# 目次

1. はじめに
2. TomcatとURIEncodingの基本
3. 文字化けの原因
   - 3-1. エンコーディングの不一致
   - 3-2. ブラウザの設定とサーバーの設定の違い
4. TomcatでのURIEncoding設定方法
   - 4-1. server.xmlの設定
   - 4-2. web.xmlでの設定
   - 4-3. その他の方法
5. 実践的な設定例
6. トラブルシューティング
7. まとめ

## 1. はじめに

ウェブアプリケーションを開発する際に、Tomcatを使用するケースは多くあります。その中で、URLに日本語を含める場合、文字化けを防ぐために適切な設定を行うことが重要です。本記事では、TomcatのURIEncodingに関連する設定方法および問題解決のためのヒントを提供します。

## 2. TomcatとURIEncodingの基本

URIEncodingとは、URLに含まれる文字列がサーバーに正確に伝わるようにするためのエンコーディング設定です。Tomcatの場合、デフォルトでISO-8859-1が使用されるため、マルチバイト文字を正しく処理するにはUTF-8などの設定が必要です。

## 3. 文字化けの原因

### 3-1. エンコーディングの不一致

ブラウザからサーバーへとデータが送信される際に、ブラウザとサーバーの間でエンコーディングが一致していないと、文字化けが発生します。

### 3-2. ブラウザの設定とサーバーの設定の違い

通常、ブラウザは送信時に自動的にエンコーディングを設定しますが、サーバー側の設定と異なる場合、意図しないデータが送信されることがあります。

## 4. TomcatでのURIEncoding設定方法

### 4-1. server.xmlの設定

Tomcatの`server.xml`ファイルを編集し、`Connector`要素に`URIEncoding`属性を設定します。例えば、UTF-8に設定する場合は以下のようになります。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. web.xmlでの設定

`web.xml` ファイルを編集して文字エンコーディングを設定することもできます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-3. その他の方法

ブラウザに送信される文字列やランタイム環境でのエンコーディング設定を見直すことも考慮すべきです。

## 5. 実践的な設定例

ここでは、実際に設定し、結果を確認するための手順を示します。リクエストから取得した文字列が意図した通りに処理されることを確認します。

1. `server.xml`に`URIEncoding="UTF-8"`を追記。
2. サーバーを再起動。
3. ブラウザから日本語を含むURLをリクエスト。
4. レスポンスで意図した内容が表示されることを確認。

## 6. トラブルシューティング

設定を行っても文字化けが改善されない場合、以下を確認します。

- Tomcatの再起動が必要な場合があります。
- 利用しているブラウザが最新のものであるか確認します。
- 他の設定 (`filter` や `character encoding`) の見直し。

## 7. まとめ

Tomcatでマルチバイト文字をURLに含める際には、適切なURIEncodingの設定が必須です。特にUTF-8を利用するケースが増えている現代では、デフォルト設定だけでなく、サーバー全体としての統一したエンコーディング設定が重要です。問題が発生した場合は、設定ファイルを再度見直し、トラブルシューティングの手順を参考に解決を図ってください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# 目次

1. はじめに
2. TomcatとURIEncodingの基本
3. 文字化けの原因
   - 3-1. エンコーディングの不一致
   - 3-2. ブラウザの設定とサーバーの設定の違い
4. TomcatでのURIEncoding設定方法
   - 4-1. server.xmlの設定
   - 4-2. web.xmlでの設定
   - 4-3. その他の方法
5. 実践的な設定例
6. トラブルシューティング
7. まとめ

## 1. はじめに

ウェブアプリケーションを開発する際に、Tomcatを使用するケースは多くあります。その中で、URLに日本語を含める場合、文字化けを防ぐために適切な設定を行うことが重要です。本記事では、TomcatのURIEncodingに関連する設定方法および問題解決のためのヒントを提供します。

## 2. TomcatとURIEncodingの基本

URIEncodingとは、URLに含まれる文字列がサーバーに正確に伝わるようにするためのエンコーディング設定です。Tomcatの場合、デフォルトでISO-8859-1が使用されるため、マルチバイト文字を正しく処理するにはUTF-8などの設定が必要です。

## 3. 文字化けの原因

### 3-1. エンコーディングの不一致

ブラウザからサーバーへとデータが送信される際に、ブラウザとサーバーの間でエンコーディングが一致していないと、文字化けが発生します。

### 3-2. ブラウザの設定とサーバーの設定の違い

通常、ブラウザは送信時に自動的にエンコーディングを設定しますが、サーバー側の設定と異なる場合、意図しないデータが送信されることがあります。

## 4. TomcatでのURIEncoding設定方法

### 4-1. server.xmlの設定

Tomcatの`server.xml`ファイルを編集し、`Connector`要素に`URIEncoding`属性を設定します。例えば、UTF-8に設定する場合は以下のようになります。

```xml
<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
           connectionTimeout="20000"
           redirectPort="8443"
           URIEncoding="UTF-8" />
```

### 4-2. web.xmlでの設定

`web.xml` ファイルを編集して文字エンコーディングを設定することもできます。

```xml
<filter>
    <filter-name>SetCharacterEncoding</filter-name>
    <filter-class>
        org.apache.catalina.filters.SetCharacterEncodingFilter
    </filter-class>
    <init-param>
        <param-name>encoding</param-name>
        <param-value>UTF-8</param-value>
    </init-param>
    <init-param>
        <param-name>ignore</param-name>
        <param-value>false</param-value>
    </init-param>
</filter>
<filter-mapping>
    <filter-name>SetCharacterEncoding</filter-name>
    <url-pattern>/*</url-pattern>
</filter-mapping>
```

### 4-3. その他の方法

ブラウザに送信される文字列やランタイム環境でのエンコーディング設定を見直すことも考慮すべきです。

## 5. 実践的な設定例

ここでは、実際に設定し、結果を確認するための手順を示します。リクエストから取得した文字列が意図した通りに処理されることを確認します。

1. `server.xml`に`URIEncoding="UTF-8"`を追記。
2. サーバーを再起動。
3. ブラウザから日本語を含むURLをリクエスト。
4. レスポンスで意図した内容が表示されることを確認。

## 6. トラブルシューティング

設定を行っても文字化けが改善されない場合、以下を確認します。

- Tomcatの再起動が必要な場合があります。
- 利用しているブラウザが最新のものであるか確認します。
- 他の設定 (`filter` や `character encoding`) の見直し。

## 7. まとめ

Tomcatでマルチバイト文字をURLに含める際には、適切なURIEncodingの設定が必須です。特にUTF-8を利用するケースが増えている現代では、デフォルト設定だけでなく、サーバー全体としての統一したエンコーディング設定が重要です。問題が発生した場合は、設定ファイルを再度見直し、トラブルシューティングの手順を参考に解決を図ってください。 

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）