# Azure ADでGraph APIを使ってユーザー情報を取得する方法

## 目次

1. はじめに

2. Microsoft Graph APIとは？

3. Azure ADの準備

   - 3-1. アプリ登録

   - 3-2. APIの権限設定

4. 認証とトークンの取得

   - 4-1. OAuth 2.0について

   - 4-2. アクセストークンの取得

5. Graph APIを利用してユーザー情報を取得

   - 5-1. ユーザー一覧の取得

   - 5-2. 特定ユーザーの取得

6. コード例

   - 6-1. Pythonを用いた実装

   - 6-2. JavaScriptを用いた実装

7. エラーハンドリング

8. セキュリティのベストプラクティス

9. まとめ

## 1. はじめに

Microsoft Azure Active Directory（Azure AD）は、Microsoftのクラウドベースのディレクトリ、アイデンティティ管理サービスです。Azure ADを利用することで、ユーザー認証やアプリのアクセス制御が簡単に行えます。本記事では、Azure ADとGraph APIを用いてユーザー情報を取得する方法を詳しく解説します。

## 2. Microsoft Graph APIとは？

Microsoft Graph APIは、Microsoftのさまざまなクラウドサービスにアクセスするための統合APIです。このAPIを使用することで、ユーザー、グループ、メール、カレンダーなどの情報を取得でき、特にAzure ADのユーザー情報にアクセスする際に非常に便利です。

## 3. Azure ADの準備

Graph APIを利用するためには、Azureポータルでの準備が必要です。

### 3-1. アプリ登録

1. [Azureポータル](https://portal.azure.com/)にログインします。

2. 「Azure Active Directory」を開きます。

3. 「アプリの登録」を選択し、新しいアプリを登録します。

4. 必要な情報（名前、リダイレクトURIなど）を入力し、「登録」をクリックします。

### 3-2. APIの権限設定

1. 登録したアプリの「APIの権限」を選択します。

2. 「権限の追加」ボタンをクリックし、「Microsoft Graph」を選択します。

3. 必要な権限（例: User.Read.All）を追加します。

4. 「管理者に承認を要求」を行い、権限を承認します。

## 4. 認証とトークンの取得

### 4-1. OAuth 2.0について

Graph APIのアクセスには、OAuth 2.0を利用した認証が必要です。このプロトコルにより、安全にアクセストークンを取得し、APIを呼び出すことができます。

### 4-2. アクセストークンの取得

1. アプリケーションのクライアントID、クライアントシークレットを使用してトークンエンドポイントにリクエストを送信します。

2. Azure ADが認証情報を確認し、アクセストークンを発行します。

## 5. Graph APIを利用してユーザー情報を取得

### 5-1. ユーザー一覧の取得

以下のエンドポイントを使用して、組織内のすべてのユーザーの一覧を取得できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. 特定ユーザーの取得

ユーザーIDやユーザープリンシパル名を指定して、個別のユーザー情報を取得します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. コード例

実際にユーザー情報を取得するコード例を紹介します。

### 6-1. Pythonを用いた実装

![img](/mosaic-code.jpg)

### 6-2. JavaScriptを用いた実装

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. エラーハンドリング

Graph APIの呼び出し中に発生するエラーを適切に処理することで、アプリケーションの信頼性を向上させましょう。HTTPステータスコードやエラーメッセージを用いて、ユーザーに分かりやすいフィードバックを提供します。

## 8. セキュリティのベストプラクティス

- アクセストークンの管理には注意し、セキュアなストレージを使用しましょう。

- 最小特権の原則に基づき、必要な権限のみをアプリに付与します。

- 定期的にトークンを更新し、安全性を確保します。

## 9. まとめ

Azure ADとGraph APIを利用することで、組織内のユーザー情報を効率的に取得できます。適切な認証と権限設定を行い、安全にAPIを活用しましょう。本記事で紹介した手順やコード例をもとに、是非あなたのプロジェクトにGraph APIを統合してみてください。

# Azure ADでGraph APIを使ってユーザー情報を取得する方法

## 目次

1. はじめに

2. Microsoft Graph APIとは？

3. Azure ADの準備

   - 3-1. アプリ登録

   - 3-2. APIの権限設定

4. 認証とトークンの取得

   - 4-1. OAuth 2.0について

   - 4-2. アクセストークンの取得

5. Graph APIを利用してユーザー情報を取得

   - 5-1. ユーザー一覧の取得

   - 5-2. 特定ユーザーの取得

6. コード例

   - 6-1. Pythonを用いた実装

   - 6-2. JavaScriptを用いた実装

7. エラーハンドリング

8. セキュリティのベストプラクティス

9. まとめ

## 1. はじめに

Microsoft Azure Active Directory（Azure AD）は、Microsoftのクラウドベースのディレクトリ、アイデンティティ管理サービスです。Azure ADを利用することで、ユーザー認証やアプリのアクセス制御が簡単に行えます。本記事では、Azure ADとGraph APIを用いてユーザー情報を取得する方法を詳しく解説します。

## 2. Microsoft Graph APIとは？

Microsoft Graph APIは、Microsoftのさまざまなクラウドサービスにアクセスするための統合APIです。このAPIを使用することで、ユーザー、グループ、メール、カレンダーなどの情報を取得でき、特にAzure ADのユーザー情報にアクセスする際に非常に便利です。

## 3. Azure ADの準備

Graph APIを利用するためには、Azureポータルでの準備が必要です。

### 3-1. アプリ登録

1. [Azureポータル](https://portal.azure.com/)にログインします。

2. 「Azure Active Directory」を開きます。

3. 「アプリの登録」を選択し、新しいアプリを登録します。

4. 必要な情報（名前、リダイレクトURIなど）を入力し、「登録」をクリックします。

### 3-2. APIの権限設定

1. 登録したアプリの「APIの権限」を選択します。

2. 「権限の追加」ボタンをクリックし、「Microsoft Graph」を選択します。

3. 必要な権限（例: User.Read.All）を追加します。

4. 「管理者に承認を要求」を行い、権限を承認します。

## 4. 認証とトークンの取得

### 4-1. OAuth 2.0について

Graph APIのアクセスには、OAuth 2.0を利用した認証が必要です。このプロトコルにより、安全にアクセストークンを取得し、APIを呼び出すことができます。

### 4-2. アクセストークンの取得

1. アプリケーションのクライアントID、クライアントシークレットを使用してトークンエンドポイントにリクエストを送信します。

2. Azure ADが認証情報を確認し、アクセストークンを発行します。

## 5. Graph APIを利用してユーザー情報を取得

### 5-1. ユーザー一覧の取得

以下のエンドポイントを使用して、組織内のすべてのユーザーの一覧を取得できます。

```

GET https://graph.microsoft.com/v1.0/users

```

### 5-2. 特定ユーザーの取得

ユーザーIDやユーザープリンシパル名を指定して、個別のユーザー情報を取得します。

```

GET https://graph.microsoft.com/v1.0/users/{user-id}

```

## 6. コード例

実際にユーザー情報を取得するコード例を紹介します。

### 6-1. Pythonを用いた実装

```python

import requests

def get_users(access_token):

    url = "https://graph.microsoft.com/v1.0/users"

    headers = {

        'Authorization': 'Bearer ' + access_token,

        'Accept': 'application/json'

    }

    response = requests.get(url, headers=headers)

    return response.json()

# アクセストークンを取得する方法は別途実装する

access_token = "<YOUR_ACCESS_TOKEN>"

users = get_users(access_token)

print(users)

```

### 6-2. JavaScriptを用いた実装

```javascript

const fetch = require('node-fetch');

async function getUsers(accessToken) {

    const url = 'https://graph.microsoft.com/v1.0/users';

    const response = await fetch(url, {

        method: 'GET',

        headers: {

            'Authorization': `Bearer ${accessToken}`,

            'Accept': 'application/json'

        }

    });

    const data = await response.json();

    console.log(data);

}

// アクセストークンを取得する方法は別途実装する

const accessToken = '<YOUR_ACCESS_TOKEN>';

getUsers(accessToken);

```

## 7. エラーハンドリング

Graph APIの呼び出し中に発生するエラーを適切に処理することで、アプリケーションの信頼性を向上させましょう。HTTPステータスコードやエラーメッセージを用いて、ユーザーに分かりやすいフィードバックを提供します。

## 8. セキュリティのベストプラクティス

- アクセストークンの管理には注意し、セキュアなストレージを使用しましょう。

- 最小特権の原則に基づき、必要な権限のみをアプリに付与します。

- 定期的にトークンを更新し、安全性を確保します。

## 9. まとめ

Azure ADとGraph APIを利用することで、組織内のユーザー情報を効率的に取得できます。適切な認証と権限設定を行い、安全にAPIを活用しましょう。本記事で紹介した手順やコード例をもとに、是非あなたのプロジェクトにGraph APIを統合してみてください。

Azure ADでGraph APIを使ってユーザー情報を取得する方法

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