# 目次
1. はじめに
   - 背景と目的
2. 必要な準備
   - NestJSとTypeORMのセットアップ
3. 部分一致検索 (LIKE句) の実装
   - データベースモデルの設定
   - リポジトリでのクエリ設定
4. 実装の詳細
   - コントローラの作成
   - サービスでのロジック
5. テストと検証
   - テストケースの確認
   - 検証手順
6. 覚えておくべきポイント
   - パフォーマンスの考慮点
   - 注意点とベストプラクティス
7. まとめ

## 1. はじめに
### 1-1. 背景と目的
ウェブアプリケーション開発において、ユーザーがデータベース内の特定の情報を検索できる機能は非常に重要です。特に、部分一致検索を実現することで、ユーザーは特定の形式や完全な文字列情報を必要とせず、曖昧な記憶からでも情報を引き出すことが可能になります。今回は、NestJSとTypeORMを活用し、データベースに対する部分一致検索（LIKE句を使用）の実装方法を解説します。

## 2. 必要な準備
### 2-1. NestJSとTypeORMのセットアップ
NestJSプロジェクトをセットアップする前に、Node.jsとnpmがインストールされていることを確認してください。

![img](/mosaic-code.jpg)

次に、TypeORMとデータベースドライバ（ここではPostgreSQLを例にします）を追加します。

![img](/mosaic-code.jpg)

`app.module.ts`内でTypeORMの設定を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. 部分一致検索 (LIKE句) の実装
### 3-1. データベースモデルの設定
まず、エンティティの定義を行います。以下の例では、ユーザーエンティティに部分一致検索を適用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3-2. リポジトリでのクエリ設定
TypeORMのリポジトリを通してLIKE句を使用した部分一致検索を実装します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 4. 実装の詳細
### 4-1. コントローラの作成
`UserController`を作成し、エンドポイントを用意します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. サービスでのロジック
`UserService`で先述のクエリを実行するメソッドを定義します。

## 5. テストと検証
### 5-1. テストケースの確認
エンドポイントが正常に動作するか確認するため、いくつかのテストケースを用意します。

1. 正常なクエリでのデータ取得を確認
2. 検索結果が0件の場合を確認
3. 特殊文字を含むクエリに対する動作を確認

### 5-2. 検証手順
テストツール（例えばJest）を使用して動作確認を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. 覚えておくべきポイント
### 6-1. パフォーマンスの考慮点
- LIKE句を多用するとパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、索引の使用を検討します。
- 頻繁に使用するパターンについては事前にキャッシュ戦略を立てることを推奨します。

### 6-2. 注意点とベストプラクティス
- クエリ内でのSQLインジェクションに注意するため、プレースホルダやクエリビルダーを活用する。
- データベース設計時に部分一致検索を考慮したスキーマ設計を心がける。

## 7. まとめ
NestJSとTypeORMを使用して部分一致検索を実装する方法について解説しました。LIKE句を用いることで、文字列の一部でもマッチングを行える柔軟な検索機能を提供できます。ただし、パフォーマンスへの配慮が重要であり、特にデータ量が増加した際の効率的なデータ取得を意識した実装が求められます。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# 目次
1. はじめに
   - 背景と目的
2. 必要な準備
   - NestJSとTypeORMのセットアップ
3. 部分一致検索 (LIKE句) の実装
   - データベースモデルの設定
   - リポジトリでのクエリ設定
4. 実装の詳細
   - コントローラの作成
   - サービスでのロジック
5. テストと検証
   - テストケースの確認
   - 検証手順
6. 覚えておくべきポイント
   - パフォーマンスの考慮点
   - 注意点とベストプラクティス
7. まとめ

## 1. はじめに
### 1-1. 背景と目的
ウェブアプリケーション開発において、ユーザーがデータベース内の特定の情報を検索できる機能は非常に重要です。特に、部分一致検索を実現することで、ユーザーは特定の形式や完全な文字列情報を必要とせず、曖昧な記憶からでも情報を引き出すことが可能になります。今回は、NestJSとTypeORMを活用し、データベースに対する部分一致検索（LIKE句を使用）の実装方法を解説します。

## 2. 必要な準備
### 2-1. NestJSとTypeORMのセットアップ
NestJSプロジェクトをセットアップする前に、Node.jsとnpmがインストールされていることを確認してください。

```bash
$ npm install -g @nestjs/cli
$ nest new project-name
```

次に、TypeORMとデータベースドライバ（ここではPostgreSQLを例にします）を追加します。

```bash
$ npm install --save @nestjs/typeorm typeorm pg 
```

`app.module.ts`内でTypeORMの設定を行います。

```typescript
import { Module } from '@nestjs/common';
import { TypeOrmModule } from '@nestjs/typeorm';

@Module({
  imports: [
    TypeOrmModule.forRoot({
      type: 'postgres',
      host: 'localhost',
      port: 5432,
      username: 'your-username',
      password: 'your-password',
      database: 'database-name',
      entities: [__dirname + '/**/*.entity{.ts,.js}'],
      synchronize: true,
    }),
  ],
})
export class AppModule {}
```

## 3. 部分一致検索 (LIKE句) の実装
### 3-1. データベースモデルの設定
まず、エンティティの定義を行います。以下の例では、ユーザーエンティティに部分一致検索を適用します。

```typescript
import { Entity, Column, PrimaryGeneratedColumn } from 'typeorm';

@Entity()
export class User {
  @PrimaryGeneratedColumn()
  id: number;

  @Column({ length: 100 })
  name: string;

  @Column()
  email: string;
}
```

### 3-2. リポジトリでのクエリ設定
TypeORMのリポジトリを通してLIKE句を使用した部分一致検索を実装します。

```typescript
import { Injectable } from '@nestjs/common';
import { InjectRepository } from '@nestjs/typeorm';
import { Repository } from 'typeorm';
import { User } from './user.entity';

@Injectable()
export class UserService {
  constructor(
    @InjectRepository(User)
    private userRepository: Repository<User>,
  ) {}

  async findUsersByName(name: string): Promise<User[]> {
    return this.userRepository.find({
      where: {
        name: Like(`%${name}%`),
      },
    });
  }
}
```

## 4. 実装の詳細
### 4-1. コントローラの作成
`UserController`を作成し、エンドポイントを用意します。

```typescript
import { Controller, Get, Query } from '@nestjs/common';
import { UserService } from './user.service';

@Controller('users')
export class UserController {
  constructor(private readonly userService: UserService) {}

  @Get()
  findAll(@Query('name') name: string) {
    return this.userService.findUsersByName(name);
  }
}
```

### 4-2. サービスでのロジック
`UserService`で先述のクエリを実行するメソッドを定義します。

## 5. テストと検証
### 5-1. テストケースの確認
エンドポイントが正常に動作するか確認するため、いくつかのテストケースを用意します。

1. 正常なクエリでのデータ取得を確認
2. 検索結果が0件の場合を確認
3. 特殊文字を含むクエリに対する動作を確認

### 5-2. 検証手順
テストツール（例えばJest）を使用して動作確認を行います。

```bash
$ npm run test
```

## 6. 覚えておくべきポイント
### 6-1. パフォーマンスの考慮点
- LIKE句を多用するとパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、索引の使用を検討します。
- 頻繁に使用するパターンについては事前にキャッシュ戦略を立てることを推奨します。

### 6-2. 注意点とベストプラクティス
- クエリ内でのSQLインジェクションに注意するため、プレースホルダやクエリビルダーを活用する。
- データベース設計時に部分一致検索を考慮したスキーマ設計を心がける。

## 7. まとめ
NestJSとTypeORMを使用して部分一致検索を実装する方法について解説しました。LIKE句を用いることで、文字列の一部でもマッチングを行える柔軟な検索機能を提供できます。ただし、パフォーマンスへの配慮が重要であり、特にデータ量が増加した際の効率的なデータ取得を意識した実装が求められます。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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