# CheckoutSession Billing Dates in Stripe API Version 2025-03-31.basil

## 目次

1. はじめに
2. Stripe APIの最新版概要
3. APIアップグレードによる影響
   1. 旧バージョン`2025-02-24.acacia`の挙動
   2. 新バージョン`2025-03-31.basil`の変更点
4. 問題の再現手順
5. バグの原因と解決策
6. Stripe APIのベストプラクティス
7. まとめ

## 1. はじめに

Stripeは、開発者に対して多機能な決済プラットフォームを提供します。そのAPI管理やバージョンアップについては、慎重に行わなければなりません。特にアップグレード時には動作変更がないかしっかりと確認する必要があります。今回は、技術者の皆様に向けて、Stripe APIの最新バージョンへのアップグレードに伴う問題とその解決策を詳しく説明します。

## 2. Stripe APIの最新版概要

Stripe API バージョン`2025-03-31.basil`は、Go言語のパッケージv82とともにリリースされました。本バージョンでは、いくつかの機能の追加や既存の挙動の変更が行われており、特に支払い周期に関連する処理が影響を受けています。

## 3. APIアップグレードによる影響

### 3.1 旧バージョン`2025-02-24.acacia`の挙動

旧バージョン`2025-02-24.acacia`では、`CheckoutSession`を用いてサブスクリプションを作成した際、月額料金と使用量ベースの料金の両方について、適切な請求周期が設定されていました。それぞれ、全期間をカバーする形で設定され、利用者は安定した請求管理が行えていました。

### 3.2 新バージョン`2025-03-31.basil`の変更点

新バージョンにおいて、請求周期は各アイテムに個別に設定されるようになりました。この変更により、月額料金は従来通り正常に動作しますが、使用量ベースの料金がサブスクリプションの周期の最終日だけをカバーする設定になってしまいます。これは、APIの変更履歴に示されている「請求日の移動」に起因しており、この新しい挙動にどう対処するかが重要です。

## 4. 問題の再現手順

以下は問題を再現するための手順です。

1. Stripe Goパッケージv81を使用して、旧APIバージョン`2025-02-24.acacia`でコードを実行し、動作を確認します。
2. 新しいAPIバージョン`2025-03-31.basil`とGoパッケージv82にアップグレードします。
3. `CheckoutSession`を通じてサブスクリプションを作成します。
4. 各価格項目がどのように請求されるかを確認し、特に使用量ベースの価格の請求周期が最後の日だけになっていることを観察します。

```go
package main

import (
	"fmt"
	"github.com/stripe/stripe-go/v81"
	"github.com/stripe/stripe-go/v81/checkout/session"
)

func main() {
	stripe.Key = "your-stripe-secret-key"

	params := &stripe.CheckoutSessionParams{
		// 顧客やサブスクリプションに関するパラメータ設定
	}

	s, err := session.New(params)
	if err != nil {
		fmt.Println(err)
	} else {
		fmt.Println("Success:", s.ID)
	}
}
```

## 5. バグの原因と解決策

このバグの原因は、APIの仕様変更に伴うものです。請求期間の適切な設定は、各アイテムごとに個別に行う必要があります。

### 解決策

1. **個別管理**: 各サブスクリプションアイテムの任意のフィールドを調整して、望ましい請求期間を設定します。

2. **サポートへの問い合わせ**: Stripeのサポートに問い合わせて、新しいAPIの動作について正式なドキュメントや推奨設定を確認します。

3. **ダウングレードの検討**: 臨時的な措置として、ビジネス要件によっては旧バージョンへの一時的なロールバックを検討します。ただし、この方法は長期的な解決策にはなりません。

## 6. Stripe APIのベストプラクティス

1. **定期的なAPI更新の確認**: Stripeの公式ドキュメントやブログを通じて、APIの変更点や新機能を常にチェックする習慣をつけます。

2. **サンドボックス環境でのテスト**: 新バージョンへのアップグレード前に、必ず開発環境で新機能や変更点をテストします。

3. **細かな変更フィールドの確認**: APIのバージョンアップにおける細部の変更をしっかりと把握し、予期せぬ影響を未然に防ぎます。

## 7. まとめ

Stripe APIを最新バージョンにアップグレードする際は、動作変更を事前に把握し、それに対応した設定を行うことが重要です。各サブスクリプションの料金体系が正しく反映されるように、テストと確認を徹底しましょう。また、思わぬトラブルを避けるため、APIのベストプラクティスを常に意識し、安定したサービス提供に努めましょう。

CheckoutSession Billing Dates in Stripe API Version 2025-03-31.basil

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