## BGPセッションが確立しないときのトラブルシュート手順

### 目次
1. はじめに
2. 環境設定の確認
   - 2-1. IPアドレスとサブネットマスクの確認
   - 2-2. BGPネイバーの設定確認
3. ネットワーク接続の確認
   - 3-1. ルーティングの確認
   - 3-2. ネットワークレイヤの接続確認
4. 認証設定の確認
   - 4-1. MD5認証の確認
5. BGP設定の確認
   - 5-1. AS番号の確認
   - 5-2. BGPフィルタの確認
6. デバッグとログの活用
   - 6-1. BGPデバッグの利用
   - 6-2. システムログの分析
7. まとめ

### 1. はじめに
BGP（Border Gateway Protocol）はインターネット上の主要なルーティングプロトコルです。BGPセッションが確立しない場合、通信に問題が生じ、適切なルーティングが行われません。以下に、BGPセッションが確立しないときのトラブルシュート手順を示します。

### 2. 環境設定の確認
#### 2-1. IPアドレスとサブネットマスクの確認
BGPセッションを確立するためには、隣接ルータとのIPアドレスおよびサブネットマスクが正しいことを確認します。間違って設定されていると隣接確認パケットが到達せず、セッションが確立されません。

#### 2-2. BGPネイバーの設定確認
BGPを設定したルータにおいて、隣接するBGPピアの設定が正しく行われているかを確認します。特に `neighbor` コマンドで指定されるIPアドレスが正しいことを確認してください。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3. ネットワーク接続の確認
#### 3-1. ルーティングの確認
基本的なIPルーティングが正しく動作している必要があります。`ping` コマンドを使用してBGPピアとの基本的な接続を確認します。

#### 3-2. ネットワークレイヤの接続確認
L2スイッチングやVLAN設定、L3ルーティングの問題を確認します。例えば、VLAN間の設定に間違いがないかを確認し、`traceroute`コマンドを用いてパケットの経路を確認します。

### 4. 認証設定の確認
#### 4-1. MD5認証の確認
BGPセッションがMD5認証を使用している場合、両方のBGPピアで同じキーと設定が統一されていることを確認します。

#### 設定の例
![img](/mosaic-code.jpg)

### 5. BGP設定の確認
#### 5-1. AS番号の確認
自身のAS番号およびピアのAS番号の設定を確認します。異なるAS番号を使用するとBGPセッションは成立しません。

#### 5-2. BGPフィルタの確認
BGPのフィルタ設定がセッションの確立を妨げている可能性があります。フィルタの設定が正しいか確認し、必要に応じて無効化して動作を確認します。

### 6. デバッグとログの活用
#### 6-1. BGPデバッグの利用
BGPのデバッグを有効にして、セッション確立時のメッセージを確認します。通常、`debug ip bgp` コマンドを使用しますが、プロダクション環境での使用は特に注意が必要です。

#### 6-2. システムログの分析
ルータのログを確認し、エラーメッセージや警告が出ていないかを確認します。ログはセッションの失敗の原因を特定するのに非常に役立ちます。

### 7. まとめ
BGPセッションのトラブルシューティングは、多岐にわたる設定と確認項目があります。基本的な環境設定の確認から始まり、接続確認、認証、設定、そしてデバッグを行うことで、問題の原因を特定し修正します。この手順を順に確認することで、迅速に問題を解決し、ネットワーク運用を継続することができます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## BGPセッションが確立しないときのトラブルシュート手順

### 目次
1. はじめに
2. 環境設定の確認
   - 2-1. IPアドレスとサブネットマスクの確認
   - 2-2. BGPネイバーの設定確認
3. ネットワーク接続の確認
   - 3-1. ルーティングの確認
   - 3-2. ネットワークレイヤの接続確認
4. 認証設定の確認
   - 4-1. MD5認証の確認
5. BGP設定の確認
   - 5-1. AS番号の確認
   - 5-2. BGPフィルタの確認
6. デバッグとログの活用
   - 6-1. BGPデバッグの利用
   - 6-2. システムログの分析
7. まとめ

### 1. はじめに
BGP（Border Gateway Protocol）はインターネット上の主要なルーティングプロトコルです。BGPセッションが確立しない場合、通信に問題が生じ、適切なルーティングが行われません。以下に、BGPセッションが確立しないときのトラブルシュート手順を示します。

### 2. 環境設定の確認
#### 2-1. IPアドレスとサブネットマスクの確認
BGPセッションを確立するためには、隣接ルータとのIPアドレスおよびサブネットマスクが正しいことを確認します。間違って設定されていると隣接確認パケットが到達せず、セッションが確立されません。

#### 2-2. BGPネイバーの設定確認
BGPを設定したルータにおいて、隣接するBGPピアの設定が正しく行われているかを確認します。特に `neighbor` コマンドで指定されるIPアドレスが正しいことを確認してください。

```
router bgp <AS番号>
  neighbor <neighbor-ip> remote-as <remote-AS番号>
```

### 3. ネットワーク接続の確認
#### 3-1. ルーティングの確認
基本的なIPルーティングが正しく動作している必要があります。`ping` コマンドを使用してBGPピアとの基本的な接続を確認します。

#### 3-2. ネットワークレイヤの接続確認
L2スイッチングやVLAN設定、L3ルーティングの問題を確認します。例えば、VLAN間の設定に間違いがないかを確認し、`traceroute`コマンドを用いてパケットの経路を確認します。

### 4. 認証設定の確認
#### 4-1. MD5認証の確認
BGPセッションがMD5認証を使用している場合、両方のBGPピアで同じキーと設定が統一されていることを確認します。

#### 設定の例
```
neighbor <IPアドレス> password <パスワード>
```

### 5. BGP設定の確認
#### 5-1. AS番号の確認
自身のAS番号およびピアのAS番号の設定を確認します。異なるAS番号を使用するとBGPセッションは成立しません。

#### 5-2. BGPフィルタの確認
BGPのフィルタ設定がセッションの確立を妨げている可能性があります。フィルタの設定が正しいか確認し、必要に応じて無効化して動作を確認します。

### 6. デバッグとログの活用
#### 6-1. BGPデバッグの利用
BGPのデバッグを有効にして、セッション確立時のメッセージを確認します。通常、`debug ip bgp` コマンドを使用しますが、プロダクション環境での使用は特に注意が必要です。

#### 6-2. システムログの分析
ルータのログを確認し、エラーメッセージや警告が出ていないかを確認します。ログはセッションの失敗の原因を特定するのに非常に役立ちます。

### 7. まとめ
BGPセッションのトラブルシューティングは、多岐にわたる設定と確認項目があります。基本的な環境設定の確認から始まり、接続確認、認証、設定、そしてデバッグを行うことで、問題の原因を特定し修正します。この手順を順に確認することで、迅速に問題を解決し、ネットワーク運用を継続することができます。 

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