# S3のサーバーサイド暗号化（SSE）の種類と設定方法

## 目次
1. はじめに
2. サーバーサイド暗号化（SSE）とは
3. SSEの種類
   - SSE-S3
   - SSE-KMS
   - SSE-C
4. SSEの設定方法
   - SSE-S3の設定
   - SSE-KMSの設定
   - SSE-Cの設定
5. よくある質問と注意点
6. まとめ

## 1. はじめに
AWS S3（Simple Storage Service）は、クラウドベースのストレージサービスで、データを安全に保存するためにさまざまなセキュリティ機能を提供しています。その中でも、サーバーサイド暗号化（SSE）は、ストレージ内のデータを保護する重要な手法です。本記事では、SSEの種類と、それらの設定方法について詳しく解説します。

## 2. サーバーサイド暗号化（SSE）とは
サーバーサイド暗号化とは、AWSが管理するサーバー上でのデータ暗号化を意味します。データがS3に保存される際に自動的に暗号化が施され、データの取り出し時に復号されます。これにより、不正なアクセスからデータを保護することが可能です。

## 3. SSEの種類
S3のサーバーサイド暗号化には以下の3種類があります。それぞれの方法により、暗号化キーの管理方法が異なります。

### 3-1. SSE-S3
SSE-S3は、AWSが管理するマスターキーを用いてデータを暗号化します。非常に手軽で、特別な設定を行うことなく、AWS対応の暗号化標準を実現します。

### 3-2. SSE-KMS
SSE-KMSは、AWS Key Management Service（KMS）を使用してデータを暗号化します。KMSはユーザーが暗号化キーを管理でき、ログの追跡が可能です。また、KMSにより細かな権限管理が行えるため、セキュリティがより強固です。

### 3-3. SSE-C
SSE-Cは、顧客が管理する暗号化キーを用いてデータを暗号化します。データの取り扱い中に、顧客独自のキーで暗号化・復号を行うため、AWSからキーは管理されません。

## 4. SSEの設定方法
それでは、各SSE方法をどのように設定するか見ていきましょう。

### 4-1. SSE-S3の設定
SSE-S3はもっとも簡単に設定できます。一度バケットが作成されたら、以下の手順を実施します。

- S3のコンソールから、対象のバケットを選択
- [プロパティ] タブをクリック
- [S3のデフォルトの暗号化] セクションで "AES-256" を選択し保存

### 4-2. SSE-KMSの設定
SSE-KMSを設定するには、KMSキーの作成とポリシー設定が必要です。

1. AWS KMSコンソールで新しいキーを作成。
2. キーポリシーを設定。
3. S3コンソールの[プロパティ]にある[S3のデフォルトの暗号化]で" AWS KMS"を選択。
4. お持ちのKMSキーIDを指定して保存。

### 4-3. SSE-Cの設定
SSE-Cはちょっと手間がかかります。設定にはAWS CLIなどを利用します。

- 任意の暗号化キーを準備し、そのベース64形式のキーを生成。
- AWS CLIを使用してオブジェクトをアップロードする際に、ヘッダーに `x-amz-server-side-encryption-customer-algorithm`, `x-amz-server-side-encryption-customer-key`, `x-amz-server-side-encryption-customer-key-MD5` を指定。

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## 5. よくある質問と注意点
- **SSE-S3とSSE-KMSの違いは？**
  SSE-S3はAWSがすべてのキーを管理します。一方、SSE-KMSは、KMSでキーを管理するため、より詳細な権限管理が可能です。

- **SSE-Cを使うべきケースは？**
  非公開の暗号化キーを持ち、それに基づいた独自のキー管理ポリシーが必要な場合に適しています。

## 6. まとめ
AWS S3でのデータ暗号化はセキュリティの基本です。各種サーバーサイド暗号化の選択肢を理解し、適切に運用することで、データを保護することが可能となります。SSE-S3の手軽さや、SSE-KMSのセキュリティ、SSE-Cのプライバシー管理、用途に応じてこの機能を活用してください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# S3のサーバーサイド暗号化（SSE）の種類と設定方法

## 目次
1. はじめに
2. サーバーサイド暗号化（SSE）とは
3. SSEの種類
   - SSE-S3
   - SSE-KMS
   - SSE-C
4. SSEの設定方法
   - SSE-S3の設定
   - SSE-KMSの設定
   - SSE-Cの設定
5. よくある質問と注意点
6. まとめ

## 1. はじめに
AWS S3（Simple Storage Service）は、クラウドベースのストレージサービスで、データを安全に保存するためにさまざまなセキュリティ機能を提供しています。その中でも、サーバーサイド暗号化（SSE）は、ストレージ内のデータを保護する重要な手法です。本記事では、SSEの種類と、それらの設定方法について詳しく解説します。

## 2. サーバーサイド暗号化（SSE）とは
サーバーサイド暗号化とは、AWSが管理するサーバー上でのデータ暗号化を意味します。データがS3に保存される際に自動的に暗号化が施され、データの取り出し時に復号されます。これにより、不正なアクセスからデータを保護することが可能です。

## 3. SSEの種類
S3のサーバーサイド暗号化には以下の3種類があります。それぞれの方法により、暗号化キーの管理方法が異なります。

### 3-1. SSE-S3
SSE-S3は、AWSが管理するマスターキーを用いてデータを暗号化します。非常に手軽で、特別な設定を行うことなく、AWS対応の暗号化標準を実現します。

### 3-2. SSE-KMS
SSE-KMSは、AWS Key Management Service（KMS）を使用してデータを暗号化します。KMSはユーザーが暗号化キーを管理でき、ログの追跡が可能です。また、KMSにより細かな権限管理が行えるため、セキュリティがより強固です。

### 3-3. SSE-C
SSE-Cは、顧客が管理する暗号化キーを用いてデータを暗号化します。データの取り扱い中に、顧客独自のキーで暗号化・復号を行うため、AWSからキーは管理されません。

## 4. SSEの設定方法
それでは、各SSE方法をどのように設定するか見ていきましょう。

### 4-1. SSE-S3の設定
SSE-S3はもっとも簡単に設定できます。一度バケットが作成されたら、以下の手順を実施します。

- S3のコンソールから、対象のバケットを選択
- [プロパティ] タブをクリック
- [S3のデフォルトの暗号化] セクションで "AES-256" を選択し保存

### 4-2. SSE-KMSの設定
SSE-KMSを設定するには、KMSキーの作成とポリシー設定が必要です。

1. AWS KMSコンソールで新しいキーを作成。
2. キーポリシーを設定。
3. S3コンソールの[プロパティ]にある[S3のデフォルトの暗号化]で" AWS KMS"を選択。
4. お持ちのKMSキーIDを指定して保存。

### 4-3. SSE-Cの設定
SSE-Cはちょっと手間がかかります。設定にはAWS CLIなどを利用します。

- 任意の暗号化キーを準備し、そのベース64形式のキーを生成。
- AWS CLIを使用してオブジェクトをアップロードする際に、ヘッダーに `x-amz-server-side-encryption-customer-algorithm`, `x-amz-server-side-encryption-customer-key`, `x-amz-server-side-encryption-customer-key-MD5` を指定。

```bash
aws s3 cp yourfile s3://your-bucket/ --sse-c --sse-c-key fileb://customer-key.bin --sse-c-key-md5 base64encmd5hashofkey
```

## 5. よくある質問と注意点
- **SSE-S3とSSE-KMSの違いは？**
  SSE-S3はAWSがすべてのキーを管理します。一方、SSE-KMSは、KMSでキーを管理するため、より詳細な権限管理が可能です。

- **SSE-Cを使うべきケースは？**
  非公開の暗号化キーを持ち、それに基づいた独自のキー管理ポリシーが必要な場合に適しています。

## 6. まとめ
AWS S3でのデータ暗号化はセキュリティの基本です。各種サーバーサイド暗号化の選択肢を理解し、適切に運用することで、データを保護することが可能となります。SSE-S3の手軽さや、SSE-KMSのセキュリティ、SSE-Cのプライバシー管理、用途に応じてこの機能を活用してください。 

S3のサーバーサイド暗号化（SSE）の種類と設定方法

目次

1. はじめに

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