# Azure MonitorのKQLで日時フィルタを使う方法

## 目次

1. はじめに

2. KQLとは？

3. Azure MonitorとKQLの関係

4. 日時フィルタの基礎

5. 日時フィルタの具体的な使用方法

    - 5-1. 過去1時間のログを取得する

    - 5-2. 特定の日付範囲のデータを抽出する

    - 5-3. カスタム期間の指定

6. 複数の条件を組み合わせた日時フィルタ

7. トラブルシューティングとベストプラクティス

8. まとめ

## 1. はじめに

Azure Monitorは、クラウドインフラの状態を監視し、データを分析するための強力なツールです。そのデータを分析するためには、Kusto Query Language (KQL) が使用されます。本記事では、KQLを用いてAzure Monitorのデータを日時フィルタする方法を詳しく解説します。

## 2. KQLとは？

Kusto Query Language (KQL) は、Azure Monitor, Azure Data Explorerなどで使用されるクエリ言語です。SQLに似た文法を持ち、時系列データの分析に適しています。

## 3. Azure MonitorとKQLの関係

Azure Monitorは膨大なデータを取り扱うため、効率的なクエリが求められます。KQLはそのために最適化されており、簡単に日時範囲を指定してデータをフィルタリングすることができます。

## 4. 日時フィルタの基礎

KQLで日時フィルタを適用するためには、まずは `| where` ステートメントを使用します。データの抽出には、`timeofday` や `ago()` 関数が役立ちます。

## 5. 日時フィルタの具体的な使用方法

### 5-1. 過去1時間のログを取得する

過去1時間のログデータを抽出するには、`ago()` 関数を使用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

このクエリは、`Heartbeat` テーブルから過去1時間以内に生成されたエントリーを取得します。

### 5-2. 特定の日付範囲のデータを抽出する

特定の日付範囲を指定する場合には、`datetime()` 関数を使用して具体的な時間を指定できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

このクエリは、2025年2月24日から2025年2月25日までのデータを取得します。

### 5-3. カスタム期間の指定

カスタムの時間範囲は、`startofday()` 関数を用いることで指定できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. 複数の条件を組み合わせた日時フィルタ

日時フィルタは、他の条件と組み合わせて使用することが一般的です。例えば、特定のコンピュータやサービスのイベントをフィルタする際に日時条件を加えることができます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. トラブルシューティングとベストプラクティス

- **タイムゾーンに注意する**: デフォルトでUTCが用いられます。必要に応じてタイムゾーンを変換します。

- **データ量を意識する**: 範囲が広いとデータ量が増え、クエリのパフォーマンスが低下する可能性があります。

- **インデックスを活用する**: 効率的なクエリのためにインデックスを意識しましょう。

## 8. まとめ

KQLでの日時フィルタは、Azure Monitorのデータを効率的に抽出するための強力な手段です。各種関数やメソッドを組み合わせることで、細かな条件指定が可能になります。データの精度を高め、より良いインサイトを得るためにKQLの技巧を磨きましょう。

# Azure MonitorのKQLで日時フィルタを使う方法

## 目次

1. はじめに

2. KQLとは？

3. Azure MonitorとKQLの関係

4. 日時フィルタの基礎

5. 日時フィルタの具体的な使用方法

    - 5-1. 過去1時間のログを取得する

    - 5-2. 特定の日付範囲のデータを抽出する

    - 5-3. カスタム期間の指定

6. 複数の条件を組み合わせた日時フィルタ

7. トラブルシューティングとベストプラクティス

8. まとめ

## 1. はじめに

Azure Monitorは、クラウドインフラの状態を監視し、データを分析するための強力なツールです。そのデータを分析するためには、Kusto Query Language (KQL) が使用されます。本記事では、KQLを用いてAzure Monitorのデータを日時フィルタする方法を詳しく解説します。

## 2. KQLとは？

Kusto Query Language (KQL) は、Azure Monitor, Azure Data Explorerなどで使用されるクエリ言語です。SQLに似た文法を持ち、時系列データの分析に適しています。

## 3. Azure MonitorとKQLの関係

Azure Monitorは膨大なデータを取り扱うため、効率的なクエリが求められます。KQLはそのために最適化されており、簡単に日時範囲を指定してデータをフィルタリングすることができます。

## 4. 日時フィルタの基礎

KQLで日時フィルタを適用するためには、まずは `| where` ステートメントを使用します。データの抽出には、`timeofday` や `ago()` 関数が役立ちます。

## 5. 日時フィルタの具体的な使用方法

### 5-1. 過去1時間のログを取得する

過去1時間のログデータを抽出するには、`ago()` 関数を使用します。

```kql

Heartbeat 

| where TimeGenerated >= ago(1h)

```

このクエリは、`Heartbeat` テーブルから過去1時間以内に生成されたエントリーを取得します。

### 5-2. 特定の日付範囲のデータを抽出する

特定の日付範囲を指定する場合には、`datetime()` 関数を使用して具体的な時間を指定できます。

```kql

Heartbeat

| where TimeGenerated between (datetime(2025-02-24T00:00:00Z) .. datetime(2025-02-25T00:00:00Z))

```

このクエリは、2025年2月24日から2025年2月25日までのデータを取得します。

### 5-3. カスタム期間の指定

カスタムの時間範囲は、`startofday()` 関数を用いることで指定できます。

```kql

Heartbeat

| where TimeGenerated >= startofday(datetime(2025-02-25)) and TimeGenerated < startofday(datetime(2025-02-26))

```

## 6. 複数の条件を組み合わせた日時フィルタ

日時フィルタは、他の条件と組み合わせて使用することが一般的です。例えば、特定のコンピュータやサービスのイベントをフィルタする際に日時条件を加えることができます。

```kql

Heartbeat

| where TimeGenerated between (datetime(2025-02-24) .. datetime(2025-02-25))

| where Computer == "server1.contoso.com"

```

## 7. トラブルシューティングとベストプラクティス

- **タイムゾーンに注意する**: デフォルトでUTCが用いられます。必要に応じてタイムゾーンを変換します。

- **データ量を意識する**: 範囲が広いとデータ量が増え、クエリのパフォーマンスが低下する可能性があります。

- **インデックスを活用する**: 効率的なクエリのためにインデックスを意識しましょう。

## 8. まとめ

KQLでの日時フィルタは、Azure Monitorのデータを効率的に抽出するための強力な手段です。各種関数やメソッドを組み合わせることで、細かな条件指定が可能になります。データの精度を高め、より良いインサイトを得るためにKQLの技巧を磨きましょう。

Azure MonitorのKQLで日時フィルタを使う方法

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