システム開発の工程の詳細とは?|要件定義から設計、リリースまでの流れを解説

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2023年12月18日 0:29

エンジニアとしてキャリアを積むのであれば、改めてシステム開発の設計に関する工程や一連の流れを理解することは重要です。
特に今後フリーランスとして独立を目指しているのであれば、言われたとおりにプログラミングをこなすのではなく、上流工程からプロジェクトに参画できるとより有利になります。
そこで本記事では改めてシステム開発の工程をイチから解説していくので、再度全貌を見直していきたいエンジニアは参考にしてください。

システム開発の工程・流れ

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システム開発において必要な流れは、大きく分けて9工程あります。
要件定義や設計から、リリースまで詳細を説明していくので、以下の内容を確認してください。
【システム開発に必要な工程】
1.要件定義
2.外部設計
3.内部設計
4.プログラミング
5.単体テスト
6.総合テスト
7.運用テスト
8.システム移行
9.保守・運用

1:要件定義

システム開発の工程で、一番はじめに着手するのが要件定義です。
目的を設定し、開発したシステムを用いてどのような課題を解決するかを明確にする必要があります。
またこの段階では、依頼主となる企業と業務内容や設計のすり合わせを行うなど、コミュニケーションを取ることも多いです。
そのため、単なるITスキルや開発力ではなく、設計において何が必要かをすり合わせましょう。

2:外部設計

要件定義が終われば、次の工程は外部設計です。
依頼に合わせた要件定義を行った後、その内容や必要事項を確認し、システム開発全体の機能やサブシステムとの連携をしていきます。
この段階でユーザーインターフェースやデータの設計方法、外部システムとの連携設定も行い、APIの設計なども手掛けるフェーズです。

3:内部設計

内部設計では、システム全体の構造を元に、具体的なモジュールやデータベースの設計を行います。
外部設計で決定したデータフローと処理をもとに、どのような機能や処理を実現するかを定めていきます。
システム開発において、内部設計は実装に向けた大切なフェーズのため、より専門的な用語や複雑なデータが取り扱われます。

4:プログラミング

いわゆるプログラマーが担当することが多いのが、このプログラミングのフェーズです。
内部設計で定義された仕様や設計に基づいて、開発言語を用いて実際のコーディングを行います。
プログラミングにおいては要件定義から内部設計まで、一連の流れが整っていないと開発がスムーズに進みません。
そのため実際にプログラミングをする際、滞り無く進めるためにも、顧客の依頼内容をもとに、業務を細分化していきましょう。

5:単体テスト

単体テストでは、開発した個々のモジュールをテストし、コンポーネントやモジュールが予定通り機能するか確かめていきます。
入力値を検証しパラメータテストを行い、入力通り出力されるかをチェックします。
またこの段階でエラーやバグが見つかれば、フィードバックを行い修正を行います。

6:総合テスト

総合テストはその名の通りシステム全体において、機能性をチェックするフェーズです。
要求された機能を実装しているか確認し、実際にユーザーが使用するシーンを想定しシミュレーションを行います。
個々のコンポーネントやモジュールが統合された際の挙動をチェックし、エラーが出た場合サイド開発をやり直します。

7:運用テスト

実際の運用環境をシミュレーションし、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークが正しく機能するか総合的なテストを行います。
実際の使用環境にソフトをインストールし、展開手順の検証、稼働確認を行うなどといった工程が必要です。

8:システム移行

総合テストまで完了したら設計、開発したシステムを新しいものへ移行します。
システムを運用する環境で、不具合がないかを調べますが、依頼した企業ごとに順序が異なるため、予めシステム移行の工程では手順のすり合わせが必要です。

9:保守・運用

システム開発ではリリースして終了ではなく、その後正常に稼働させるための保守運用、監視や改善が必要です。保守・運用の工程では24時間365日体制で行うケースもあり、依頼主の業務内容に深夜稼働が求められるケースもあります。

システム開発会社が必要なSE・PG

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システム開発ができるSE・PGを必要としている企業では、工程ごとに適切な人材を募集しています。
その中でも特に、企業が募集する人材にはいくつか共通点があるため、合わせて紹介していきます。

システム開発の工程ごとに募集

システム開発を依頼する企業は、流れに沿った工程ごとにエンジニアを募集します。
基本的には上流工程と下流工程と流れに分けて募集されます。
それぞれ業務内容が異なるため、プログラミングはプログラマーに、テストはテスターに、設計はシステムエンジニアにと、依頼先が異なります。

ITスキルのみならず、コミュニケーションが取りやすい人

システム開発において、特に上流工程の要件定義や設計を行うシステムエンジニアは、依頼主と折衝や、業務の詳細のすり合わせをするのでコミュニケーションスキルは必須。
ITに関連するスキルや知識があることは前提で、話の流れを読み適切な提案やヒアリング力も求められます。
結果的に円滑にコミュニケーションができ、依頼主やメンバーを巻き込んだディレイクション能力のあるエンジニアが、企業から重宝されるでしょう。

納期をきちんと守る人

最低限の話ですが、納期を守ることは絶対条件です。
システム開発は何人もの人員が携わり、流れに沿って進められています。
予め工程が組まれているため、自分が担当した範囲の納期が遅れると全体の進捗にも影響が出るでしょう。
いくら開発スキルが高かったり、英語の仕様書が読めたとしても、ディレククションに合わせ納期を守れない場合は、システムエンジニアとして活躍が難しいです。

システム開発の流れ2パターン

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システム開発には大きく分けてウォーターフォールモデルと、アジャイルモデルの2パターンがあります。
簡単に言うとウォーターフォールモデルは工程をたてて、段階的にシステム開発を進め、アジャイルモデルは各イテレーションの間で継続的にフィードバックのもと改善を加えていくモデルです。

ウォーターフォールモデル

ウォーターモデルでは段階的に開発を進行するため、一連の流れに分けられています。
段階ごとに開発プロセスが組まれているため、前述の9つのパターンのような流れで進められます。
ウォーターフォールモデルでは、一度開発が済んだ領域から前に戻ることはありません。
特に要件定義が大切になってくるため、依頼主との設計には時間をかける必要があります。
前述通り納期を守ることはもちろん、ITスキル以外のコミュニケーションも求められます。
流れが決まっているウォーターフォールモデルは、途中で要件定義の変更がないように進めていくため、全体のプロセスを見渡した開発が欠かせません。

アジャイルモデル

一方のアジャイルモデルはより柔軟に依頼主の思考を重視した開発方法で、反復的な開発が行われます。
各イテレーションごとに機能を追加したり、フィードバックを行うため、流れに沿って開発を行うのではなく、より顧客折衝を繰り返す必要があります。
またアジャイルモデルでは開発チームが組織化されるため、チームワークや周りとの連携、共有も必須。
要件の変更がつきもののアジャイルモデルでは、市場の動向や情報にアンテナを張り、迅速に対応できるよう準備しておくことが必要です。

まとめ

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開発の流れ・工程は大きく分けて9つのパートに分けられており、ウォーターフォールモデルなのか、アジャイルモデルなのかで進め方が大きく異なります。
いずれにしても工程を理解し、依頼主と入念なすり合わせや設計、要件定義は欠かせません。
今後システムエンジニアとして市場価値を高めていきたい方は、今一度工程を見直し自分ができる範囲を広げてみてはどうでしょうか。

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