業務委託単価診断を作って472名の方に回答してもらったので結果を公開します

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2022年04月23日 9:56

以前Qiitaでエンジニア200人に聞いて、業務委託単価表を作りましたという記事が公開されました。
それなりの反響がありましたので、その記事を元に単価診断を作成しました。
その診断を約225名のエンジニアの方にご回答いただきましたので、その途中経過を報告させていただきます。

使った単価診断

この 業務委託単価診断 を使いました。
全6問の診断で、当てはまるものには全てチェックを入れていただきます。
選択肢にはスコアがついており、そのスコアの合計値でグレードが決まります。

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グレード表

診断に回答するとスコアが出ます。
そのスコアごとに以下のグレードに振り分けられ単価がでます。

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グレードの説明はこちら ↓
エンジニア業務委託単価表

実際の診断結果例
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回答者の経験年数割合

意外にも経験年数10年以上の方が多かったです。

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経験年数ごとの平均時間単価

経験年数にかかわらず4,000 ~ 5,000円に集中しました。
3年目でも到達できる価格ですが、このレンジから抜け出すには何かしらの評価をもらうことが必要なのではないかと思います。(有名な会社で役職をもらってるとか)
企業にもよりますが、5,000円払うならそれなりにできる人じゃないと委託しなさそうです。
自分ができるかどうかを委託前にどうやって証明できるかが鍵ですね。

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なぜか9年目が平均スコアが一番高いという結果に。
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高得点者層

赤枠を高得点者層とすると、20代後半の方もたくさんいました。
高得点者上位10名の平均の経験年数は7.3年で、これまでリードやCTOの経験がある方多かったです。

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回答率が高いものベスト3

5人以上のチーム開発経験者が多いので自社開発経験者は意外と多そうですね。
受託開発だと1人で担当することも少なくないのでチームの人数はそこまで多くはならないです。

1位. 1年以上経験がある言語が1つ以上ある(89%が回答)
2位. 5人以上のエンジニアでチーム開発していた(77%が回答)
3位. クラスやインスタンスなどオブジェクト指向の概念を取り入れたシステムの開発に1年以上携わっていた(76%が回答)

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回答率が低いものワースト3

ここら辺の選択肢は評価を得られているかどうかを確認しています。
こういう方は大手の会社の正社員、フリーランス、スタートアップのCTOあたりにいるんでしょうか。

1位. 特定の分野に深い知見を持っており、発行部数が5,000部以上の書籍をだしている(2%が回答)
2位. 2年以上在籍し、売却されたまたは上場した(している)企業のCTOの経験がある(5%が回答)
3位. 2年以上技術顧問で活動したことがある(6%が回答)
3位. メディアなどでハイスキルなエンジニアとして取り上げられている(6%が回答)

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その他の回答結果から見えた回答者層

リード経験者とOSSコントリビューター意外と多い😂
ものにもよるのでしょうがパフォーマンス改善は2人に1人はやってるので、優位性にはならなさそうですね。

  • 回答者のうち**30%**はリード経験者
  • 回答者のうち**5%**はCTO経験者
  • 回答者のうち**18%**はスター数が40k以上のOSSコントリビューター
  • 回答者のうち**55%**はDBやビューの表示速度改善を行ったことがある
  • 回答者のうち**27%**は開発チームの立ち上げに関わったことがある
  • 回答者のうち**18%**は3年以上のマネジメント経験がある
  • 回答者のうち**6%**はメディアなどでハイスキルエンジニアとして取り上げられている
  • 回答者のうち**20%**はユーザー数100万人以上の高負荷サービスを2年以上開発した経験がある
  • 回答者のうち**22%**は大企業・メガベンチャーで働いたことがある
  • 回答者のうち**2%**は発行部数が5000部以上の書籍を出している

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