# Spring BootアプリをJava 17対応にするための移行ガイド

## 目次

1. はじめに
2. Java 17の新機能と変更点
3. 移行の準備
   - 3.1 現在のJavaバージョンの確認
   - 3.2 Spring Bootの対応版の確認
4. 移行ステップ
   - 4.1 依存関係の更新
   - 4.2 ビルドツールの設定変更
   - 4.3 コードの書き換えと最適化
5. 移行後の確認
   - 5.1 テストの実行
   - 5.2 デプロイ環境での動作確認
6. よくある問題と対処法
7. まとめ

## 1. はじめに

Java 17は、2021年9月にリリースされた新たな長期サポート（LTS）バージョンです。Java 11からのアップグレードを検討しているSpring Bootプロジェクトには、パフォーマンスの向上や新しい機能を活用できるメリットがあります。本記事では、Spring BootアプリケーションをJava 17対応に移行するための具体的なプロセスを解説します。

## 2. Java 17の新機能と変更点

Java 17では、以下の新機能と変更点が導入されています。

- **パターンマッチング for switch文**：switch文でのパターンマッチングが可能になり、コードがよりシンプルになります。
- **sealed classesの導入**：クラスの継承を制御できるsealed classesが導入され、より安全で明示的なコード設計が可能になります。
- **JEP 356：ENHANCED PSEUDO-RANDOM NUMBER GENERATORS**：新しい乱数生成機能が追加され、セキュリティ向上と性能改善が図られています。

## 3. 移行の準備

### 3.1 現在のJavaバージョンの確認

まず、既存のプロジェクトがどのバージョンのJavaで動作しているかを確認します。`java -version`コマンドを使用して、現在のバージョンを確認しましょう。

### 3.2 Spring Bootの対応版の確認

Java 17に対応したSpring Bootのバージョンを確認します。Spring Boot 2.5以降がJava 17に対応しているため、そのバージョン以上を使用しているか確認が必要です。

## 4. 移行ステップ

### 4.1 依存関係の更新

まず、`pom.xml`や`build.gradle`ファイルに記載されている依存関係を最新のものに更新します。特に、旧バージョンで使用されているライブラリがJava 17で非推奨になった場合は更新が必要です。

### 4.2 ビルドツールの設定変更

`pom.xml`または`build.gradle`でJavaのバージョン設定を17に更新します。例えば、Mavenであれば以下のように設定を変更します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4.3 コードの書き換えと最適化

Java 17の新機能を使用するために、一部のコードを書き換えることを考慮しましょう。特に、switch文のパターンマッチングやsealed classesを適用し、コードの可読性と保守性を向上させます。

## 5. 移行後の確認

### 5.1 テストの実行

移行したアプリケーションが正常に動作することを確認するために、全てのユニットテストと統合テストを実行します。テストが失敗した場合、エラーメッセージをもとにコードを修正します。

### 5.2 デプロイ環境での動作確認

全てのテストを通過した後、ステージング環境や本番環境で実アプリケーションの動作を確認します。Java 17特有の問題やパフォーマンスの変化がないか、注意深く監視します。

## 6. よくある問題と対処法

移行時によく遭遇する問題として、サードパーティライブラリの非互換や旧APIの削除があります。これらの問題に対処するためには、通常最新のライブラリに更新することが推奨されます。

<details>
<summary>Graph Example</summary>

![img](/mosaic-code.jpg)

</details>

## 7. まとめ

Spring BootアプリをJava 17に対応させることは多くのメリットをもたらしますが、注意深い移行作業が必要です。本記事で紹介した手順に従って移行を進めれば、新しいJavaの機能や性能向上を活用できます。移行後も常に最新の情報をキャッチアップし、安定した運用を目指しましょう。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Spring BootアプリをJava 17対応にするための移行ガイド

## 目次

1. はじめに
2. Java 17の新機能と変更点
3. 移行の準備
   - 3.1 現在のJavaバージョンの確認
   - 3.2 Spring Bootの対応版の確認
4. 移行ステップ
   - 4.1 依存関係の更新
   - 4.2 ビルドツールの設定変更
   - 4.3 コードの書き換えと最適化
5. 移行後の確認
   - 5.1 テストの実行
   - 5.2 デプロイ環境での動作確認
6. よくある問題と対処法
7. まとめ

## 1. はじめに

Java 17は、2021年9月にリリースされた新たな長期サポート（LTS）バージョンです。Java 11からのアップグレードを検討しているSpring Bootプロジェクトには、パフォーマンスの向上や新しい機能を活用できるメリットがあります。本記事では、Spring BootアプリケーションをJava 17対応に移行するための具体的なプロセスを解説します。

## 2. Java 17の新機能と変更点

Java 17では、以下の新機能と変更点が導入されています。

- **パターンマッチング for switch文**：switch文でのパターンマッチングが可能になり、コードがよりシンプルになります。
- **sealed classesの導入**：クラスの継承を制御できるsealed classesが導入され、より安全で明示的なコード設計が可能になります。
- **JEP 356：ENHANCED PSEUDO-RANDOM NUMBER GENERATORS**：新しい乱数生成機能が追加され、セキュリティ向上と性能改善が図られています。

## 3. 移行の準備

### 3.1 現在のJavaバージョンの確認

まず、既存のプロジェクトがどのバージョンのJavaで動作しているかを確認します。`java -version`コマンドを使用して、現在のバージョンを確認しましょう。

### 3.2 Spring Bootの対応版の確認

Java 17に対応したSpring Bootのバージョンを確認します。Spring Boot 2.5以降がJava 17に対応しているため、そのバージョン以上を使用しているか確認が必要です。

## 4. 移行ステップ

### 4.1 依存関係の更新

まず、`pom.xml`や`build.gradle`ファイルに記載されている依存関係を最新のものに更新します。特に、旧バージョンで使用されているライブラリがJava 17で非推奨になった場合は更新が必要です。

### 4.2 ビルドツールの設定変更

`pom.xml`または`build.gradle`でJavaのバージョン設定を17に更新します。例えば、Mavenであれば以下のように設定を変更します。

```xml
<properties>
    <java.version>17</java.version>
</properties>
```

### 4.3 コードの書き換えと最適化

Java 17の新機能を使用するために、一部のコードを書き換えることを考慮しましょう。特に、switch文のパターンマッチングやsealed classesを適用し、コードの可読性と保守性を向上させます。

## 5. 移行後の確認

### 5.1 テストの実行

移行したアプリケーションが正常に動作することを確認するために、全てのユニットテストと統合テストを実行します。テストが失敗した場合、エラーメッセージをもとにコードを修正します。

### 5.2 デプロイ環境での動作確認

全てのテストを通過した後、ステージング環境や本番環境で実アプリケーションの動作を確認します。Java 17特有の問題やパフォーマンスの変化がないか、注意深く監視します。

## 6. よくある問題と対処法

移行時によく遭遇する問題として、サードパーティライブラリの非互換や旧APIの削除があります。これらの問題に対処するためには、通常最新のライブラリに更新することが推奨されます。

<details>
<summary>Graph Example</summary>

```mermaid
graph TD;
    A[始めに] --> B[準備];
    B --> C[依存関係の更新];
    C --> D[コードの書き換え];
    D --> E[テストの実行];
    E --> F[まとめ];
```

</details>

## 7. まとめ

Spring BootアプリをJava 17に対応させることは多くのメリットをもたらしますが、注意深い移行作業が必要です。本記事で紹介した手順に従って移行を進めれば、新しいJavaの機能や性能向上を活用できます。移行後も常に最新の情報をキャッチアップし、安定した運用を目指しましょう。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

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