# EBS gp3とgp2の違い：性能とコストを比較

## 目次
1. はじめに
2. EBSとは？
3. EBS gp2の概要
   3-1. 性能特性
   3-2. 料金体系
4. EBS gp3の概要
   4-1. 性能特性
   4-2. 料金体系
5. gp2とgp3の比較
   5-1. 性能比較
   5-2. コスト比較
6. 利用シーン別の選択ガイド
7. まとめ

## 1. はじめに
Amazon Elastic Block Store（EBS）は、AWSが提供する永続的なブロックストレージサービスです。EC2インスタンスに接続して使用され、データの保持やバックアップに利用されます。本記事では、特に人気のある2つのEBSボリューム、gp2とgp3について、それぞれの性能と料金体型を比較し、どちらを選択すべきかのガイドを提供します。

## 2. EBSとは？
Amazon Elastic Block Store（EBS）は、Amazon Web Services（AWS）上で実行するEC2インスタンスにブロックレベルのストレージを提供します。非常に高性能で低レイテンシ、高可用性が求められるアプリケーションにも対応できるよう設計されています。

## 3. EBS gp2の概要

### 3-1. 性能特性
EBS gp2は、汎用SSDストレージで、最大3,000 IOPS（Input／Output Operations Per Second）を提供します。性能はストレージサイズに依存し、ボリュームサイズが大きくなるほど提供されるIOPSも増加します。具体的には、ボリュームサイズに3倍したIOPSを享受でき、最大で3,000 IOPSまで自動的にスケールします。

### 3-2. 料金体系
gp2の料金は使用したGBごとに課金され、またプロビジョニングした容量に基づいてコストが発生します。大量のデータを短期間だけ保存する場合は、ベージュコストが高くなることがあります。

## 4. EBS gp3の概要

### 4-1. 性能特性
gp3は、gp2の後継として登場し、高性能を維持しながらもより柔軟な性能設定が可能です。独立してスループットとIOPSを設定できるため、特定のワークロードに最適化された性能が得られます。標準で3000 IOPSと125 MB/sのスループットを提供し、オプションで最大16,000 IOPSや1,000 MB/sまで拡張可能です。

### 4-2. 料金体系
gp3の料金は基本的に容量に依存しますが、性能（IOPS、スループット）のカスタマイズに対して追加料金が発生します。gp2に比べ、容量あたりの基本単価は一般的に低下していますが、追加の性能要求には応じたコストが必要です。

## 5. gp2とgp3の比較

### 5-1. 性能比較
| 特性       | gp2                           | gp3                                      |
|------------|-------------------------------|------------------------------------------|
| 最大IOPS   | 最大3,000                     | 最大16,000（追加設定要）                   |
| 最大スループット | 理論値として最大250 MB/s         | 最大1,000 MB/s（追加設定要）               |
| 性能スケーリング | デフォルト自動スケーリング        | 手動で細かくチューニング可能                  |

### 5-2. コスト比較
| 項目          | gp2の料金モデル         | gp3の料金モデル                          |
|---------------|------------------------|-----------------------------------------|
| 基本容量料金  | 使用容量に応じた従量制  | 使用容量に応じた従量制（より低コスト）   |
| IOPSのオプション | なし                    | 有償でカスタマイズ可能                    |
| スループットオプション | なし                    | 有償でカスタマイズ可能                    |

## 6. 利用シーン別の選択ガイド
- **gp2が向いているケース**
   - 初期設定が簡単で汎用性の高いストレージが必要な場合
   - ストレージサイズの大きさに比例したパフォーマンスが必要な小～中規模のワークロード

- **gp3が向いているケース**
   - 特定のIOPSやスループットに向けたチューニングが必要な高性能アプリケーション
   - コスト効果を最大化しつつ、特定の性能構成で柔軟性を求める場合

## 7. まとめ
EBSのgp2とgp3は、それぞれの利点を持っています。gp2は初期設定が容易で、サイズが大きくなるほどにパフォーマンスも比例して向上するのが特長です。一方でgp3は、gp2よりも安価な基本料金でより高度なパフォーマンスをカスタマイズ可能です。選択する際には、性能要件やコスト要件、管理のしやすさなどを考慮に入れて決定しましょう。いずれの選択であっても、EBSのストレージはAWSクラウド環境における強力なストレージソリューションとなるはずです。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# EBS gp3とgp2の違い：性能とコストを比較

## 目次
1. はじめに
2. EBSとは？
3. EBS gp2の概要
   3-1. 性能特性
   3-2. 料金体系
4. EBS gp3の概要
   4-1. 性能特性
   4-2. 料金体系
5. gp2とgp3の比較
   5-1. 性能比較
   5-2. コスト比較
6. 利用シーン別の選択ガイド
7. まとめ

## 1. はじめに
Amazon Elastic Block Store（EBS）は、AWSが提供する永続的なブロックストレージサービスです。EC2インスタンスに接続して使用され、データの保持やバックアップに利用されます。本記事では、特に人気のある2つのEBSボリューム、gp2とgp3について、それぞれの性能と料金体型を比較し、どちらを選択すべきかのガイドを提供します。

## 2. EBSとは？
Amazon Elastic Block Store（EBS）は、Amazon Web Services（AWS）上で実行するEC2インスタンスにブロックレベルのストレージを提供します。非常に高性能で低レイテンシ、高可用性が求められるアプリケーションにも対応できるよう設計されています。

## 3. EBS gp2の概要

### 3-1. 性能特性
EBS gp2は、汎用SSDストレージで、最大3,000 IOPS（Input／Output Operations Per Second）を提供します。性能はストレージサイズに依存し、ボリュームサイズが大きくなるほど提供されるIOPSも増加します。具体的には、ボリュームサイズに3倍したIOPSを享受でき、最大で3,000 IOPSまで自動的にスケールします。

### 3-2. 料金体系
gp2の料金は使用したGBごとに課金され、またプロビジョニングした容量に基づいてコストが発生します。大量のデータを短期間だけ保存する場合は、ベージュコストが高くなることがあります。

## 4. EBS gp3の概要

### 4-1. 性能特性
gp3は、gp2の後継として登場し、高性能を維持しながらもより柔軟な性能設定が可能です。独立してスループットとIOPSを設定できるため、特定のワークロードに最適化された性能が得られます。標準で3000 IOPSと125 MB/sのスループットを提供し、オプションで最大16,000 IOPSや1,000 MB/sまで拡張可能です。

### 4-2. 料金体系
gp3の料金は基本的に容量に依存しますが、性能（IOPS、スループット）のカスタマイズに対して追加料金が発生します。gp2に比べ、容量あたりの基本単価は一般的に低下していますが、追加の性能要求には応じたコストが必要です。

## 5. gp2とgp3の比較

### 5-1. 性能比較
| 特性       | gp2                           | gp3                                      |
|------------|-------------------------------|------------------------------------------|
| 最大IOPS   | 最大3,000                     | 最大16,000（追加設定要）                   |
| 最大スループット | 理論値として最大250 MB/s         | 最大1,000 MB/s（追加設定要）               |
| 性能スケーリング | デフォルト自動スケーリング        | 手動で細かくチューニング可能                  |

### 5-2. コスト比較
| 項目          | gp2の料金モデル         | gp3の料金モデル                          |
|---------------|------------------------|-----------------------------------------|
| 基本容量料金  | 使用容量に応じた従量制  | 使用容量に応じた従量制（より低コスト）   |
| IOPSのオプション | なし                    | 有償でカスタマイズ可能                    |
| スループットオプション | なし                    | 有償でカスタマイズ可能                    |

## 6. 利用シーン別の選択ガイド
- **gp2が向いているケース**
   - 初期設定が簡単で汎用性の高いストレージが必要な場合
   - ストレージサイズの大きさに比例したパフォーマンスが必要な小～中規模のワークロード

- **gp3が向いているケース**
   - 特定のIOPSやスループットに向けたチューニングが必要な高性能アプリケーション
   - コスト効果を最大化しつつ、特定の性能構成で柔軟性を求める場合

## 7. まとめ
EBSのgp2とgp3は、それぞれの利点を持っています。gp2は初期設定が容易で、サイズが大きくなるほどにパフォーマンスも比例して向上するのが特長です。一方でgp3は、gp2よりも安価な基本料金でより高度なパフォーマンスをカスタマイズ可能です。選択する際には、性能要件やコスト要件、管理のしやすさなどを考慮に入れて決定しましょう。いずれの選択であっても、EBSのストレージはAWSクラウド環境における強力なストレージソリューションとなるはずです。 

EBS gp3とgp2の違い：性能とコストを比較

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