. 5. 1 IAMポリシーの確認

適切なIAMポリシーが付与されていないと、CodeCommitにアクセスできません。CodeCommitへのフルアクセスを許可する以下のポリシーを確認してください。

```json

{

    "Version": "2012-10-17",

    "Statement": [

        {

            "Effect": "Allow",

            "Action": [

                "codecommit:*"

            ],

            "Resource": "*"

        }

    ]

}

```

### 5. 5. 2 リージョンのミスマッチ

設定されたAWSリージョンが実際にCodeCommitリポジトリが存在するリージョンと異なる場合、認証エラーが発生します。`aws configure`で設定したリージョンが正しいか確認してください。

## 6 まとめ

Git LFSをAWS CodeCommitで利用する際に、「authorization required」エラーが発生した場合、基本的な認証設定を確認・修正することで解決に導けます。具体的にはAWS CLIの設定やCredential Helperの設定を見直すことが重要です。また、IAMポリシーとAWSリージョンも必ず確認し、必要に応じて修正を行うことで、スムーズにGit LFSとCodeCommitを利用できるようになります。これらの手順を実施することで、認証トラブルを未然に防ぎ、効率的な開発環境を整えることが可能です。

CodeCommitでGit LFSを使った際に「authorization required」になるときの対処

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