# CloudFrontのアクセスログをAthenaでクエリする方法

## 目次
1. はじめに
2. CloudFrontアクセスログの概要
3. AWS Athenaの設定
4. Athenaでのデータベースとテーブルの作成
5. クエリのサンプル
    - 5-1. ログの基本的なクエリ
    - 5-2. 特定の日付のログを取得
    - 5-3. HTTPステータスコードごとのリクエスト数
    - 5-4. エッジロケーションごとのトラフィック
    - 5-5. 上位のリクエスト送信元IPアドレス
    - 5-6. コンテンツタイプごとのリクエスト解析
6. まとめ

## 1. はじめに
AWSのCloudFrontは、コンテンツを迅速に配信するコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)であり、アクセスログを使用してトラフィックの解析や監視が可能です。本記事では、AWS Athenaを使用してCloudFrontのアクセスログを効率的にクエリする方法について解説します。

## 2. CloudFrontアクセスログの概要
CloudFrontは、リクエストの詳細を含むアクセスログをS3バケットに保存できます。これらのログには、リクエスト元のIPアドレス、リクエストされたオブジェクト、日時、レスポンスのステータスコード、エッジロケーションなどの情報が含まれています。これらのデータを抽出し、解析することで、Webサイトのパフォーマンスやユーザー行動を深く理解することができます。

## 3. AWS Athenaの設定
Athenaは、標準的なSQLを使用してS3に保存されたデータを迅速にクエリすることができるサービスです。まずAthenaを使用する前に行う必要がある設定を以下に示します。

### 3-1. S3バケットの設定
アクセスログが保存されているS3バケットの設定を確認し、Athenaが読み取れるようにアクセス権限を適切に設定します。

### 3-2. Athenaの出力設定
Athenaコンソールで、結果を保存するためのS3バケットを設定してください。この設定は、Athenaの設定メニューの"Query result location"で行います。

## 4. Athenaでのデータベースとテーブルの作成

CloudFrontログをクエリするためには、まずAthenaでデータベースとテーブルを定義する必要があります。以下はそのプロセスの例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. クエリのサンプル

### 5-1. ログの基本的なクエリ
CloudFrontログのデータを確認する基礎的なクエリです。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. 特定の日付のログを取得
特定の日付のログを抽出します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-3. HTTPステータスコードごとのリクエスト数
HTTPステータスコードごとのリクエスト数を集計します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-4. エッジロケーションごとのトラフィック
エッジロケーションごとのリクエスト数を分析します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-5. 上位のリクエスト送信元IPアドレス
リクエストが多いIPアドレスを特定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-6. コンテンツタイプごとのリクエスト解析
コンテンツタイプごとのリクエストを解析します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. まとめ
この記事では、AWS Athenaを使用してCloudFrontのアクセスログをクエリする方法を解説しました。Athenaの強力なクエリ機能を活用することで、CloudFrontのログデータを詳細に分析し、トラフィックのパターンを理解することができます。これにより、ウェブサイトの最適化やパフォーマンス向上のヒントを得ることが可能になります。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# CloudFrontのアクセスログをAthenaでクエリする方法

## 目次
1. はじめに
2. CloudFrontアクセスログの概要
3. AWS Athenaの設定
4. Athenaでのデータベースとテーブルの作成
5. クエリのサンプル
    - 5-1. ログの基本的なクエリ
    - 5-2. 特定の日付のログを取得
    - 5-3. HTTPステータスコードごとのリクエスト数
    - 5-4. エッジロケーションごとのトラフィック
    - 5-5. 上位のリクエスト送信元IPアドレス
    - 5-6. コンテンツタイプごとのリクエスト解析
6. まとめ

## 1. はじめに
AWSのCloudFrontは、コンテンツを迅速に配信するコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)であり、アクセスログを使用してトラフィックの解析や監視が可能です。本記事では、AWS Athenaを使用してCloudFrontのアクセスログを効率的にクエリする方法について解説します。

## 2. CloudFrontアクセスログの概要
CloudFrontは、リクエストの詳細を含むアクセスログをS3バケットに保存できます。これらのログには、リクエスト元のIPアドレス、リクエストされたオブジェクト、日時、レスポンスのステータスコード、エッジロケーションなどの情報が含まれています。これらのデータを抽出し、解析することで、Webサイトのパフォーマンスやユーザー行動を深く理解することができます。

## 3. AWS Athenaの設定
Athenaは、標準的なSQLを使用してS3に保存されたデータを迅速にクエリすることができるサービスです。まずAthenaを使用する前に行う必要がある設定を以下に示します。

### 3-1. S3バケットの設定
アクセスログが保存されているS3バケットの設定を確認し、Athenaが読み取れるようにアクセス権限を適切に設定します。

### 3-2. Athenaの出力設定
Athenaコンソールで、結果を保存するためのS3バケットを設定してください。この設定は、Athenaの設定メニューの"Query result location"で行います。

## 4. Athenaでのデータベースとテーブルの作成

CloudFrontログをクエリするためには、まずAthenaでデータベースとテーブルを定義する必要があります。以下はそのプロセスの例です。

```sql
CREATE DATABASE IF NOT EXISTS cloudfront_logs;

CREATE EXTERNAL TABLE IF NOT EXISTS cloudfront_logs.access_logs (
    `date` DATE,
    `time` STRING,
    `location` STRING,
    `bytes` BIGINT,
    `requestip` STRING,
    `method` STRING,
    `host` STRING,
    `uri` STRING,
    `status` INT,
    `referrer` STRING,
    `useragent` STRING,
    `querystring` STRING,
    `cookie` STRING,
    `resulttype` STRING,
    `requestid` STRING,
    `hostheader` STRING,
    `protocol` STRING,
    `cs-protocol` STRING,
    `cs-uri` STRING,
    `cs-uri-query` STRING,
    `cs-hostheader` STRING
)
ROW FORMAT SERDE 'org.apache.hadoop.hive.serde2.RegexSerDe'
WITH SERDEPROPERTIES (
    'input.regex' = '^(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)\\s+(\\S+)$'
)
LOCATION 's3://your-bucket-name/cloudfront/log/';
```

## 5. クエリのサンプル

### 5-1. ログの基本的なクエリ
CloudFrontログのデータを確認する基礎的なクエリです。

```sql
SELECT * FROM cloudfront_logs.access_logs LIMIT 10;
```

### 5-2. 特定の日付のログを取得
特定の日付のログを抽出します。

```sql
SELECT *
FROM cloudfront_logs.access_logs
WHERE `date` = DATE '2025-02-25';
```

### 5-3. HTTPステータスコードごとのリクエスト数
HTTPステータスコードごとのリクエスト数を集計します。

```sql
SELECT status, COUNT(*) as count
FROM cloudfront_logs.access_logs
GROUP BY status
ORDER BY count DESC;
```

### 5-4. エッジロケーションごとのトラフィック
エッジロケーションごとのリクエスト数を分析します。

```sql
SELECT location, COUNT(*) as requests
FROM cloudfront_logs.access_logs
GROUP BY location
ORDER BY requests DESC;
```

### 5-5. 上位のリクエスト送信元IPアドレス
リクエストが多いIPアドレスを特定します。

```sql
SELECT requestip, COUNT(*) as request_count
FROM cloudfront_logs.access_logs
GROUP BY requestip
ORDER BY request_count DESC
LIMIT 10;
```

### 5-6. コンテンツタイプごとのリクエスト解析
コンテンツタイプごとのリクエストを解析します。

```sql
SELECT cs_uri, COUNT(*) as requests
FROM cloudfront_logs.access_logs
GROUP BY cs_uri
ORDER BY requests DESC;
```

## 6. まとめ
この記事では、AWS Athenaを使用してCloudFrontのアクセスログをクエリする方法を解説しました。Athenaの強力なクエリ機能を活用することで、CloudFrontのログデータを詳細に分析し、トラフィックのパターンを理解することができます。これにより、ウェブサイトの最適化やパフォーマンス向上のヒントを得ることが可能になります。 

CloudFrontのアクセスログをAthenaでクエリする方法

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