# 目次
1. はじめに
2. WAFによるJSONリクエストのフィルタリング
    2.1 AWS WAFの基本設定
    2.2 JSONリクエストの条件設定
3. 特定項目の検査方法
    3.1 JSONマッチングルールの作成
    3.2 条件式の設定
4. 検査の実行と結果確認
    4.1 条件式の適用
    4.2 ログの確認方法
5. まとめ

## 1. はじめに
AWS WAFは、ウェブアプリケーションに対する攻撃を防ぐためのファイアウォールサービスです。特にJSON形式のリクエストを処理するアプリケーションにおいては、特定の項目を検査し、異常なパラメータをフィルタリングすることが重要です。本記事では、AWS WAFを利用してJSONリクエストの特定項目を検査する方法について詳しく解説します。

## 2. WAFによるJSONリクエストのフィルタリング

### 2.1 AWS WAFの基本設定
AWS WAFを使用するためには、まずウェブACLを作成する必要があります。このACLは、IPアドレスやURIパスといった基本的なリクエスト属性に基づいてフィルタリングルールを適用します。ここでは、JSONの検査を行うための前提としてWEB ACLの基本設定を行います。

### 2.2 JSONリクエストの条件設定
AWS WAFでは、リクエストを構成するすべての要素に対しフィルタリングルールを設定することができますが、JSON形式の場合は、その特性を活かした設定が必要です。特に、jsonオブジェクトや配列を正しく解析し、特定の値を検査するためには、JSONパーサーを利用します。

## 3. 特定項目の検査方法

### 3.1 JSONマッチングルールの作成
AWS WAFのルールを用いて、特定のJSONパス式を定義し、その結果に基づいてアクセス制御を行います。たとえば、以下のような構造を持つJSONリクエストを検査すると仮定します：
![img](/mosaic-code.jpg)
ここで「user.id」が特定の条件に合致するかを検査したい場合、JSONパスを利用します。

### 3.2 条件式の設定
条件式を設定するには、AWS WAFの管理コンソールから以下の手順で実施します：

1. **JSONパターンマッチング設定**: 「ルールの追加」画面で、「JSON情報（リクエスト本体）」を選択し、関心のあるJSONパス（例えば`$.user.id`）を指定します。
2. **条件式の入力**: 続いて、`Equals`や`Contains`といった演算を利用して、値が「12345」であるかどうか等、具体的に一致させたい条件を設定します。

## 4. 検査の実行と結果確認

### 4.1 条件式の適用
設定が完了すると、AWS WAFは着信する全てのリクエストを監視し、指定したJSONパス内の値を監査し始めます。これにより、特定の項目が条件に合致した場合にブロックまたはカウントが行われるようになります。

### 4.2 ログの確認方法
検査結果およびWAFによるアクションは、AWS CloudWatchを通じて確認できます。ログにはリクエストの詳細やルール一致の結果が含まれるため、これをもとにトラブルシューティングや解析を行います。

## 5. まとめ
AWS WAFを利用することで、JSONリクエストに関する高度なフィルタリングが可能となり、セキュリティを強化できます。重要なポイントとして、JSONパスを正しく設定し、検査すべき項目を的確に見極めることが挙げられます。これにより、アプリケーションの防御を効果的に行うことができるようになります。 [cv:issue_marketplace_engineer]

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1. はじめに
2. WAFによるJSONリクエストのフィルタリング
    2.1 AWS WAFの基本設定
    2.2 JSONリクエストの条件設定
3. 特定項目の検査方法
    3.1 JSONマッチングルールの作成
    3.2 条件式の設定
4. 検査の実行と結果確認
    4.1 条件式の適用
    4.2 ログの確認方法
5. まとめ

## 1. はじめに
AWS WAFは、ウェブアプリケーションに対する攻撃を防ぐためのファイアウォールサービスです。特にJSON形式のリクエストを処理するアプリケーションにおいては、特定の項目を検査し、異常なパラメータをフィルタリングすることが重要です。本記事では、AWS WAFを利用してJSONリクエストの特定項目を検査する方法について詳しく解説します。

## 2. WAFによるJSONリクエストのフィルタリング

### 2.1 AWS WAFの基本設定
AWS WAFを使用するためには、まずウェブACLを作成する必要があります。このACLは、IPアドレスやURIパスといった基本的なリクエスト属性に基づいてフィルタリングルールを適用します。ここでは、JSONの検査を行うための前提としてWEB ACLの基本設定を行います。

### 2.2 JSONリクエストの条件設定
AWS WAFでは、リクエストを構成するすべての要素に対しフィルタリングルールを設定することができますが、JSON形式の場合は、その特性を活かした設定が必要です。特に、jsonオブジェクトや配列を正しく解析し、特定の値を検査するためには、JSONパーサーを利用します。

## 3. 特定項目の検査方法

### 3.1 JSONマッチングルールの作成
AWS WAFのルールを用いて、特定のJSONパス式を定義し、その結果に基づいてアクセス制御を行います。たとえば、以下のような構造を持つJSONリクエストを検査すると仮定します：
```json
{
    "user": {
        "id": "12345",
        "actions": ["login", "logout"]
    }
}
```
ここで「user.id」が特定の条件に合致するかを検査したい場合、JSONパスを利用します。

### 3.2 条件式の設定
条件式を設定するには、AWS WAFの管理コンソールから以下の手順で実施します：

1. **JSONパターンマッチング設定**: 「ルールの追加」画面で、「JSON情報（リクエスト本体）」を選択し、関心のあるJSONパス（例えば`$.user.id`）を指定します。
2. **条件式の入力**: 続いて、`Equals`や`Contains`といった演算を利用して、値が「12345」であるかどうか等、具体的に一致させたい条件を設定します。

## 4. 検査の実行と結果確認

### 4.1 条件式の適用
設定が完了すると、AWS WAFは着信する全てのリクエストを監視し、指定したJSONパス内の値を監査し始めます。これにより、特定の項目が条件に合致した場合にブロックまたはカウントが行われるようになります。

### 4.2 ログの確認方法
検査結果およびWAFによるアクションは、AWS CloudWatchを通じて確認できます。ログにはリクエストの詳細やルール一致の結果が含まれるため、これをもとにトラブルシューティングや解析を行います。

## 5. まとめ
AWS WAFを利用することで、JSONリクエストに関する高度なフィルタリングが可能となり、セキュリティを強化できます。重要なポイントとして、JSONパスを正しく設定し、検査すべき項目を的確に見極めることが挙げられます。これにより、アプリケーションの防御を効果的に行うことができるようになります。 

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1. はじめに

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