# AWS IoT CoreとAWS IoT Device Managementの違いと使い分け方

## 目次
1. AWS IoT Coreとは
2. AWS IoT Device Managementとは
3. AWS IoT CoreとAWS IoT Device Managementの違い
    1. 機能の違い
    2. 用途の違い
4. 使い分け方
    1. シナリオ別の選択基準
5. まとめ

## 1. AWS IoT Coreとは
AWS IoT Coreは、IoTデバイスをクラウドに接続し、デバイスからデータを収集したり、デバイス間で通信したりするためのプラットフォームです。開発者は、IoTデバイスを迅速にクラウドに接続し、高スケーラビリティのあるデータ転送を実現することができます。主な機能として、メッセージのブローカー機能であるMQTT、HTTPプロトコルのサポート、デバイス認証とセキュリティ、リアルタイムのデータ処理などがあります。

## 2. AWS IoT Device Managementとは
AWS IoT Device Managementは、多数のIoTデバイスの登録、整理、監視、および管理を容易にするサービスです。デバイスの登録、追跡、監査、リモート管理などが可能です。このサービスは、デバイスを効率的に管理し、運用コストを削減し、デバイスのライフサイクル全体を通してセキュリティを確保するためのさまざまなツールを提供します。

## 3. AWS IoT CoreとAWS IoT Device Managementの違い

### 3.1 機能の違い
- **AWS IoT Core**:
  - デバイス接続及び分散通信プラットフォーム。
  - MQTT、HTTP、WebSocketでのプロトコルサポートを提供。
  - デバイス認証と特定のセキュリティ管理。
  - リアルタイムのメッセージブロークレージ。

- **AWS IoT Device Management**:
  - 大量デバイスの簡単な登録と整理。
  - リアルタイム状態の追跡と監視機能。
  - リモートデバイスのセキュアな管理。
  - デバイスに対して設定やアップグレードの配信および適用。

### 3.2 用途の違い
- **AWS IoT Core**は主にデバイスからのデータ収集、デバイス間の通信に使用され、一方で、
- **AWS IoT Device Management**はデバイス群の管理、操作、設定を効率化するために用いられます。

## 4. 使い分け方

### 4.1 シナリオ別の選択基準
- **データ収集と通信が必要な場合**:
  - IoTデバイスのリアルタイムなデータ収集が主目的であるならば、AWS IoT Coreを活用するのが適しています。

- **多数のデバイスを扱うプロジェクト**:
  - 大規模なデバイス群を一元管理し、状態管理や設定変更など、運用管理を効率化したい場合には、AWS IoT Device Managementの機能が役立ちます。

- **プロジェクトの規模や目的で両方の機能を併用**:
  - 多数のデバイスの管理と共にリアルタイムデータ収集および通信が不可欠なプロジェクトでは、両者を組み合わせることで最大限のパフォーマンスを発揮できます。

## 5. まとめ
AWS IoT CoreとAWS IoT Device Managementは、それぞれの強みが異なるため、プロジェクトのフェーズや目的によって使い分けるのが効果的です。AWS IoT Coreはデータの流通と通信に特化しており、Device Managementはデバイスの登録、管理、監視に役立ちます。両方を組み合わせることにより、スケーラブルで効率的なIoTソリューションの構築が可能です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

AWS IoT CoreとAWS IoT Device Managementの違いと使い分け方

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