# PrismaでJSON型カラムを扱う方法（PostgreSQL限定）

1-1. はじめに

データベースの進化とともに、JSONデータ型の利用は増加しています。PrismaはPostgreSQLをサポートしており、JSONデータ型を効果的に使用することが可能です。本記事では、Prismaを使用してPostgreSQLのJSON型を扱う方法を詳しく解説します。

1-2. 目次
- はじめに
- JSON型とは
- Prismaでのセットアップ
- JSON型カラムの作成
  - Prismaスキーマの設定
  - マイグレーションの実施
- JSON型カラムの操作
  - データの挿入
  - データの更新
  - データの取得
  - データの削除
- 複雑なクエリ
  - 部分的なデータ更新
  - JSONクエリの活用
- 他のデータ型との比較
- まとめ

1-3. JSON型とは

JSON（JavaScript Object Notation）は、軽量で可読性のあるデータ交換フォーマットで、Webアプリケーションで広く使用されています。PostgreSQLでは、JSONとJSONBという2種類のJSON型が提供されており、後者はバイナリ形式で格納されているため、より優れたパフォーマンスを発揮します。

2-1. Prismaでのセットアップ

Prismaを使用する前に、Node.jsとPostgreSQLがインストールされている環境を準備する必要があります。また、Prisma CLIを使ってPrismaプロジェクトを設定し、PostgreSQLデータベースへ接続を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

`prisma/schema.prisma`ファイル内で、データベース接続情報を設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)
DATABASE_URLには、PostgreSQLデータベースの接続文字列を指定します。

2-2. JSON型カラムの作成

3-1. Prismaスキーマの設定

JSON型カラムを作成するためにPrismaスキーマのモデルを定義します。以下は、JSON型カラムを持つモデルの例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

3-2. マイグレーションの実施

スキーマの設定が完了したら、Prisma CLIを使ってマイグレーションを生成および適用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

このコマンドを実行すると、Prismaはスキーマに基づいてデータベーステーブルを作成します。

4-1. JSON型カラムの操作

Prismaでは、新しいレコードのJSON型カラムへの挿入、更新、取得、および削除が簡単にできます。

4-2. データの挿入

![img](/mosaic-code.jpg)

4-3. データの更新

![img](/mosaic-code.jpg)

4-4. データの取得

![img](/mosaic-code.jpg)

4-5. データの削除

![img](/mosaic-code.jpg)

5-1. 複雑なクエリ

5-2. 部分的なデータ更新

Prismaでは、JSONBデータ型のフィールドを部分的に更新することは直接できませんが、JavaScriptオブジェクトを取り出して更新後に再度全体を保存することで間接的に行えます。

![img](/mosaic-code.jpg)

5-3. JSONクエリの活用

PostgreSQLでは、JSONBデータ型に対して独自の演算子を使うことができます。Prismaでは、Raw SQLを使ってこれらの機能を利用可能です。

![img](/mosaic-code.jpg)

6-1. 他のデータ型との比較

JSON型は柔軟性が高い一方で、厳密なスキーマがないためにデータの一貫性チェックが難しくなります。定型的なデータには通常のデータ型を使用し、非定型的なデータはJSON型で扱うことで、データモデルの拡張性を高めつつ、パフォーマンスを考慮することが可能です。

7-1. まとめ

Prismaを使用したPostgreSQLのJSON型活用は、柔軟なデータモデルを実現します。しかし、JSON型の特性と扱い方をしっかり理解することで、効果的かつ迅速なデータ操作が可能になります。データ型選定の際には、ユースケースに応じて適切なデータ型を選ぶことが重要です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# PrismaでJSON型カラムを扱う方法（PostgreSQL限定）

1-1. はじめに

データベースの進化とともに、JSONデータ型の利用は増加しています。PrismaはPostgreSQLをサポートしており、JSONデータ型を効果的に使用することが可能です。本記事では、Prismaを使用してPostgreSQLのJSON型を扱う方法を詳しく解説します。

1-2. 目次
- はじめに
- JSON型とは
- Prismaでのセットアップ
- JSON型カラムの作成
  - Prismaスキーマの設定
  - マイグレーションの実施
- JSON型カラムの操作
  - データの挿入
  - データの更新
  - データの取得
  - データの削除
- 複雑なクエリ
  - 部分的なデータ更新
  - JSONクエリの活用
- 他のデータ型との比較
- まとめ

1-3. JSON型とは

JSON（JavaScript Object Notation）は、軽量で可読性のあるデータ交換フォーマットで、Webアプリケーションで広く使用されています。PostgreSQLでは、JSONとJSONBという2種類のJSON型が提供されており、後者はバイナリ形式で格納されているため、より優れたパフォーマンスを発揮します。

2-1. Prismaでのセットアップ

Prismaを使用する前に、Node.jsとPostgreSQLがインストールされている環境を準備する必要があります。また、Prisma CLIを使ってPrismaプロジェクトを設定し、PostgreSQLデータベースへ接続を行います。

```bash
npm install @prisma/cli @prisma/client
npx prisma init
```

`prisma/schema.prisma`ファイル内で、データベース接続情報を設定します。

```prisma
datasource db {
  provider = "postgresql"
  url      = env("DATABASE_URL")
}

generator client {
  provider = "prisma-client-js"
}
```
DATABASE_URLには、PostgreSQLデータベースの接続文字列を指定します。

2-2. JSON型カラムの作成

3-1. Prismaスキーマの設定

JSON型カラムを作成するためにPrismaスキーマのモデルを定義します。以下は、JSON型カラムを持つモデルの例です。

```prisma
model User {
  id    Int     @id @default(autoincrement())
  name  String
  info  Json
}
```

3-2. マイグレーションの実施

スキーマの設定が完了したら、Prisma CLIを使ってマイグレーションを生成および適用します。

```bash
npx prisma migrate dev --name init
```

このコマンドを実行すると、Prismaはスキーマに基づいてデータベーステーブルを作成します。

4-1. JSON型カラムの操作

Prismaでは、新しいレコードのJSON型カラムへの挿入、更新、取得、および削除が簡単にできます。

4-2. データの挿入

```javascript
const newUser = await prisma.user.create({
  data: {
    name: "Alice",
    info: {
      age: 30,
      hobbies: ["reading", "hiking"]
    }
  }
});
```

4-3. データの更新

```javascript
const updatedUser = await prisma.user.update({
  where: { id: 1 },
  data: {
    info: {
      age: 31,
      hobbies: { set: ["reading", "traveling"] }
    }
  }
});
```

4-4. データの取得

```javascript
const user = await prisma.user.findUnique({
  where: { id: 1 }
});
console.log(user.info); // JSONオブジェクトとして取得可
```

4-5. データの削除

```javascript
await prisma.user.delete({
  where: { id: 1 }
});
```

5-1. 複雑なクエリ

5-2. 部分的なデータ更新

Prismaでは、JSONBデータ型のフィールドを部分的に更新することは直接できませんが、JavaScriptオブジェクトを取り出して更新後に再度全体を保存することで間接的に行えます。

```javascript
const user = await prisma.user.findUnique({ where: { id: 1 } });
user.info.age = 32;
await prisma.user.update({
  where: { id: 1 },
  data: { info: user.info }
});
```

5-3. JSONクエリの活用

PostgreSQLでは、JSONBデータ型に対して独自の演算子を使うことができます。Prismaでは、Raw SQLを使ってこれらの機能を利用可能です。

```javascript
const users = await prisma.$queryRaw`
  SELECT * FROM "User" WHERE info->>'age' = '30'
`;
```

6-1. 他のデータ型との比較

JSON型は柔軟性が高い一方で、厳密なスキーマがないためにデータの一貫性チェックが難しくなります。定型的なデータには通常のデータ型を使用し、非定型的なデータはJSON型で扱うことで、データモデルの拡張性を高めつつ、パフォーマンスを考慮することが可能です。

7-1. まとめ

Prismaを使用したPostgreSQLのJSON型活用は、柔軟なデータモデルを実現します。しかし、JSON型の特性と扱い方をしっかり理解することで、効果的かつ迅速なデータ操作が可能になります。データ型選定の際には、ユースケースに応じて適切なデータ型を選ぶことが重要です。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

PrismaでJSON型カラムを扱う方法（PostgreSQL限定）

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）