# kintone API × AWS Lambdaで実装するサーバーレス連携

## 目次
- 1 はじめに
- 2 目標
- 3 必要なツールとライブラリ
- 4 環境構築
  - 4-1 AWS Lambdaのセットアップ
  - 4-2 kintone APIのアクセス設定
- 5 コードの実装
  - 5-1 Lambdaファンクションのコード例
  - 5-2 kintone接続の実装
- 6 デプロイとテスト
  - 6-1 Lambdaのデプロイ
  - 6-2 テスト実行
- 7 おすすめの活用例
- 8 まとめ

## 1 はじめに
kintoneは、業務アプリ作成に特化したプラットフォームで、カスタマイズ性に富んでいます。一方、AWS Lambdaはイベント駆動型のサーバーレスコンピューティングサービスで、スケーラブルなバックエンドを簡単に構築することができます。これらを組み合わせることで、高効率かつコストを抑えた連携システムを実現できます。

## 2 目標
この記事では、kintoneとAWS Lambdaを連携し、kintone上のデータをトリガーにして自動処理を実行する方法を紹介します。具体例として、kintoneのアプリに新規レコードが追加された際にLambdaが起動し、特定の処理（例えばメール送信や他システムへのデータ移行）を実行するフローを構築します。

## 3 必要なツールとライブラリ
- AWSアカウント
- kintoneアカウント
- AWS CLI
- Node.js
- AWS SDK for Node.js

## 4 環境構築

### 4-1 AWS Lambdaのセットアップ
まず、AWSマネジメントコンソールにログインし、Lambdaサービスにアクセスして新しいファンクションを作成します。以下の設定で進めます。

- **ランタイム**: Node.js 14.x
- **実行ロール**: AWS Lambda基本実行ロール
- **トリガー**: AWS API Gateway（後に設定）

### 4-2 kintone APIのアクセス設定
kintone APIを利用するためには、APIトークンの取得が必要です。kintoneの管理画面で以下を設定します。

1. kintoneアプリに移動し、アプリの設定を開きます。
2. APIトークンを生成し、必要な権限（読み取り、書き込みなど）を付与します。
3. 生成したトークンをメモしておきます。

## 5 コードの実装

### 5-1 Lambdaファンクションのコード例
以下に、kintoneからのデータを読み取るシンプルなLambdaファンクションの例を示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2 kintone接続の実装
上記コードでは、axiosを使ってHTTPリクエストをkintone APIに送信しています。kintoneのAPI利用に必要な`X-Cybozu-API-Token`ヘッダーを設定し、リクエストを行います。

## 6 デプロイとテスト

### 6-1 Lambdaのデプロイ
AWS CLIを使ってファンクションをデプロイします。

1. `function.zip`ファイルに必要なNode.jsモジュールとコードをパッケージ化します。
2. 以下のコマンドでデプロイします。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 6-2 テスト実行
Lambdaコンソールからのテスト機能を利用して、ファンクションが正しく動作するかを確認します。テストイベントを設定し、トリガーによって正しくデータが処理されることを確認します。

## 7 おすすめの活用例
- **データの自動集計**: 定期的にkintoneのデータを集計し、結果をダッシュボードに出力。
- **通知機能**: kintone上で変更があった際にメールやSlackで通知。
- **リアルタイムデータ同期**: kintoneと外部システム間のデータ流通を自動化。

## 8 まとめ
この記事では、kintoneとAWS Lambdaを使ったサーバーレスアーキテクチャの一例を示しました。これらの技術を活用することで、信頼性が高く、柔軟性のあるシステムが構築できます。各アプローチを組み合わせることで、より複雑な業務ロジックを効率的に実装可能です。ぜひ試してみてください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# kintone API × AWS Lambdaで実装するサーバーレス連携

## 目次
- 1 はじめに
- 2 目標
- 3 必要なツールとライブラリ
- 4 環境構築
  - 4-1 AWS Lambdaのセットアップ
  - 4-2 kintone APIのアクセス設定
- 5 コードの実装
  - 5-1 Lambdaファンクションのコード例
  - 5-2 kintone接続の実装
- 6 デプロイとテスト
  - 6-1 Lambdaのデプロイ
  - 6-2 テスト実行
- 7 おすすめの活用例
- 8 まとめ

## 1 はじめに
kintoneは、業務アプリ作成に特化したプラットフォームで、カスタマイズ性に富んでいます。一方、AWS Lambdaはイベント駆動型のサーバーレスコンピューティングサービスで、スケーラブルなバックエンドを簡単に構築することができます。これらを組み合わせることで、高効率かつコストを抑えた連携システムを実現できます。

## 2 目標
この記事では、kintoneとAWS Lambdaを連携し、kintone上のデータをトリガーにして自動処理を実行する方法を紹介します。具体例として、kintoneのアプリに新規レコードが追加された際にLambdaが起動し、特定の処理（例えばメール送信や他システムへのデータ移行）を実行するフローを構築します。

## 3 必要なツールとライブラリ
- AWSアカウント
- kintoneアカウント
- AWS CLI
- Node.js
- AWS SDK for Node.js

## 4 環境構築

### 4-1 AWS Lambdaのセットアップ
まず、AWSマネジメントコンソールにログインし、Lambdaサービスにアクセスして新しいファンクションを作成します。以下の設定で進めます。

- **ランタイム**: Node.js 14.x
- **実行ロール**: AWS Lambda基本実行ロール
- **トリガー**: AWS API Gateway（後に設定）

### 4-2 kintone APIのアクセス設定
kintone APIを利用するためには、APIトークンの取得が必要です。kintoneの管理画面で以下を設定します。

1. kintoneアプリに移動し、アプリの設定を開きます。
2. APIトークンを生成し、必要な権限（読み取り、書き込みなど）を付与します。
3. 生成したトークンをメモしておきます。

## 5 コードの実装

### 5-1 Lambdaファンクションのコード例
以下に、kintoneからのデータを読み取るシンプルなLambdaファンクションの例を示します。

```javascript
const axios = require('axios');

exports.handler = async (event) => {
    const kintoneDomain = 'yourdomain.kintone.com';
    const apiToken = 'YOUR_KINTONE_API_TOKEN';
    // Kintone アプリID
    const appID = 'YOUR_APP_ID';

    const response = await axios.get(`https://${kintoneDomain}/k/v1/records.json`, {
        headers: {
            'X-Cybozu-API-Token': apiToken,
        },
        params: {
            app: appID,
            size: 100
        }
    });

    const records = response.data.records;

    // 他の処理（例：メール送信、他システムへのデータ移行など）
    
    return {
        statusCode: 200,
        body: JSON.stringify(records)
    };
};
```

### 5-2 kintone接続の実装
上記コードでは、axiosを使ってHTTPリクエストをkintone APIに送信しています。kintoneのAPI利用に必要な`X-Cybozu-API-Token`ヘッダーを設定し、リクエストを行います。

## 6 デプロイとテスト

### 6-1 Lambdaのデプロイ
AWS CLIを使ってファンクションをデプロイします。

1. `function.zip`ファイルに必要なNode.jsモジュールとコードをパッケージ化します。
2. 以下のコマンドでデプロイします。

```bash
aws lambda update-function-code --function-name myFunctionName --zip-file fileb://function.zip
```

### 6-2 テスト実行
Lambdaコンソールからのテスト機能を利用して、ファンクションが正しく動作するかを確認します。テストイベントを設定し、トリガーによって正しくデータが処理されることを確認します。

## 7 おすすめの活用例
- **データの自動集計**: 定期的にkintoneのデータを集計し、結果をダッシュボードに出力。
- **通知機能**: kintone上で変更があった際にメールやSlackで通知。
- **リアルタイムデータ同期**: kintoneと外部システム間のデータ流通を自動化。

## 8 まとめ
この記事では、kintoneとAWS Lambdaを使ったサーバーレスアーキテクチャの一例を示しました。これらの技術を活用することで、信頼性が高く、柔軟性のあるシステムが構築できます。各アプローチを組み合わせることで、より複雑な業務ロジックを効率的に実装可能です。ぜひ試してみてください。 

kintone API × AWS Lambdaで実装するサーバーレス連携

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