エンジニアでも単発副業はできる?単発で取り組みやすい副業やメリット・デメリットなどを解説

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2023年06月28日 15:12

「エンジニアとしての経験を活かしたい」「本業で得た知識を役立てたい」このように考える方は少なくありません。しかし、副業の探し方がわからない・自分でできるか不安と思う方がいることも当然です。

この記事では、エンジニアが単発で副業するのに取り組みやすい案件から探し方まで解説します。エンジニアとして、自分の力で仕事をしてみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

副業経験があるエンジニアはどれくらいいる?

TECH Streetが公表している「ITエンジニアの『副業のリアル』調査レポート」によると、副業経験があるITエンジニアは全体の40%を占めます。副業案件自体は年々、増加傾向にあり、副業に取り組む人についても増えています。

しかし、まだ副業経験者が半数以下ということを勘案すると、副業することが当たり前との認識は浸透していないことが現状だといえるかもしれません。また、副業をしたいと希望しても、同じ業界内での副業が禁止されていることや案件獲得方法がわからないことなどが頭打ちとなっている原因だと考えられます。

エンジニアが副業で稼いだ金額の平均は?

副業で稼いだ金額の平均は、9千円未満〜4万円台がもっとも多いようです(62%)。

中には、副業だけで月収100万円を稼ぎ出しているエンジニアもいます。この方を例に挙げると、本業以外に5種類の副業に取り組んでいるようです。

つまり、取り組み方によっては本業を大きく超える収入を得られる可能性があるといえます。まずは、小さな金額から挑戦してみるとよいかもしれません。

参考:ITエンジニアの「副業のリアル」調査レポート - TECH Street (テックストリート)

単発・週1で取り組める副業は3種類

単発・週1で取り組める副業は、以下の3つが挙げられます。

  1. プログラミング講師
  2. ライティング
  3. Webサイト制作

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.プログラミング講師

プログラミング講師は、プログラミングスクールや専門学校などで生徒に技術やスキルを教える仕事です。土日のみ週1日から働ける求人が多いため、無理なく取り組めます。

また、最近ではオンラインを通じて指導する案件もたくさんあります。さらに、スキルシェアサービスなどで個別に指導してもらいたい人からの需要も増えているようです。

メリットややりがい

プログラミング講師は、これからの時代に求められる技術者やクリエイター育成を担う仕事です。基礎をしっかりと理解してもらうことで、将来的に素晴らしいエンジニアを育成できる可能性があります。

しかし、教え方を誤ってしまうと、才能を潰してしまうおそれもあります。そのため、やりがいと責任を伴う仕事です。

プログラミング講師のメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 時間を有効活用できる
  • 教えることで知識を深められる
  • 大きなやりがいがある

2.ライティング

ライティングは依頼者の要望に沿い、Web媒体へ掲載する記事の文章を執筆することが仕事です。ライティング案件は、1記事◯円や文字単価(記事の文字数×規定の単価)で1記事だけのような仕事も多く、単発で仕事を受けることもできます。

エンジニアにおいては、自身の知見や経験から役立つ情報を文字化することが求められることがほとんどです。エンジニア職は専門性が高いため、比較的高単価で受注することができます。

メリットややりがい

ライティングは、広く世の中に自分のスキルや知見を届けることが仕事です。Web媒体は、誰が読むのかわからないため、直接意見をもらえるようなことは少ないかもしれません。

しかし、依頼がある内容は「世の中に需要がある」と想定されている場合が多く、人知れず誰かの役に立っています。もしも、可能であれば、記事が見られている回数などの数値を共有してもらえるとやりがいを感じやすいかもしれません。

ライティングのメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • 副業収入を得られる
  • 技術に対する理解が深まる
  • 文書化の能力を身につけられる

日本語を書くことは当然のように思われがちですが、ライティングに求められる能力は「伝わりやすさ」です。どれだけ優れた内容だとしても読みにくければ、誰にも読まれることはありません。

ライティング案件を経験する中で身につけた文書化能力は、日常生活から本業まで幅広く役立ちます。

3.Webサイト制作

Webサイト制作はクライアントの要件定義に従い、サイトを構築する仕事です。単発で受注できる案件が多く、隙間時間や休日に取り組みやすい傾向にあります。

求められるWebサイトの種類にはあらゆるものがあるが、小規模ECサイトや企業サイトなどは数時間〜数日で作業が完了する案件がほとんどです。また、サイトの軽微な修正やリニューアルなどの仕事もあります。

メリットややりがい

Web制作は、これからも益々需要が伸びていくことが考えられる仕事です。サイト制作といっても担当する作業の幅が広く、できることが増えるごとに人材としての希少価値が高まります。

また、クライアントの顧客創出に関わるマーケティング領域の仕事となるため、自身の仕事が売上につながることを実感しやすいことは大きなやりがいです。Webサイト制作のメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • フルリモートで対応可能
  • 案件単価が比較的高い
  • 将来性があり、需要があるスキルが身につく

私たちの生活とインターネットはもはや切り離せない存在です。そのため、制作スキルを身に付けることは人材としての需要を高める意味があります。

エンジニアが単発の副業案件を探す4つの方法

エンジニアが単発の副業案件を探す方法には、以下の4つが挙げられます。

  1. クラウドソーシングを利用する
  2. スキルシェアサービスを利用する
  3. ビジネスSNSを利用する
  4. フリーランスエージェントを利用する

ここではそれぞれの副業案件について解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングは、仕事を依頼したい企業と個人を結ぶサービスです。誰でも利用することができるため、副業未経験者におすすめします。

1件数分から取り組めるタスク案件などもあり、まずは副業とはどのようなものなのかを経験してみたい人にも最適です。また、プロフィールを充実させ、経験を積むことによって高単価案件を獲得することもできます。

クラウドワークス

クラウドワークスは、クラウドソーシングサービスの代表的企業です。案件の種類も豊富となり、あらゆる仕事を探せます。

エンジニア関連の案件で募集されているものも非常に多く、簡単なプログラムの改修からWebシステム構築まで、多様なものがあります。案件の難易度と金額は連動する傾向にあり、保有スキルと実績が一致すれば、高単価案件を受注することが可能です。

また、金額が低く設定されている案件については、応募者が殺到しやすく、高い倍率となることが多い傾向にあります。自身のスキルや経験を明確にして、適した案件を探すことが大切です。

2.スキルシェアサービスを利用する

スキルシェアサービスは、自分が役立てるスキルをプロフィールに掲載し、求める人が落札するサービスです。そのため、受動的に仕事を受注したい場合におすすめしたいサービスといえます。

こちらから提供スキルやサービスと希望金額を提示し、必要とする人が購入するため、金額面で不満を抱きにくいことがメリットです。また、依頼されたとしてもスケジュールなどの条件面が合わなければ断ることもできます。

ココナラ

ココナラは、知識やスキルを商品として販売できるサービスです。クラウドソーシングでもスキルをアピールできるが、ココナラでは自分が仕事を作れることが特徴といえます。

エンジニアにおいては、プログラミング講師案件からシステム構築できることをアピールしている人までさまざまです。自分がしたいことをお金につなげられます。

しかし、自分がしたいことに需要がなければなかなか案件を獲得できないことに注意が必要です。

3.ビジネスSNSを利用する

SNSを利用して、案件を獲得する人も増えています。有名なSNSとしては、TwitterやInstagram、Wantedlyなどが挙げられます。従来の仕事前提のつながりよりも、人間としての価値観に重きを置き、共感できる人同士が仕事を一緒にするような使われ方が多いようです。

そのため、貢献感や価値観が近い人と働きたい場合におすすめします。しかし、顔が見えにくい分、実際に仕事を受注するときはお互いの素性をきちんと伝え合わなければ、トラブルになるおそれがあります。

Wantedly

Wanetdlyは、IT業界・エンジニアが中心として利用しているビジネスSNSです。気軽に企業の担当者とコミュニケーションを取れることが魅力だといえます。

また、条件面のすり合わせも行いやすいため、ミスマッチを防ぐことを期待できます。基本的には、掲載されている求人に応募するような使い方をしますが、企業側からのスカウトを待つことも可能です。

4.フリーランスエージェントを利用する

フリーランスエージェントは、企業が求める人材とフリーランスをつなぐサービスです。自身の経験や保有スキルを登録することによって、最適な案件を紹介してくれます。

自分から営業する必要がないため、時間を効率よく活用できることが魅力です。

また、アドバイザーやコンシェルジュなどが登録者を担当し、条件のすり合わせやトラブルに対応してもらえます。スキルに自信はあるものの、営業や条件交渉が苦手な人におすすめです。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、保有案件数が豊富なエージェントです。累計取引社数は5,000社以上・提案できる求人は40,000件以上あります。

こちらのエージェントに登録しておけば、仕事が途切れてしまうリスクを抑えられます。

また、高単価案件が多く、将来的にフリーランスを目指すエンジニアにもおすすめです。副業に適した週1日〜対応可能な案件も豊富にあります。

エンジニアが副業に取り組むメリット

エンジニアが副業に取り組むメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • リモート案件なら家で副業できる
  • 本業スキルと副業が直結する
  • キャリアと人脈が広がる

エンジニア案件は従来、常駐するものが多い傾向にありました。しかし、最近ではフルリモートで対応できる案件が増えています。

そのため、クライアントが求める経験年数・スキルがあれば家にいながら副業に取り組むことが可能です。また、スキルを活用しやすいことや副業を通じてキャリアアップ・人脈が広がることは大きなメリットだといえます。

エンジニアが副業するデメリット

エンジニアが副業するとデメリットも存在します。主なデメリットとしては以下の2つです。

  • 報酬が成果報酬型である
  • 自分の時間が減る

エンジニア案件の多くは、成果報酬型であるため、クライアントが求める品質を担保しなければやり直しが発生します。そのため、時間をかければ必ず儲かるというものではありません。

しかし、納期までに終わらせられるのであれば、働く時間は自由にコントロールできます。また、自分の時間が減ってしまうこともデメリットです。

特に、突発的なトラブルに対応せざるを得ないエンジニアは、休日まで仕事に拘束されてしまうことを辛く感じてしまう人も多いかもしれません。

エンジニアが単発で副業に取り組む際、よくある3つの質問

エンジニアが単発で副業に取り組む際、よくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.副業すると会社にバレますか?
  • 質問2.副業でも確定申告は必要ですか?
  • 質問3.副業にどれくらいの時間を割けばよいですか?

ここではそれぞれの質問について解説しますので、詳しく見ていきましょう。

質問1.副業すると会社にバレますか?

会社に無断で副業すると多くの場合、あとから発覚します。それは以下の2つの理由からバレることが多いようです。

  • 住民税が不自然に高くなる
  • 副業していることを自分で話してしまう

まずは就業規則を確認し、副業の可否を確認してください。不明な点は上司や人事部へ相談したうえで取り組むようにすると安心です。
隠れて副業してあとから発覚すると、悪いことはあってもよいことはなにひとつありません。

質問2.副業でも確定申告は必要ですか?

副業収入を得た場合、確定申告が必要です。併せて、住民税の申告も求められます。申告が必要な収入額は以下の通りです。

  • 確定申告:年間20万円を超える収入が合った場合に申告義務が発生する
  • 住民税:給与所得以外に1円でも稼いだら申告しなければならない

基本的には、給与以外の収入があれば、申告しなければならないと覚えておいてください。手間が発生しますが、会社員の場合はきちんと経費を計算すれば、節税にもつながります。

参考:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人|国税庁

質問3.副業にどれくらいの時間を割けばよいですか?

副業に割ける時間は人によって違いがあります。多忙なITエンジニアは稼働時間を確保できないことがあるかもしれません。

その際、どのように案件を獲得するのかについて目を向けることが重要です。一般的な案件は週に10時間〜の稼働を求めることが多く、まずはそれだけのリソースを確保できるのかを考えてみてください。

もしも、まとまった時間を確保できないのであれば、タスク案件や短時間で済むスポット案件から取り組んで見ることをおすすめします。

まとめ

エンジニアが単発で副業に取り組むことについて解説しました。エンジニアの副業は、収入を得られることはもちろん、スキルアップや人脈を広げられることなどがメリットです。

また、単発で取り組むのにおすすめしたい案件についてもご紹介しましたので、短時間から副業に挑戦してみたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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