# 目次

1. はじめに

2. gcloud CLIの概要

3. gcloud CLIのインストール方法

4. Cloud Storageバケットとは

5. バケットの作成

   - 5-1. プロジェクトの選択

   - 5-2. バケットの命名規則と設定

   - 5-3. バケットの作成コマンド

6. バケットの削除

   - 6-1. バケット削除前の確認事項

   - 6-2. バケットの削除コマンド

7. gcloud CLIを用いた操作の実例

8. よくあるトラブルシューティング

9. まとめ

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## 1. はじめに

Google Cloud Storageは、大規模なデータの保存と管理に適したオブジェクトストレージソリューションです。このガイドでは、gcloud CLIを利用してGoogle Cloud Storageにバケットを作成および削除する手順を具体的に解説します。

## 2. gcloud CLIの概要

gcloud CLIはGoogle Cloudのコマンドラインツールであり、Cloud Storageをはじめとするさまざまなサービスを管理するための強力なツールセットを提供します。

## 3. gcloud CLIのインストール方法

以下のコマンドを使用して、gcloud CLIをインストールすることができます。環境に応じて、適切な方法でインストールしてください。

```bash

# wgetを使用したインストール

wget https://dl.google.com/dl/cloudsdk/channels/rapid/downloads/google-cloud-sdk-<VERSION>-<PLATFORM>.tar.gz

# インストールスクリプトの実行

./google-cloud-sdk/install.sh

```

## 4. Cloud Storageバケットとは

Cloud Storageバケットは、データを保存するための単位です。各バケットには、唯一の名前が割り当てられ、Google Cloudのプロジェクト内で階層構造を作ることなくデータを管理できます。

## 5. バケットの作成

バケット作成の手順は以下の通りです。

### 5-1. プロジェクトの選択

最初に、操作対象のプロジェクトを選択します。

```bash

gcloud config set project <PROJECT_ID>

```

### 5-2. バケットの命名規則と設定

バケット名はグローバルに一意である必要があり、以下の条件を満たさなければなりません：

- 3から63文字の間

- 小文字の英字、数字、ダッシュを含む

### 5-3. バケットの作成コマンド

次に、バケットを作成します。

```bash

gcloud storage buckets create gs://<BUCKET_NAME> --location=<REGION>

```

上記のコマンドでは、`<BUCKET_NAME>`にバケット名を、`<REGION>`にバケットを作成するリージョンを指定します。

## 6. バケットの削除

バケット削除時には、データが失われることに注意が必要です。

### 6-1. バケット削除前の確認事項

削除するバケットには重要なデータがないか確認することを推奨します。また、バケットは空でなければ削除できません。

### 6-2. バケットの削除コマンド

```bash

gcloud storage buckets delete gs://<BUCKET_NAME>

```

## 7. gcloud CLIを用いた操作の実例

以下は、gcloud CLIを用いてバケットを作成、削除する具体的な手順とコマンド例を示します。

### バケットの作成例

```bash

# プロジェクトを設定

gcloud config set project my-gcp-project

# バケットを作成

gcloud storage buckets create gs://my-sample-bucket --location=us-central1

```

### バケットの削除例

```bash

# バケットを削除

gcloud storage buckets delete gs://my-sample-bucket

```

## 8. よくあるトラブルシューティング

### バケット名の重複

- グローバルで一意になるよう、名前を工夫します。

### 削除の失敗

- バケット内にファイルが残っていないか確認します。

## 9. まとめ

gcloud CLIを利用すれば、Google Cloud Storageのバケット作成および削除が効率的に行えます。これを活用することで、スムーズなクラウドストレージ管理が実現します。トラブルシューティングも事前に把握しておくことで、スムーズな運用が可能です。

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