Azure ADを利用してデバイスを登録し、アクセス制御を行うには、以下のステップを実施することが一般的です。

## 目次

1. Azure AD デバイス登録の概要

2. デバイス登録の前提条件

3. デバイス登録の手順

4. 準拠デバイスの定義

5. アクセス制御ポリシーの設定

6. まとめ

## 1. Azure AD デバイス登録の概要

Azure ADのデバイス登録は、組織の管理下にあるデバイスをAzure環境に登録することで、セキュリティを強化し管理を効率化するための機能です。登録されたデバイスは、Azure ADの認証サービスを通じてリソースにアクセスできます。

## 2. デバイス登録の前提条件

- Azure AD Premium P1またはP2のライセンス

- 登録するデバイスのWindows 10/11 Pro, Enterprise, またはEducationエディション

- インターネット接続

## 3. デバイス登録の手順

デバイスをAzure ADに登録するには、以下の手順が一般的です。

### 3-1 デバイス準備

1. Windowsデバイスの設定画面を開く

2. 「アカウント」から「職場または学校にアクセス」を選択

3. 「接続」をクリックし、Azure ADのアカウント情報を入力

### 3-2 グループポリシーを用いた自動登録

1. グループポリシー管理コンソール（GPMC）を開く

2. `コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > MDM` に移動

3. `登録を有効にする` を構成

## 4. 準拠デバイスの定義

準拠デバイスとして認識させるためには、デバイスが企業ポリシーに沿った設定である必要があります。これには次のような要件が含まれます。

- デバイスのセキュリティパッチが最新

- デバイスがウイルス対策ソリューションによって保護

- BitLockerによるドライブ暗号化が有効

## 5. アクセス制御ポリシーの設定

Azure AD Conditional Accessを使用して、準拠デバイスのみにアクセスを許可するポリシーを設定します。

### 5-1 ポリシーの作成

1. Azureポータルにサインイン

2. `Azure Active Directory > セキュリティ > 条件付きアクセス` を選択

3. `+ 新しいポリシー` をクリック

4. ユーザーやグループ、アプリケーションを指定

5. `条件` で「デバイスへのアクセス」を選択し、「承認済み状態」を選択

## 6. まとめ

Azure ADによるデバイス登録とアクセス制御は、企業のセキュリティを強化する強力な手段です。デバイスが適切に登録され、企業の準拠ポリシーに従うことを確保することで、セキュリティインシデントを減少させ、リソースへの不正アクセスを防ぐことができます。

以上、Azure ADでのデバイス登録およびアクセス制御の概要と手順を提供しました。さらに詳細な情報や個別のニーズについては、公式のAzureドキュメントや専門家への相談をお勧めします。

目次

1. Azure AD デバイス登録の概要

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