Cursor vs Cline: コストと性能の比較
2025年03月04日 16:15
CursorとClineは、どちらもAIを活用したコード補完・支援ツールですが、コストの仕組みや性能に大きな違いがあります。本記事では、日本の開発者視点でこれらを詳細に比較します。
📌 ポイント: Cursorは固定料金制で使い放題。予算管理がしやすい。
📌 ポイント: Clineは使った分だけ払う従量課金制。軽い用途なら安価だが、大量利用時にはコスト高騰のリスクあり。
項目 | Cursor | Cline |
---|---|---|
ライセンス形態 | SaaS型(クローズドソース) | オープンソース(Apache 2.0) |
企業向けプラン | Business($40/月)、Enterprise(要相談) | 企業向けオンプレミス導入可能 |
SSO対応 | あり(ビジネスプラン以上) | なし(自前でセットアップ可能) |
データ管理 | 「プライバシーモード」を設定可能(コード収集なし) | 完全自社運用可能(データは外部に送られない) |
項目 | Cursor | Cline |
---|---|---|
精度 | 高い(GPT-4, Claude 3.5) | AIモデル次第(Claude 3.5以上ならCursorと同等) |
コンテキスト保持能力 | ファイル単位で非常に良い | 大規模コードではやや不安定 |
コードの一括編集 | 可能(ファイル単位) | プロジェクト全体の修正が可能(精度は不安定) |
📌 ポイント:
項目 | Cursor | Cline |
---|---|---|
AIモデルの選択 | 固定(Claude/GPT-4) | 自由に選択可能(Claude/GPT/Geminiなど) |
エディタ統合 | VS Code専用 | VS Code拡張対応 |
拡張性 | AI部分の変更不可 | フルカスタマイズ可能 |
📌 ポイント:
✅ セットアップが簡単で即戦力
✅ コード補完の精度が安定している
✅ 一定額で無制限に使えるのでコスト管理が楽
❌ AIモデルを選べない
❌ 大規模プロジェクトの全体変更には不向き
✅ オープンソースで自由度が高い
✅ 好きなAIモデルを使える
✅ プロジェクト全体を編集できる自動化機能が強力
❌ セットアップが面倒(APIキー管理が必要)
❌ モデル次第で精度にばらつきがある
❌ 使いすぎるとコストが高騰する可能性
向いている人 | Cursor | Cline |
---|---|---|
手間をかけずにすぐAIを活用したい | ✅ | ❌ |
安定した補完とコスト管理を重視 | ✅ | ❌ |
企業でのチーム利用を考えている | ✅ | ❌ |
好きなAIモデルを選びたい | ❌ | ✅ |
プロジェクト全体を自動修正したい | ❌ | ✅ |
オープンソースの柔軟性を活かしたい | ❌ | ✅ |
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