# Java 17でのTLS/SSLのサポート状況と設定変更ポイント

## 目次

1. はじめに
2. Java 17でのTLS/SSLサポートの概要
    - 2-1. Java 17の新機能
    - 2-2. TLS/SSLのサポートとバージョン
3. Java 17でのTLS/SSL設定変更ポイント
    - 3-1. セキュリティプロパティの変更
    - 3-2. デフォルトTLSバージョンの設定
    - 3-3. Cipher Suitesの設定
4. Java 17 TLS/SSLの実装例
    - 4-1. 基本的な設定例
    - 4-2. Apache Tomcatでの設定例
5. Java 17のTLS/SSLサポートに関する考慮点
    - 5-1. 強化されたセキュリティ
    - 5-2. 古いプロトコルとの互換性
6. まとめ

---

## 1. はじめに

Java 17は、最新の長期サポート（LTS）版として、企業や開発者に幅広く利用されています。その中で、TLS/SSLプロトコルのサポートは、アプリケーションのセキュリティを確保するために重要な要素の一つです。このドキュメントでは、Java 17でのTLS/SSLのサポート状況と、設定変更における主要なポイントについて解説します。

## 2. Java 17でのTLS/SSLサポートの概要

### 2-1. Java 17の新機能

Java 17では、いくつかのセキュリティ関連の機能強化が行われています。重要な変更点には、新たにサポートされた暗号アルゴリズムや、非推奨となったプロトコルバージョンの削除などがあります。

### 2-2. TLS/SSLのサポートとバージョン

Java 17では、TLS 1.3がデフォルトでサポートされています。過去のバージョン、特にTLS 1.1およびTLS 1.0はセキュリティの観点から非推奨となっており、できるだけ最新のプロトコルを使用することが推奨されています。これらのバージョンのサポート状況は以下の表にまとめられています。

| サポート状況 | TLSバージョン |
|--------------|--------------|
| サポート      | TLS 1.3, 1.2 |
| 非推奨        | TLS 1.1, 1.0 |

## 3. Java 17でのTLS/SSL設定変更ポイント

### 3-1. セキュリティプロパティの変更

Java 17では、`java.security`ファイルを通じてセキュリティプロパティの設定が可能です。このファイルを編集することで、使用する暗号アルゴリズムやプロトコルの設定を行うことができます。

### 3-2. デフォルトTLSバージョンの設定

デフォルトのTLSバージョンは、`jdk.tls.client.protocols`プロパティで設定します。推奨される設定はTLS 1.2およびTLS 1.3です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-3. Cipher Suitesの設定

Cipher Suitesは、通信の暗号化に使用されるアルゴリズムのセットです。Java 17では、強力なセキュリティ対策を講じるために、強力なCipher Suitesの使用が推奨されています。設定は以下のプロパティで行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. Java 17 TLS/SSLの実装例

### 4-1. 基本的な設定例

以下は、Javaコード内でTLS/SSLを設定する基本的な例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. Apache Tomcatでの設定例

Apache Tomcatを使用している場合、`server.xml`ファイルでTLS/SSLの設定を行うことができます。以下はTLS 1.3を使用するための設定例です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. Java 17のTLS/SSLサポートに関する考慮点

### 5-1. 強化されたセキュリティ

Java 17では、セキュリティが強化されており、特に暗号化アルゴリズムの選択において、より強力なものが優先されます。重要な通信には、可能な限り最新のTLSバージョンおよびCipher Suitesを使用することをお勧めします。

### 5-2. 古いプロトコルとの互換性

古いプロトコルや弱い暗号アルゴリズムは、Java 17で非推奨となっているため、システムのセキュリティ面での影響を考慮しつつ、互換性が必要な場合は慎重な設計が求められます。

## 6. まとめ

本記事では、Java 17でのTLS/SSLのサポート状況と設定変更ポイントについて解説しました。強化されたセキュリティと新機能を理解し、適切な設定を施すことで、安全かつ効率的な通信が可能となります。最新のTLS/SSLプロトコルを使用することは、セキュリティの向上に不可欠であるため、是非ご活用ください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Java 17でのTLS/SSLのサポート状況と設定変更ポイント

## 目次

1. はじめに
2. Java 17でのTLS/SSLサポートの概要
    - 2-1. Java 17の新機能
    - 2-2. TLS/SSLのサポートとバージョン
3. Java 17でのTLS/SSL設定変更ポイント
    - 3-1. セキュリティプロパティの変更
    - 3-2. デフォルトTLSバージョンの設定
    - 3-3. Cipher Suitesの設定
4. Java 17 TLS/SSLの実装例
    - 4-1. 基本的な設定例
    - 4-2. Apache Tomcatでの設定例
5. Java 17のTLS/SSLサポートに関する考慮点
    - 5-1. 強化されたセキュリティ
    - 5-2. 古いプロトコルとの互換性
6. まとめ

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## 1. はじめに

Java 17は、最新の長期サポート（LTS）版として、企業や開発者に幅広く利用されています。その中で、TLS/SSLプロトコルのサポートは、アプリケーションのセキュリティを確保するために重要な要素の一つです。このドキュメントでは、Java 17でのTLS/SSLのサポート状況と、設定変更における主要なポイントについて解説します。

## 2. Java 17でのTLS/SSLサポートの概要

### 2-1. Java 17の新機能

Java 17では、いくつかのセキュリティ関連の機能強化が行われています。重要な変更点には、新たにサポートされた暗号アルゴリズムや、非推奨となったプロトコルバージョンの削除などがあります。

### 2-2. TLS/SSLのサポートとバージョン

Java 17では、TLS 1.3がデフォルトでサポートされています。過去のバージョン、特にTLS 1.1およびTLS 1.0はセキュリティの観点から非推奨となっており、できるだけ最新のプロトコルを使用することが推奨されています。これらのバージョンのサポート状況は以下の表にまとめられています。

| サポート状況 | TLSバージョン |
|--------------|--------------|
| サポート      | TLS 1.3, 1.2 |
| 非推奨        | TLS 1.1, 1.0 |

## 3. Java 17でのTLS/SSL設定変更ポイント

### 3-1. セキュリティプロパティの変更

Java 17では、`java.security`ファイルを通じてセキュリティプロパティの設定が可能です。このファイルを編集することで、使用する暗号アルゴリズムやプロトコルの設定を行うことができます。

### 3-2. デフォルトTLSバージョンの設定

デフォルトのTLSバージョンは、`jdk.tls.client.protocols`プロパティで設定します。推奨される設定はTLS 1.2およびTLS 1.3です。

```plaintext
jdk.tls.client.protocols=TLSv1.3,TLSv1.2
```

### 3-3. Cipher Suitesの設定

Cipher Suitesは、通信の暗号化に使用されるアルゴリズムのセットです。Java 17では、強力なセキュリティ対策を講じるために、強力なCipher Suitesの使用が推奨されています。設定は以下のプロパティで行います。

```plaintext
jdk.tls.disabledAlgorithms=SSLv3, TLSv1, TLSv1.1, RC4, MD5withRSA, DH keySize < 2048, RSA keySize < 2048
```

## 4. Java 17 TLS/SSLの実装例

### 4-1. 基本的な設定例

以下は、Javaコード内でTLS/SSLを設定する基本的な例です。

```java
import javax.net.ssl.*;
import java.security.KeyStore;

public class SSLExample {
    public static void main(String[] args) throws Exception {
        SSLContext sslContext = SSLContext.getInstance("TLSv1.3");
        sslContext.init(null, new TrustManager[]{new DefaultTrustManager()}, null);
        
        SSLSocketFactory socketFactory = sslContext.getSocketFactory();
        SSLSocket sslSocket = (SSLSocket) socketFactory.createSocket("example.com", 443);
        sslSocket.startHandshake();
        
        System.out.println("Connection secured with TLS");
    }

    private static class DefaultTrustManager implements X509TrustManager {
        public void checkClientTrusted(java.security.cert.X509Certificate[] chain, String authType) {}
        public void checkServerTrusted(java.security.cert.X509Certificate[] chain, String authType) {}
        public java.security.cert.X509Certificate[] getAcceptedIssuers() { return null; }
    }
}
```

### 4-2. Apache Tomcatでの設定例

Apache Tomcatを使用している場合、`server.xml`ファイルでTLS/SSLの設定を行うことができます。以下はTLS 1.3を使用するための設定例です。

```xml
<Connector
    protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol"
    port="8443"
    maxThreads="150"
    SSLEnabled="true"
    scheme="https"
    secure="true"
    clientAuth="false"
    sslProtocol="TLS"
    ciphers="TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384,TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256"
/>
```

## 5. Java 17のTLS/SSLサポートに関する考慮点

### 5-1. 強化されたセキュリティ

Java 17では、セキュリティが強化されており、特に暗号化アルゴリズムの選択において、より強力なものが優先されます。重要な通信には、可能な限り最新のTLSバージョンおよびCipher Suitesを使用することをお勧めします。

### 5-2. 古いプロトコルとの互換性

古いプロトコルや弱い暗号アルゴリズムは、Java 17で非推奨となっているため、システムのセキュリティ面での影響を考慮しつつ、互換性が必要な場合は慎重な設計が求められます。

## 6. まとめ

本記事では、Java 17でのTLS/SSLのサポート状況と設定変更ポイントについて解説しました。強化されたセキュリティと新機能を理解し、適切な設定を施すことで、安全かつ効率的な通信が可能となります。最新のTLS/SSLプロトコルを使用することは、セキュリティの向上に不可欠であるため、是非ご活用ください。 

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