## 目次
1. はじめに
2. SupabaseとRLSの概要
   2-1. Supabaseとは
   2-2. RLS（Row Level Security）とは
3. RLSを用いた社外・社内ユーザーの分離  
   3-1. ユーザーの属性データ設計
   3-2. 社内外の区別を行うための条件設定
4. Supabaseのセットアップ
   4-1. Supabaseのプロジェクト作成と初期設定
   4-2. ユーザーテーブルの作成
5. RLSポリシーの実装
   5-1. RLSポリシーの作成
   5-2. 社内ユーザーのアクセス許可
   5-3. 社外ユーザーのアクセス制限
6. 結合クエリを用いた条件付きデータアクセス制御
   6-1. RLSポリシーの条件付きクエリ
7. Supabase RLSのテストと検証
   7-1. アクセステスト
   7-2. エラーのデバッグと解決方法
8. まとめ

## 1. はじめに
Supabaseは、オープンソースでFirebaseの代替として注目されているプラットフォームです。デフォルトでPostgreSQLをバックエンドに使用しており、強力なセキュリティ機能であるRow Level Security（RLS）が利用可能です。本記事では、Supabase上で社外ユーザーと社内ユーザーを分ける仕組みを、RLSを活用して実現する方法を解説します。

## 2. SupabaseとRLSの概要
### 2-1. Supabaseとは
Supabaseは、リアルタイムのデータベース機能、認証機能、ストレージ、サーバーレス機能を持つ統合プラットフォームです。Firebaseと類似の使い勝手を提供しつつ、バックエンドにPostgreSQLを用いることで、スケールのしやすさやSQL互換性を兼ね備えています。

### 2-2. RLS（Row Level Security）とは
RLSはPostgreSQLの強力なセキュリティ機能で、データベース内の特定の行に対するアクセス制限を行うことが可能です。これにより、ユーザーが自分の情報のみにアクセスできるなど、細かいセキュリティ規則を定義できます。

## 3. RLSを用いた社外・社内ユーザーの分離
### 3-1. ユーザーの属性データ設計
RLSを活かすために、まずユーザーを区別するための属性をストアします。たとえば、ユーザーテーブルに`is_internal`というブール型のフィールドを追加し、社内ユーザーには`true`、社外ユーザーには`false`を割り当てます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. 社内外の区別を行うための条件設定
RLSポリシーでは、上記のフィールド`is_internal`を条件に、特定のデータへのアクセスを制限します。

## 4. Supabaseのセットアップ
### 4-1. Supabaseのプロジェクト作成と初期設定
Supabaseへのサインアップ後、新規プロジェクトを作成し、データベースを初期化します。

### 4-2. ユーザーテーブルの作成
上述のユーザーテーブルを作成し、適切な初期データを挿入します。

## 5. RLSポリシーの実装
### 5-1. RLSポリシーの作成
まず、RLSのエネーブル化を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. 社内ユーザーのアクセス許可
社内ユーザーにはすべての行へのアクセスを許可します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-3. 社外ユーザーのアクセス制限
社外ユーザーは、自分の行にのみアクセスできるようにします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. 結合クエリを用いた条件付きデータアクセス制御
### 6-1. RLSポリシーの条件付きクエリ
例えば、関連するテーブルの情報を結合して取得する際には、結合クエリ内でユーザーの権限を反映した制約を追加します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. Supabase RLSのテストと検証
### 7-1. アクセステスト
設定したRLSポリシーが期待通り機能するか、ユースケース毎にテストを行います。

### 7-2. エラーのデバッグと解決方法
RLS実装は非常に柔軟である反面、設定ミスが発生しやすいです。エラー発生時のトラブルシューティング方法についても理解が重要です。

## 8. まとめ
SupabaseとRLSポリシーを用いることで、データベースレベルで社外ユーザーと社内ユーザーを分けて安全にアクセス制御を行える環境を構築しました。この仕組みは、アプリケーション層での制御よりも効率的かつ安全です。是非、SupabaseでのRLS活用を検討してみてください。

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## 目次
1. はじめに
2. SupabaseとRLSの概要
   2-1. Supabaseとは
   2-2. RLS（Row Level Security）とは
3. RLSを用いた社外・社内ユーザーの分離  
   3-1. ユーザーの属性データ設計
   3-2. 社内外の区別を行うための条件設定
4. Supabaseのセットアップ
   4-1. Supabaseのプロジェクト作成と初期設定
   4-2. ユーザーテーブルの作成
5. RLSポリシーの実装
   5-1. RLSポリシーの作成
   5-2. 社内ユーザーのアクセス許可
   5-3. 社外ユーザーのアクセス制限
6. 結合クエリを用いた条件付きデータアクセス制御
   6-1. RLSポリシーの条件付きクエリ
7. Supabase RLSのテストと検証
   7-1. アクセステスト
   7-2. エラーのデバッグと解決方法
8. まとめ

## 1. はじめに
Supabaseは、オープンソースでFirebaseの代替として注目されているプラットフォームです。デフォルトでPostgreSQLをバックエンドに使用しており、強力なセキュリティ機能であるRow Level Security（RLS）が利用可能です。本記事では、Supabase上で社外ユーザーと社内ユーザーを分ける仕組みを、RLSを活用して実現する方法を解説します。

## 2. SupabaseとRLSの概要
### 2-1. Supabaseとは
Supabaseは、リアルタイムのデータベース機能、認証機能、ストレージ、サーバーレス機能を持つ統合プラットフォームです。Firebaseと類似の使い勝手を提供しつつ、バックエンドにPostgreSQLを用いることで、スケールのしやすさやSQL互換性を兼ね備えています。

### 2-2. RLS（Row Level Security）とは
RLSはPostgreSQLの強力なセキュリティ機能で、データベース内の特定の行に対するアクセス制限を行うことが可能です。これにより、ユーザーが自分の情報のみにアクセスできるなど、細かいセキュリティ規則を定義できます。

## 3. RLSを用いた社外・社内ユーザーの分離
### 3-1. ユーザーの属性データ設計
RLSを活かすために、まずユーザーを区別するための属性をストアします。たとえば、ユーザーテーブルに`is_internal`というブール型のフィールドを追加し、社内ユーザーには`true`、社外ユーザーには`false`を割り当てます。

```sql
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  email TEXT UNIQUE NOT NULL,
  is_internal BOOLEAN NOT NULL
);
```

### 3-2. 社内外の区別を行うための条件設定
RLSポリシーでは、上記のフィールド`is_internal`を条件に、特定のデータへのアクセスを制限します。

## 4. Supabaseのセットアップ
### 4-1. Supabaseのプロジェクト作成と初期設定
Supabaseへのサインアップ後、新規プロジェクトを作成し、データベースを初期化します。

### 4-2. ユーザーテーブルの作成
上述のユーザーテーブルを作成し、適切な初期データを挿入します。

## 5. RLSポリシーの実装
### 5-1. RLSポリシーの作成
まず、RLSのエネーブル化を行います。

```sql
ALTER TABLE users ENABLE ROW LEVEL SECURITY;
```

### 5-2. 社内ユーザーのアクセス許可
社内ユーザーにはすべての行へのアクセスを許可します。

```sql
CREATE POLICY "Allow internal users" ON users
  USING (is_internal = true);
```

### 5-3. 社外ユーザーのアクセス制限
社外ユーザーは、自分の行にのみアクセスできるようにします。

```sql
CREATE POLICY "Allow own account access for external users" ON users
  USING (auth.uid() = id AND is_internal = false);
```

## 6. 結合クエリを用いた条件付きデータアクセス制御
### 6-1. RLSポリシーの条件付きクエリ
例えば、関連するテーブルの情報を結合して取得する際には、結合クエリ内でユーザーの権限を反映した制約を追加します。

```sql
SELECT users.id, data.*
FROM users
JOIN data ON users.id = data.user_id
WHERE auth.uid() = users.id;
```

## 7. Supabase RLSのテストと検証
### 7-1. アクセステスト
設定したRLSポリシーが期待通り機能するか、ユースケース毎にテストを行います。

### 7-2. エラーのデバッグと解決方法
RLS実装は非常に柔軟である反面、設定ミスが発生しやすいです。エラー発生時のトラブルシューティング方法についても理解が重要です。

## 8. まとめ
SupabaseとRLSポリシーを用いることで、データベースレベルで社外ユーザーと社内ユーザーを分けて安全にアクセス制御を行える環境を構築しました。この仕組みは、アプリケーション層での制御よりも効率的かつ安全です。是非、SupabaseでのRLS活用を検討してみてください。

[![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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