## 目次
1. パスベースのアクセス制御とは
2. CloudflareとWAFの基本
3. 設定手順
   1. Cloudflareにドメインを追加
   2. WAFポリシーの作成
   3. パスベースの制御ルールの設定
4. よくある質問とトラブルシューティング
5. まとめ

## 1. パスベースのアクセス制御とは
パスベースのアクセス制御は、特定のURLパスに基づいてウェブトラフィックのアクセスを制限する方法です。これにより、特定のリソースへのアクセスを許可または拒否するための細かな制御が可能になります。たとえば、管理者用のダッシュボードに対するアクセスを特定のIPアドレスに限定することで、セキュリティを強化できます。

## 2. CloudflareとWAFの基本
Cloudflareは、ウェブのセキュリティとパフォーマンス向上を目的としたCDNサービスで、WAF（Web Application Firewall）を通じて攻撃からサイトを守ります。CloudflareのWAFを使用すると、ルールを設定して特定のパターンやIP、URLパスに基づくトラフィックのフィルタリングが可能です。

## 3. 設定手順

### 3-1. Cloudflareにドメインを追加
1. Cloudflareアカウントにログインし、新しいサイトを追加します。
2. ドメイン名を入力し、「サイトを追加」をクリックします。
3. DNS設定が自動的にインポートされますので、問題がなければ「コンティニュー」をクリックします。
4. Cloudflareが提供するネームサーバーにドメインのネームサーバーを変更します。

### 3-2. WAFポリシーの作成
1. ダッシュボードの「Security」セクションから「WAF」を選択します。
2. 「Create Firewall Rule」をクリックします。
3. ルールに名前を付け、特定の条件を設定します。

### 3-3. パスベースの制御ルールの設定
具体的な設定例を示します。

#### 例: パス`/admin`へのアクセス制御
- 条件: 「URLパス」`equals` `/admin`
- アクション: 
  - `Allow`（特定のIPv4, IPv6のみ）
  - `Block`（その他すべて）

![img](/mosaic-code.jpg)

この設定により、`/admin`パスへのアクセスは指定されたIPアドレスからのトラフィックに限定され、それ以外のアクセスはブロックされます。

## 4. よくある質問とトラブルシューティング

### 4-1. 設定が機能しない
- **原因**: DNSプロパゲーションが完了していない。
- **対策**: 数時間待つ、もしくはDNSキャッシュをクリアする。

### 4-2. 特定のIPがブロックされない
- **原因**: IPリストの書式ミス。
- **対策**: IPアドレスのフォーマットや範囲指定に誤りがないか確認する。

## 5. まとめ
CloudflareのWAFを使用したパスベースのアクセス制御は、ウェブアプリケーションのセキュリティを強化するための強力なツールです。適切な設定により、特定のリソースへの不正アクセスを防ぐことができます。正しいルールを設定することは重要であり、確認と最適化を怠らないようにしましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

## 目次
1. パスベースのアクセス制御とは
2. CloudflareとWAFの基本
3. 設定手順
   1. Cloudflareにドメインを追加
   2. WAFポリシーの作成
   3. パスベースの制御ルールの設定
4. よくある質問とトラブルシューティング
5. まとめ

## 1. パスベースのアクセス制御とは
パスベースのアクセス制御は、特定のURLパスに基づいてウェブトラフィックのアクセスを制限する方法です。これにより、特定のリソースへのアクセスを許可または拒否するための細かな制御が可能になります。たとえば、管理者用のダッシュボードに対するアクセスを特定のIPアドレスに限定することで、セキュリティを強化できます。

## 2. CloudflareとWAFの基本
Cloudflareは、ウェブのセキュリティとパフォーマンス向上を目的としたCDNサービスで、WAF（Web Application Firewall）を通じて攻撃からサイトを守ります。CloudflareのWAFを使用すると、ルールを設定して特定のパターンやIP、URLパスに基づくトラフィックのフィルタリングが可能です。

## 3. 設定手順

### 3-1. Cloudflareにドメインを追加
1. Cloudflareアカウントにログインし、新しいサイトを追加します。
2. ドメイン名を入力し、「サイトを追加」をクリックします。
3. DNS設定が自動的にインポートされますので、問題がなければ「コンティニュー」をクリックします。
4. Cloudflareが提供するネームサーバーにドメインのネームサーバーを変更します。

### 3-2. WAFポリシーの作成
1. ダッシュボードの「Security」セクションから「WAF」を選択します。
2. 「Create Firewall Rule」をクリックします。
3. ルールに名前を付け、特定の条件を設定します。

### 3-3. パスベースの制御ルールの設定
具体的な設定例を示します。

#### 例: パス`/admin`へのアクセス制御
- 条件: 「URLパス」`equals` `/admin`
- アクション: 
  - `Allow`（特定のIPv4, IPv6のみ）
  - `Block`（その他すべて）

```plaintext
Expression: (http.request.uri.path eq "/admin") and (ip.src in {"203.0.113.1", "198.51.100.0/24"})
```

この設定により、`/admin`パスへのアクセスは指定されたIPアドレスからのトラフィックに限定され、それ以外のアクセスはブロックされます。

## 4. よくある質問とトラブルシューティング

### 4-1. 設定が機能しない
- **原因**: DNSプロパゲーションが完了していない。
- **対策**: 数時間待つ、もしくはDNSキャッシュをクリアする。

### 4-2. 特定のIPがブロックされない
- **原因**: IPリストの書式ミス。
- **対策**: IPアドレスのフォーマットや範囲指定に誤りがないか確認する。

## 5. まとめ
CloudflareのWAFを使用したパスベースのアクセス制御は、ウェブアプリケーションのセキュリティを強化するための強力なツールです。適切な設定により、特定のリソースへの不正アクセスを防ぐことができます。正しいルールを設定することは重要であり、確認と最適化を怠らないようにしましょう。 

目次

1. パスベースのアクセス制御とは

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