# EclipseでJava 8からJava 17にプロジェクトを移行する手順

## 目次
1. はじめに
2. バージョン確認とアップデート
3. Eclipseの設定変更
4. プロジェクトの構成変更
5. 依存関係の更新
6. Java 17へのコード適合
7. ビルドとテスト
8. まとめ

## 1. はじめに
Java 8からJava 17への移行により、新機能の活用やパフォーマンスの向上を図ることができます。この移行手順では、Eclipse IDEを使用してJavaバージョンを変更する方法を解説します。

## 2. バージョン確認とアップデート
### 2-1. Java 17のインストール
お使いのコンピュータにJava 17がインストールされていることを確認します。インストールされていない場合は、[Oracle](https://www.oracle.com/java/technologies/javase-jdk17-downloads.html)や[AdoptOpenJDK](https://adoptopenjdk.net/)からダウンロードしてインストールします。

### 2-2. Javaバージョンの確認
ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、Java 17が正しくインストールされているか確認します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. Eclipseの設定変更
### 3-1. Java 17をEclipseに追加
1. Eclipseのメインメニューから「Window」>「Preferences」を開きます。
2. 「Java」>「Installed JREs」を選択します。
3. 「Add...」ボタンをクリックし、新しいJREを追加します。「Standard VM」を選択し「Next」をクリックします。
4. JRE homeにJava 17のインストールパスを指定し、「Finish」をクリックします。
5. Java 17のJREが表示されることを確認して、「Apply and Close」で設定を保存します。

### 3-2. EclipseプロジェクトでのJavaバージョン変更
1. プロジェクトを右クリックし、「Properties」を選択します。
2. 「Java Build Path」>「Libraries」タブを選択し、現在使用しているJREを削除します。
3. 「Add Library」ボタンをクリックし、「JRE System Library」を選択します。「Next」をクリックします。
4. 使用するJava 17 JREを選択し、「Finish」をクリックします。
5. 「Java Compiler」タブで、Compiler compliance levelを「17」に設定します。

## 4. プロジェクトの構成変更
### 4-1. モジュールシステムの導入
Java 9以降ではモジュールシステムが導入されています。プロジェクトが複雑な場合は、`module-info.java`をプロジェクトのルートに追加することを検討します。基本的な内容は次の通りです。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. 依存関係の更新
### 5-1. MavenやGradleの設定更新
MavenやGradleを使用している場合は、`pom.xml`または`build.gradle`ファイルでJavaバージョンを17に変更します。

**Mavenの場合:**
![img](/mosaic-code.jpg)

**Gradleの場合:**
![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. 依存ライブラリの更新
Java 8から17への移行に伴い、利用しているライブラリのバージョン確認と更新が必要です。特に、Java 11以降の変更で非推奨または削除されたAPIに依存していないかを確認します。

## 6. Java 17へのコード適合
### 6-1. 非推奨APIの置き換え
Java 17では、いくつかのAPIが非推奨となり削除されています。プロジェクト内のコードで非推奨APIを使用していないか確認し、必要であれば新しいAPIに置き換えます。

### 6-2. 新機能の活用
Java 17では、多くの便利な新機能が追加されています。以下にいくつかの例を示します。

- **Text Blocks**: 複数行文字列リテラルのサポート
- **Pattern Matching for instanceof**: 型キャストが不要になる
- **Records**: 簡潔なデータキャリアクラスの定義

それらを活用して、コードの可読性や効率を向上させます。

## 7. ビルドとテスト
### 7-1. ビルドの実行
プロジェクトを再ビルドしてJava 17での構文エラーがないことを確認します。Eclipseの「Project」メニューから「Clean」を選択することで、古いコンパイルエラーをクリアにできます。

### 7-2. テストの実行
プロジェクト内のテストコードを実行し、新しい環境で正しく動作することを確認します。特に、Javaバージョン依存のロジックに注意してテストを行います。

## 8. まとめ
Java 8からJava 17への移行は、Javaバージョン間の差異を理解し、適切に対処することで効果的に行えます。この手順を通じて、プロジェクトは新しい機能を最大限に活用し、パフォーマンスの向上を実現できます。移行後も定期的にテストし、必要に応じて改善を続けましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# EclipseでJava 8からJava 17にプロジェクトを移行する手順

## 目次
1. はじめに
2. バージョン確認とアップデート
3. Eclipseの設定変更
4. プロジェクトの構成変更
5. 依存関係の更新
6. Java 17へのコード適合
7. ビルドとテスト
8. まとめ

## 1. はじめに
Java 8からJava 17への移行により、新機能の活用やパフォーマンスの向上を図ることができます。この移行手順では、Eclipse IDEを使用してJavaバージョンを変更する方法を解説します。

## 2. バージョン確認とアップデート
### 2-1. Java 17のインストール
お使いのコンピュータにJava 17がインストールされていることを確認します。インストールされていない場合は、[Oracle](https://www.oracle.com/java/technologies/javase-jdk17-downloads.html)や[AdoptOpenJDK](https://adoptopenjdk.net/)からダウンロードしてインストールします。

### 2-2. Javaバージョンの確認
ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、Java 17が正しくインストールされているか確認します。

```sh
java -version
```

## 3. Eclipseの設定変更
### 3-1. Java 17をEclipseに追加
1. Eclipseのメインメニューから「Window」>「Preferences」を開きます。
2. 「Java」>「Installed JREs」を選択します。
3. 「Add...」ボタンをクリックし、新しいJREを追加します。「Standard VM」を選択し「Next」をクリックします。
4. JRE homeにJava 17のインストールパスを指定し、「Finish」をクリックします。
5. Java 17のJREが表示されることを確認して、「Apply and Close」で設定を保存します。

### 3-2. EclipseプロジェクトでのJavaバージョン変更
1. プロジェクトを右クリックし、「Properties」を選択します。
2. 「Java Build Path」>「Libraries」タブを選択し、現在使用しているJREを削除します。
3. 「Add Library」ボタンをクリックし、「JRE System Library」を選択します。「Next」をクリックします。
4. 使用するJava 17 JREを選択し、「Finish」をクリックします。
5. 「Java Compiler」タブで、Compiler compliance levelを「17」に設定します。

## 4. プロジェクトの構成変更
### 4-1. モジュールシステムの導入
Java 9以降ではモジュールシステムが導入されています。プロジェクトが複雑な場合は、`module-info.java`をプロジェクトのルートに追加することを検討します。基本的な内容は次の通りです。

```java
module my.module {
    requires java.base;
    // 他の必要なモジュール
}
```

## 5. 依存関係の更新
### 5-1. MavenやGradleの設定更新
MavenやGradleを使用している場合は、`pom.xml`または`build.gradle`ファイルでJavaバージョンを17に変更します。

**Mavenの場合:**
```xml
<properties>
    <maven.compiler.source>17</maven.compiler.source>
    <maven.compiler.target>17</maven.compiler.target>
</properties>
```

**Gradleの場合:**
```groovy
sourceCompatibility = '17'
targetCompatibility = '17'
```

### 5-2. 依存ライブラリの更新
Java 8から17への移行に伴い、利用しているライブラリのバージョン確認と更新が必要です。特に、Java 11以降の変更で非推奨または削除されたAPIに依存していないかを確認します。

## 6. Java 17へのコード適合
### 6-1. 非推奨APIの置き換え
Java 17では、いくつかのAPIが非推奨となり削除されています。プロジェクト内のコードで非推奨APIを使用していないか確認し、必要であれば新しいAPIに置き換えます。

### 6-2. 新機能の活用
Java 17では、多くの便利な新機能が追加されています。以下にいくつかの例を示します。

- **Text Blocks**: 複数行文字列リテラルのサポート
- **Pattern Matching for instanceof**: 型キャストが不要になる
- **Records**: 簡潔なデータキャリアクラスの定義

それらを活用して、コードの可読性や効率を向上させます。

## 7. ビルドとテスト
### 7-1. ビルドの実行
プロジェクトを再ビルドしてJava 17での構文エラーがないことを確認します。Eclipseの「Project」メニューから「Clean」を選択することで、古いコンパイルエラーをクリアにできます。

### 7-2. テストの実行
プロジェクト内のテストコードを実行し、新しい環境で正しく動作することを確認します。特に、Javaバージョン依存のロジックに注意してテストを行います。

## 8. まとめ
Java 8からJava 17への移行は、Javaバージョン間の差異を理解し、適切に対処することで効果的に行えます。この手順を通じて、プロジェクトは新しい機能を最大限に活用し、パフォーマンスの向上を実現できます。移行後も定期的にテストし、必要に応じて改善を続けましょう。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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目次

1. はじめに

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