# Linuxサーバの初期設定とセキュリティ対策【Ubuntu × UFW × Fail2ban】

## 目次
1. はじめに
2. Ubuntuの基本設定
   2.1 OSのアップデート
   2.2 ユーザーとSSH接続の設定
3. UFWによるファイアウォール設定
   3.1 UFWのインストールと有効化
   3.2 ルールの設定
4. Fail2banによる不正アクセス防止
   4.1 Fail2banのインストール
   4.2 設定ファイルの編集
   4.3 サービスの起動と設定の反映
5. まとめ

## 1. はじめに
Linuxサーバの初期設定は、サーバの安定性とセキュリティを確保するための重要なステップです。この記事では、特にUbuntuサーバを対象に、基本的な設定とセキュリティ対策について解説します。同時に、UFW（Uncomplicated Firewall）とFail2banを利用して攻撃からサーバを保護する方法を説明します。

## 2. Ubuntuの基本設定

### 2.1 OSのアップデート
まず最初に、システムの全体的なセキュリティを向上させるためにOSのパッケージを最新バージョンに更新します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 2.2 ユーザーとSSH接続の設定
セキュリティ強化のために、rootユーザーでの直接ログインを避け、新しい通常ユーザーを作成します。

![img](/mosaic-code.jpg)

また、SSH経由でのアクセスを設定し、より安全なキー認証を有効にします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. UFWによるファイアウォール設定

### 3.1 UFWのインストールと有効化
UFWはUbuntuに標準搭載されているファイアウォールツールで、非常に使いやすく強力です。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 3.2 ルールの設定
まずはSSHへの接続を許可しますが、それ以外の通信は原則遮断する方針で進めます。

![img](/mosaic-code.jpg)

特定のポートを閉じてから、必要なポートのみを開放することでセキュリティを高めます。

## 4. Fail2banによる不正アクセス防止

### 4.1 Fail2banのインストール
Fail2banは、特定のIPアドレスからの過剰なログイン試行を自動的にブロックします。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.2 設定ファイルの編集
デフォルトの設定をコピーし、必要に応じて編集します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.3 サービスの起動と設定の反映
設定後にFail2banを起動し、設定を適用します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. まとめ
以上がUbuntuサーバの初期設定と基本的なセキュリティ強化の一連の手順です。適切に設定されたファイアウォール、SSHの保護、そしてFail2banによるログイン試行の制限を組み合わせることで、多くの一般的な攻撃からサーバを保護することができます。サーバのセキュリティの最初のステップとして、これらの方法を実践し、定期的に見直すことが重要です。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Linuxサーバの初期設定とセキュリティ対策【Ubuntu × UFW × Fail2ban】

## 目次
1. はじめに
2. Ubuntuの基本設定
   2.1 OSのアップデート
   2.2 ユーザーとSSH接続の設定
3. UFWによるファイアウォール設定
   3.1 UFWのインストールと有効化
   3.2 ルールの設定
4. Fail2banによる不正アクセス防止
   4.1 Fail2banのインストール
   4.2 設定ファイルの編集
   4.3 サービスの起動と設定の反映
5. まとめ

## 1. はじめに
Linuxサーバの初期設定は、サーバの安定性とセキュリティを確保するための重要なステップです。この記事では、特にUbuntuサーバを対象に、基本的な設定とセキュリティ対策について解説します。同時に、UFW（Uncomplicated Firewall）とFail2banを利用して攻撃からサーバを保護する方法を説明します。

## 2. Ubuntuの基本設定

### 2.1 OSのアップデート
まず最初に、システムの全体的なセキュリティを向上させるためにOSのパッケージを最新バージョンに更新します。

```bash
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade -y
```

### 2.2 ユーザーとSSH接続の設定
セキュリティ強化のために、rootユーザーでの直接ログインを避け、新しい通常ユーザーを作成します。

```bash
$ sudo adduser ユーザー名
$ sudo usermod -aG sudo ユーザー名
```

また、SSH経由でのアクセスを設定し、より安全なキー認証を有効にします。

```bash
$ ssh-keygen
# 公開鍵をサーバの .ssh/authorized_keys に配置します
$ ssh-copy-id ユーザー名@サーバーIP
```

## 3. UFWによるファイアウォール設定

### 3.1 UFWのインストールと有効化
UFWはUbuntuに標準搭載されているファイアウォールツールで、非常に使いやすく強力です。

```bash
$ sudo ufw enable
$ sudo ufw status
```

### 3.2 ルールの設定
まずはSSHへの接続を許可しますが、それ以外の通信は原則遮断する方針で進めます。

```bash
$ sudo ufw allow OpenSSH
$ sudo ufw allow 22/tcp
$ sudo ufw deny 80
$ sudo ufw deny 443
```

特定のポートを閉じてから、必要なポートのみを開放することでセキュリティを高めます。

## 4. Fail2banによる不正アクセス防止

### 4.1 Fail2banのインストール
Fail2banは、特定のIPアドレスからの過剰なログイン試行を自動的にブロックします。

```bash
$ sudo apt install fail2ban
```

### 4.2 設定ファイルの編集
デフォルトの設定をコピーし、必要に応じて編集します。

```bash
$ sudo cp /etc/fail2ban/jail.conf /etc/fail2ban/jail.local
$ sudo nano /etc/fail2ban/jail.local
```

### 4.3 サービスの起動と設定の反映
設定後にFail2banを起動し、設定を適用します。

```bash
$ sudo systemctl enable fail2ban
$ sudo systemctl start fail2ban
$ sudo fail2ban-client status
```

## 5. まとめ
以上がUbuntuサーバの初期設定と基本的なセキュリティ強化の一連の手順です。適切に設定されたファイアウォール、SSHの保護、そしてFail2banによるログイン試行の制限を組み合わせることで、多くの一般的な攻撃からサーバを保護することができます。サーバのセキュリティの最初のステップとして、これらの方法を実践し、定期的に見直すことが重要です。 

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