## 目次

1. はじめに
2. AWS CloudFormationとは
3. ALB（Application Load Balancer）について
4. ターゲットグループについて
5. CloudFormationテンプレートの基本構造
6. ALBとターゲットグループをCloudFormationで構成する手順
    - 6.1 VPCとサブネットの作成
    - 6.2 セキュリティグループの作成
    - 6.3 ターゲットグループの設定
    - 6.4 ALBの設定
    - 6.5 リスナーの設定
7. 具体的なテンプレートコード例
8. デプロイと動作確認
9. まとめ

## 1. はじめに

AWS CloudFormationは、AWSリソースを管理・提供するための強力なツールです。このドキュメントでは、AWS CloudFormationを用いたALB（Application Load Balancer）およびターゲットグループの構成方法について詳しく解説します。ALBはアプリケーションのトラフィックを効果的に管理するための重要なツールであり、ターゲットグループはそれに紐づくリソースを集約して管理します。

## 2. AWS CloudFormationとは

AWS CloudFormationはAWSリソースをコードとして記述し、インフラストラクチャを自動的に設定・管理できるサービスです。これにより、インフラのプロビジョニングが効率化され、一貫した環境を実現できます。

## 3. ALB（Application Load Balancer）について

ALBは、アプリケーション層（OSIの第7層）で動作するロードバランサです。以下のような特徴があります。

- HTTP/HTTPSトラフィック管理に最適化
- 柔軟なルーティング、スケールアウト
- WebSocketやHTTP/2プロトコルのサポート

## 4. ターゲットグループについて

ターゲットグループは、ロードバランサがトラフィックを送信する受け皿の集合です。これにはEC2インスタンス、IPアドレス、Lambda関数が含まれます。ALBはターゲットグループ内のターゲットに負荷分散を行います。

## 5. CloudFormationテンプレートの基本構造

CloudFormationテンプレートはJSONまたはYAMLで記述されます。以下はその基本的な構造です。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. ALBとターゲットグループをCloudFormationで構成する手順

### 6.1 VPCとサブネットの作成

ALBとターゲットグループはVPCの中に配置されます。まずはVPCを作成し、その中にパブリック及びプライベートサブネットを作成します。

### 6.2 セキュリティグループの作成

ALBとターゲットグループのセキュリティグループをそれぞれ設定します。ALBのセキュリティグループには、HTTP/HTTPSのインバウンドルールを追加する必要があります。

### 6.3 ターゲットグループの設定

ターゲットグループをCloudFormationテンプレートで定義します。ここでは、ターゲットタイプ（例: instance, ip, lambda）を指定します。

### 6.4 ALBの設定

ALBを設定します。ここでパブリックサブネットのIDとターゲットグループを指定します。

### 6.5 リスナーの設定

ALBにはリスナーを設定して、特定のポートでのトラフィックを処理するよう設定します。リスナーには、ターゲットグループへのフォワーディングルールを定義します。

## 7. 具体的なテンプレートコード例

以下にCloudFormationテンプレートの例を示します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 8. デプロイと動作確認

1. 上記のようなテンプレートを作成し、AWSマネジメントコンソールまたはAWS CLIでテンプレートをデプロイします。
2. デプロイが完了すると、ALBのDNS名を取得し、Webブラウザでアクセスすることでターゲットにリクエストが届いているか確認します。

## 9. まとめ

AWS CloudFormationを利用することで、インフラストラクチャのプロビジョニングと構成をコードで管理できるため、再利用性が高く、一貫性があります。特にALBとターゲットグループを利用することで、アプリケーションのスケールアウトやトラフィック管理が容易になり、可用性の高い構成を実現できます。これを機に、AWSリソース管理の効率性を高めていきましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## 目次

1. はじめに
2. AWS CloudFormationとは
3. ALB（Application Load Balancer）について
4. ターゲットグループについて
5. CloudFormationテンプレートの基本構造
6. ALBとターゲットグループをCloudFormationで構成する手順
    - 6.1 VPCとサブネットの作成
    - 6.2 セキュリティグループの作成
    - 6.3 ターゲットグループの設定
    - 6.4 ALBの設定
    - 6.5 リスナーの設定
7. 具体的なテンプレートコード例
8. デプロイと動作確認
9. まとめ

## 1. はじめに

AWS CloudFormationは、AWSリソースを管理・提供するための強力なツールです。このドキュメントでは、AWS CloudFormationを用いたALB（Application Load Balancer）およびターゲットグループの構成方法について詳しく解説します。ALBはアプリケーションのトラフィックを効果的に管理するための重要なツールであり、ターゲットグループはそれに紐づくリソースを集約して管理します。

## 2. AWS CloudFormationとは

AWS CloudFormationはAWSリソースをコードとして記述し、インフラストラクチャを自動的に設定・管理できるサービスです。これにより、インフラのプロビジョニングが効率化され、一貫した環境を実現できます。

## 3. ALB（Application Load Balancer）について

ALBは、アプリケーション層（OSIの第7層）で動作するロードバランサです。以下のような特徴があります。

- HTTP/HTTPSトラフィック管理に最適化
- 柔軟なルーティング、スケールアウト
- WebSocketやHTTP/2プロトコルのサポート

## 4. ターゲットグループについて

ターゲットグループは、ロードバランサがトラフィックを送信する受け皿の集合です。これにはEC2インスタンス、IPアドレス、Lambda関数が含まれます。ALBはターゲットグループ内のターゲットに負荷分散を行います。

## 5. CloudFormationテンプレートの基本構造

CloudFormationテンプレートはJSONまたはYAMLで記述されます。以下はその基本的な構造です。

```yaml
AWSTemplateFormatVersion: "2010-09-09"
Description: A template to create an ALB with a target group
Resources:
  # リソースをここに定義
  ...
```

## 6. ALBとターゲットグループをCloudFormationで構成する手順

### 6.1 VPCとサブネットの作成

ALBとターゲットグループはVPCの中に配置されます。まずはVPCを作成し、その中にパブリック及びプライベートサブネットを作成します。

### 6.2 セキュリティグループの作成

ALBとターゲットグループのセキュリティグループをそれぞれ設定します。ALBのセキュリティグループには、HTTP/HTTPSのインバウンドルールを追加する必要があります。

### 6.3 ターゲットグループの設定

ターゲットグループをCloudFormationテンプレートで定義します。ここでは、ターゲットタイプ（例: instance, ip, lambda）を指定します。

### 6.4 ALBの設定

ALBを設定します。ここでパブリックサブネットのIDとターゲットグループを指定します。

### 6.5 リスナーの設定

ALBにはリスナーを設定して、特定のポートでのトラフィックを処理するよう設定します。リスナーには、ターゲットグループへのフォワーディングルールを定義します。

## 7. 具体的なテンプレートコード例

以下にCloudFormationテンプレートの例を示します。

```yaml
Resources:
  # VPC作成
  MyVPC:
    Type: AWS::EC2::VPC
    Properties:
      CidrBlock: 10.0.0.0/16

  # サブネット作成
  PublicSubnet:
    Type: AWS::EC2::Subnet
    Properties:
      VpcId: !Ref MyVPC
      CidrBlock: 10.0.1.0/24

  # セキュリティグループ
  ALBSecurityGroup:
    Type: AWS::EC2::SecurityGroup
    Properties:
      GroupDescription: "Enable HTTP and HTTPS access"
      VpcId: !Ref MyVPC
      SecurityGroupIngress:
        - IpProtocol: tcp
          FromPort: 80
          ToPort: 80
          CidrIp: 0.0.0.0/0

  # ターゲットグループ
  MyTargetGroup:
    Type: AWS::ElasticLoadBalancingV2::TargetGroup
    Properties:
      VpcId: !Ref MyVPC
      Port: 80
      Protocol: HTTP
      TargetType: instance

  # ALB設定
  MyALB:
    Type: AWS::ElasticLoadBalancingV2::LoadBalancer
    Properties:
      Subnets:
        - !Ref PublicSubnet
      SecurityGroups:
        - !Ref ALBSecurityGroup

  # リスナー設定
  MyListener:
    Type: AWS::ElasticLoadBalancingV2::Listener
    Properties:
      LoadBalancerArn: !Ref MyALB
      Port: 80
      Protocol: HTTP
      DefaultActions:
        - Type: forward
          TargetGroupArn: !Ref MyTargetGroup
```

## 8. デプロイと動作確認

1. 上記のようなテンプレートを作成し、AWSマネジメントコンソールまたはAWS CLIでテンプレートをデプロイします。
2. デプロイが完了すると、ALBのDNS名を取得し、Webブラウザでアクセスすることでターゲットにリクエストが届いているか確認します。

## 9. まとめ

AWS CloudFormationを利用することで、インフラストラクチャのプロビジョニングと構成をコードで管理できるため、再利用性が高く、一貫性があります。特にALBとターゲットグループを利用することで、アプリケーションのスケールアウトやトラフィック管理が容易になり、可用性の高い構成を実現できます。これを機に、AWSリソース管理の効率性を高めていきましょう。 

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