# ECS on EC2で起動タイプを選択する際の判断基準

## 1. 目次
1. はじめに
2. ECS on EC2とは
3. 起動タイプの選択基準
   - 3-1. コスト
   - 3-2. スケーラビリティとパフォーマンス
   - 3-3. 管理の手間
4. 起動タイプの選択プロセス
5. 実行例
6. 注意点とベストプラクティス
7. まとめ

## 2. はじめに
Amazon ECS（Elastic Container Service）は、AWS上でコンテナを管理する強力なサービスです。ECSは主に2つの起動タイプ、FargateとEC2を提供しています。本記事では、特に「ECS on EC2」について検討する際の起動タイプ選択基準について説明します。

## 3. ECS on EC2とは
ECS on EC2は、AWS EC2インスタンス上でコンテナを実行する方法です。これは、自分でEC2インスタンスを管理し、スケーリングやセキュリティ設定を柔軟に行いたい場合に最適です。

## 4. 起動タイプの選択基準

### 4-1. コスト
- **初期コストとランニングコスト**: EC2起動タイプを選択する場合、自分でインスタンスのサイズを選び、利用するだけ料金が発生します。より固定化され長期間使うワークロードでは、リザーブドインスタンスの利用でコスト削減ができます。
- **比較例**: 同じコンピューティングリソースを使用した場合、EC2の方がFargateよりも多くの割引オプション(リザーブドインスタンスやスポットインスタンス)を活用し、コストを抑えることができます。

### 4-2. スケーラビリティとパフォーマンス
- **スケーラビリティ**: 必要に応じてインスタンスをスケールアップまたはスケールダウンすることが可能です。自動スケーリング機能により動的なトラフィックへの対応が可能です。
- **性能要求**: 特定のリソース（メモリ、vCPUなど）に対する細かなチューニングが必要な場合、EC2のカスタマイズ性が役立ちます。

### 4-3. 管理の手間
- **管理と運用**: EC2起動タイプを選択する場合、インスタンスの管理、OSのアップデート、セキュリティパッチの適用といったメンテナンス作業が伴います。運用チームが確保できるかどうかが判断基準になります。
- **自動化ツールの使用**: TerraformなどのIaCツールで自動化可能ですが、それに伴うスクリプト管理も考慮する必要があります。

## 5. 起動タイプの選択プロセス
1. ワークロードの特性（固定か変動か）を評価する。
2. 必要なリソースとそのカスタマイズ性を検討する。
3. セキュリティ要件に基づく選択。
4. 管理負荷を減らす手段(自動化、アウトソース)を準備する。

## 6. 実行例
![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. 注意点とベストプラクティス
- **セキュリティ**: セキュリティグループの設定を慎重に行い、必要最小限のアクセス権限を付与します。
- **リソースモニタリング**: EC2インスタンスのリソース使用状況をモニタリングし、必要に応じてスケーリングを行います。
- **スケーリングポリシー**: 自動スケーリングポリシーを適切に設定して、トラフィックのピーク時にパフォーマンスを維持します。

## 8. まとめ
ECS on EC2を選択する際は、初期コスト、運用管理、セキュリティ、パフォーマンス要件を考慮して選択することが重要です。EC2起動タイプはカスタマイザビリティとコスト面での柔軟性を提供しますが、その一方で、運用の手間をしっかりとコントロールする必要があります。ご自身のプロジェクトの要件により適した選択を心がけましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# ECS on EC2で起動タイプを選択する際の判断基準

## 1. 目次
1. はじめに
2. ECS on EC2とは
3. 起動タイプの選択基準
   - 3-1. コスト
   - 3-2. スケーラビリティとパフォーマンス
   - 3-3. 管理の手間
4. 起動タイプの選択プロセス
5. 実行例
6. 注意点とベストプラクティス
7. まとめ

## 2. はじめに
Amazon ECS（Elastic Container Service）は、AWS上でコンテナを管理する強力なサービスです。ECSは主に2つの起動タイプ、FargateとEC2を提供しています。本記事では、特に「ECS on EC2」について検討する際の起動タイプ選択基準について説明します。

## 3. ECS on EC2とは
ECS on EC2は、AWS EC2インスタンス上でコンテナを実行する方法です。これは、自分でEC2インスタンスを管理し、スケーリングやセキュリティ設定を柔軟に行いたい場合に最適です。

## 4. 起動タイプの選択基準

### 4-1. コスト
- **初期コストとランニングコスト**: EC2起動タイプを選択する場合、自分でインスタンスのサイズを選び、利用するだけ料金が発生します。より固定化され長期間使うワークロードでは、リザーブドインスタンスの利用でコスト削減ができます。
- **比較例**: 同じコンピューティングリソースを使用した場合、EC2の方がFargateよりも多くの割引オプション(リザーブドインスタンスやスポットインスタンス)を活用し、コストを抑えることができます。

### 4-2. スケーラビリティとパフォーマンス
- **スケーラビリティ**: 必要に応じてインスタンスをスケールアップまたはスケールダウンすることが可能です。自動スケーリング機能により動的なトラフィックへの対応が可能です。
- **性能要求**: 特定のリソース（メモリ、vCPUなど）に対する細かなチューニングが必要な場合、EC2のカスタマイズ性が役立ちます。

### 4-3. 管理の手間
- **管理と運用**: EC2起動タイプを選択する場合、インスタンスの管理、OSのアップデート、セキュリティパッチの適用といったメンテナンス作業が伴います。運用チームが確保できるかどうかが判断基準になります。
- **自動化ツールの使用**: TerraformなどのIaCツールで自動化可能ですが、それに伴うスクリプト管理も考慮する必要があります。

## 5. 起動タイプの選択プロセス
1. ワークロードの特性（固定か変動か）を評価する。
2. 必要なリソースとそのカスタマイズ性を検討する。
3. セキュリティ要件に基づく選択。
4. 管理負荷を減らす手段(自動化、アウトソース)を準備する。

## 6. 実行例
```python
# AWS SDK for Python (Boto3)を使用して、ECSクラスターを作成し、EC2起動タイプでタスクを実行

import boto3

# ECSクラスターを作成
ecs_client = boto3.client('ecs')

response = ecs_client.create_cluster(
    clusterName='my-ecs-cluster'
)

# タスクを開始するコンフィグ
task_definition = 'sample-task-def'
subnet_id = 'subnet-XXXXXXXX'

response = ecs_client.run_task(
    cluster='my-ecs-cluster',
    taskDefinition=task_definition,
    networkConfiguration={
        'awsvpcConfiguration': {
            'subnets': [subnet_id],
            'assignPublicIp': 'ENABLED'
        }
    },
    launchType='EC2'
)
```

## 7. 注意点とベストプラクティス
- **セキュリティ**: セキュリティグループの設定を慎重に行い、必要最小限のアクセス権限を付与します。
- **リソースモニタリング**: EC2インスタンスのリソース使用状況をモニタリングし、必要に応じてスケーリングを行います。
- **スケーリングポリシー**: 自動スケーリングポリシーを適切に設定して、トラフィックのピーク時にパフォーマンスを維持します。

## 8. まとめ
ECS on EC2を選択する際は、初期コスト、運用管理、セキュリティ、パフォーマンス要件を考慮して選択することが重要です。EC2起動タイプはカスタマイザビリティとコスト面での柔軟性を提供しますが、その一方で、運用の手間をしっかりとコントロールする必要があります。ご自身のプロジェクトの要件により適した選択を心がけましょう。 

ECS on EC2で起動タイプを選択する際の判断基準

1. 目次

2. はじめに

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