# Unity Cinemachineでのモーションブラーの設定方法

## 目次

1. はじめに

2. UnityとCinemachineについて

3. モーションブラーの基本理解

   * 3-1. モーションブラーとは

   * 3-2. モーションブラーの利点

4. 準備: 必要なパッケージのインストール

   * 4-1. Unityエディタのインストール

   * 4-2. Cinemachineのインストール

   * 4-3. Post-processing Stackのインストール

5. モーションブラーの設定手順

   * 5-1. プロジェクトのセットアップ

   * 5-2. カメラの設定

   * 5-3. Post Processing Volumeの追加

   * 5-4. モーションブラーエフェクトの追加と調整

   * 5-5. Cinemachineとの連携

6. Cinemachineによる高度なモーションブラー演出

   * 6-1. ダイナミックカメラへの適用

   * 6-2. 特定シーンでのモーションブラー強調

7. デバッグとパフォーマンス最適化

   * 7-1. パフォーマンスへの影響を軽減する方法

   * 7-2. デバッグのヒント

8. まとめ

## 1. はじめに

モーションブラーは、動きのあるシーンにダイナミックな効果を付加し、より映画的な映像を実現するための重要な要素です。本記事では、UnityのCinemachineを使用してモーションブラーを設定する方法について詳しく解説します。

## 2. UnityとCinemachineについて

Unityは、ゲーム開発者向けの強力なエンジンであり、Cinemachineはその中でカメラの動きを制御するためのアドオンです。Cinemachineを用いることで、直感的なカメラ操作が可能になり、撮影監督のような役割を簡単に果たすことができます。

## 3. モーションブラーの基本理解

### 3-1. モーションブラーとは

モーションブラーは、動くオブジェクトの軌跡をブラー（ぼかし）効果で表現する技術です。これにより、より滑らかでリアリスティックな動きを視覚的に表現できます。

### 3-2. モーションブラーの利点

* **ダイナミズムの強調**: 動きがあるシーンで臨場感を演出します。

* **映像の一体感**: 動的なシーンでも違和感なく視覚的連続性を保ちます。

## 4. 準備: 必要なパッケージのインストール

### 4-1. Unityエディタのインストール

最新のUnityエディタを使用します。Unity Hubからインストール可能です。

### 4-2. Cinemachineのインストール

1. **Unityパッケージマネージャーを開く**: メニューの「Window」から「Package Manager」を選択。

2. 「Cinemachine」を検索し、インストールします。

### 4-3. Post-processing Stackのインストール

1. パッケージマネージャーで「Post-processing」を検索。

2. 該当パッケージをインストールします。

## 5. モーションブラーの設定手順

### 5-1. プロジェクトのセットアップ

新規プロジェクトを作成し、レンダリングパイプラインをハイディフィニッションレンダーパイプライン(HDRP)またはユニバーサルレンダーパイプライン(URP)に設定します。

### 5-2. カメラの設定

プロジェクト内のメインカメラにCinemachine Brainを追加し、シーン内でカメラをCinemachine Virtual Cameraで制御します。

### 5-3. Post Processing Volumeの追加

1. シーンに空のオブジェクトを追加。

2. これに「Post Processing Volume」コンポーネントを追加し、"Is Global"をチェック。

### 5-4. モーションブラーエフェクトの追加と調整

1. Post Processing Volume内で「Motion Blur」エフェクトを追加。

2. モーションブラーの「シャッター角度」「サンプル数」などのパラメータを調整します。

### 5-5. Cinemachineとの連携

Cinemachine Virtual CameraのMoving設定を調整し、モーションブラー効果が欲しい移動やズームなどに適用します。

## 6. Cinemachineによる高度なモーションブラー演出

### 6-1. ダイナミックカメラへの適用

多様な動きに対してモーションブラーをダイナミックに適用するには、Cinemachineのトランシションやカメラテンプレートを活用します。

### 6-2. 特定シーンでのモーションブラー強調

特定のアクションシーンやドラマティックなシーンのみでモーションブラーを強化することが可能です。Cinemachineのカメラトリガーを使って調整します。

## 7. デバッグとパフォーマンス最適化

### 7-1. パフォーマンスへの影響を軽減する方法

* **サンプル数の調整**: 少ないサンプル数でパフォーマンスを向上させる。

* **解像度の最適化**: 高解像度ではなく、適した解像度に調整する。

### 7-2. デバッグのヒント

問題が発生した場合、Post Processingのエフェクトが正しく適用されているか、Cinemachineの動きがブラまで伝わっているかを確認します。

## 8. まとめ

UnityのCinemachineを使って、モーションブラーを設定することで、ゲームに深みを持たせることが可能です。適切な設定により、視覚的効果を最大化し、リアリスティックで映画的な表現を簡単に実現できます。これによって、より魅力的で没入感のあるゲーム体験をユーザーに提供できるでしょう。

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この手順に従うことで、誰でも効果的にモーションブラーを利用し、ゲームに臨場感を持たせることができます。モーションブラーは、適切な演出と組み合わせることで、よりダイナミックなビジュアルを提供する重要なツールです。[cv:issue_marketplace_engineer]

Unity Cinemachineでのモーションブラーの設定方法

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