# Oracle API GatewayでのJWT認証設定手順

## 目次

1. はじめに

2. JWTとは？

3. Oracle API Gatewayとは？

4. JWT認証の利点

5. 準備

6. Oracle API GatewayでのJWT認証の設定手順

    - 6-1. JWTポリシーの作成

    - 6-2. JWTの検証

    - 6-3. 証明書の追加

    - 6-4. ポリシールールの適用

7. 実際のユースケース

8. まとめ

## 1. はじめに

本記事では、Oracle API GatewayでJWT（JSON Web Token）を使用した認証を設定する手順について詳しく解説します。APIをセキュアに保つため、JWTを用いた認証は非常に有効な手段です。

## 2. JWTとは？

JWT（JSON Web Token）は、ユーザーの認証情報を安全にやり取りするためのオープンな標準です。JWTはコンパクトで、URLやHTTPヘッダでの使用に最適化されています。一般的に、JWTにはヘッダー、ペイロード、そして署名の3つの部分で構成されます。

## 3. Oracle API Gatewayとは？

Oracle API Gatewayは、APIの作成、保護、監視を可能にするツールです。APIへのアクセスを制御し、不正なアクセスからAPIを守る機能があります。

## 4. JWT認証の利点

- **セキュリティ:** HTTPSと組み合わせることで、安全にデータを伝送できます。

- **可搬性:** データが自己完結しており、どこでも使用可能です。

- **スケーラビリティ:** サーバー側でトークンの状態を保持する必要がないため、負荷が軽減されます。

## 5. 準備

JWT認証を設定するために、以下の準備が必要です。

- Oracle Cloudへのアクセス権

- JWTトークンを発行するためのサービスアカウント

- OpenSSLや別のツールを使用した公開/秘密鍵ペアの生成

## 6. Oracle API GatewayでのJWT認証の設定手順

### 6-1. JWTポリシーの作成

1. Oracle API Gatewayコンソールにログインします。

2. 目的のAPIを選択し、セキュリティポリシーの設定を開きます。

3. 「JWT認証の追加」をクリックし、新しいポリシーを作成します。

### 6-2. JWTの検証

1. 作成したJWTポリシーで、検証するJWTトークンの形式を設定します。

2. JWTトークンの署名のための公開鍵を指定します。公開鍵はPKI（公開鍵インフラストラクチャ）の基づいています。

### 6-3. 証明書の追加

1. 「証明書の管理」セクションで、新しい証明書を追加します。

2. 公開鍵/秘密鍵ペアをアップロードし、JWTの検証に使用できるようにします。

### 6-4. ポリシールールの適用

1. JWTポリシーと証明書が適切に設定できたら、それをAPIのエンドポイントに適用します。

2. 適用するエンドポイントのリクエストフローに対してJWT検証ポリシーを挿入します。

## 7. 実際のユースケース

JWTを使用した認証では、ユーザーが一度ログインすると、JWTを使用することでその後の認証がスムーズになります。また、APIアクセス制御にも応用可能で、特定の権限を持つユーザーだけがアクセスできるように設定できます。

## 8. まとめ

Oracle API Gatewayを使用して、JWT認証をセットアップするのは効果的で安全な方法です。JWTによるトークンベースの認証を使用することで、スケーラブルかつ拡張性の高いAPIセキュリティモデルを構築できます。しっかりとした鍵管理と証明書の扱いに気を配り、セキュリティを強化することが重要です。

Oracle API GatewayでのJWT認証設定手順

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