# AKSでのリソース制限設定（CPU/Memory）方法

## 目次

1. イントロダクション

2. AKSの基本概念

   - 2-1. AKSとは

   - 2-2. AKSのリソース制限の重要性

3. リソース制限の基本

   - 3-1. Kubernetesのリソース制限

   - 3-2. LimitRangeとResourceQuota

4. AKSでのリソース制限設定

   - 4-1. AKSクラスタの作成

   - 4-2. Namespaceの作成と設定

   - 4-3. リソース制限の設定手順

5. 実践例

   - 5-1. マニフェストファイルのサンプル

   - 5-2. デプロイメントの確認

6. ベストプラクティス

   - 6-1. 効果的なリソース制限の設計

   - 6-2. モニタリングと調整

7. まとめ

## 1. イントロダクション

Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスとして、アプリケーションのデプロイと管理を簡素化します。クラウド上で効率的かつ柔軟にスケーラブルなアプリケーションを管理するために、リソース制限の設定は不可欠です。本記事では、AKSでのリソース制限（CPUおよびメモリ）の設定方法について詳しく説明します。

## 2. AKSの基本概念

### 2-1. AKSとは

AKSは、マイクロソフトが提供するKubernetes用のマネージドサービスです。デプロイの自動化、スケーリング、コンテナ管理を容易にし、開発者が本業に注力できるよう支援します。

### 2-2. AKSのリソース制限の重要性

リソース制限を適切に設定することにより、クラスタ内のコンテナが他のコンテナのリソースを消費しすぎないようにします。これにより、システム全体の安定性が向上し、予期せぬダウンタイムを防ぐことができます。

## 3. リソース制限の基本

### 3-1. Kubernetesのリソース制限

Kubernetesでは、CPUとメモリのリソース制限を設定することで、特定のポッドが利用できるリソースを制御します。この制限により、リソースの無駄遣いや競合を最小限に抑えることができます。

### 3-2. LimitRangeとResourceQuota

- **LimitRange**: Namespace内の各Podとコンテナに対するデフォルトのリソース制限を設定します。

- **ResourceQuota**: Namespace内で使用できる総リソース量を制限します。

## 4. AKSでのリソース制限設定

### 4-1. AKSクラスタの作成

Azure CLIを使用してクラスタを作成します。以下に基本的なコマンドを示します：

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-2. Namespaceの作成と設定

Namespaceを作成し、リソース制限を設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 4-3. リソース制限の設定手順

以下は、Namespaceへのリソース制限の設定手順です。

#### LimitRange設定

![img](/mosaic-code.jpg)

#### ResourceQuota設定

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. 実践例

### 5-1. マニフェストファイルのサンプル

以下のマニフェストは、リソース制限が設定されたデプロイメントのサンプルです。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5-2. デプロイメントの確認

デプロイメントの作成後、リソース制限が適切に設定されていることを確認します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. ベストプラクティス

### 6-1. 効果的なリソース制限の設計

- 実際のリソース使用量に基づいた設定

- 継続的なモニタリングと調整

- 自動スケーリングの活用

### 6-2. モニタリングと調整

Azure Monitorを活用して運用中のクラスタを監視し、リソースの使用状況を分析します。

## 7. まとめ

AKSでのリソース制限設定は、クラスタの安定性と効率性を高める重要なステップです。適切な設定と継続的なモニタリングにより、リソースの競合を防ぎ、システム全体のパフォーマンスを最適化できます。本記事の手順を参考に、AKS環境におけるリソース制限の管理をぜひ行ってみてください。

# AKSでのリソース制限設定（CPU/Memory）方法

## 目次

1. イントロダクション

2. AKSの基本概念

   - 2-1. AKSとは

   - 2-2. AKSのリソース制限の重要性

3. リソース制限の基本

   - 3-1. Kubernetesのリソース制限

   - 3-2. LimitRangeとResourceQuota

4. AKSでのリソース制限設定

   - 4-1. AKSクラスタの作成

   - 4-2. Namespaceの作成と設定

   - 4-3. リソース制限の設定手順

5. 実践例

   - 5-1. マニフェストファイルのサンプル

   - 5-2. デプロイメントの確認

6. ベストプラクティス

   - 6-1. 効果的なリソース制限の設計

   - 6-2. モニタリングと調整

7. まとめ

## 1. イントロダクション

Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスとして、アプリケーションのデプロイと管理を簡素化します。クラウド上で効率的かつ柔軟にスケーラブルなアプリケーションを管理するために、リソース制限の設定は不可欠です。本記事では、AKSでのリソース制限（CPUおよびメモリ）の設定方法について詳しく説明します。

## 2. AKSの基本概念

### 2-1. AKSとは

AKSは、マイクロソフトが提供するKubernetes用のマネージドサービスです。デプロイの自動化、スケーリング、コンテナ管理を容易にし、開発者が本業に注力できるよう支援します。

### 2-2. AKSのリソース制限の重要性

リソース制限を適切に設定することにより、クラスタ内のコンテナが他のコンテナのリソースを消費しすぎないようにします。これにより、システム全体の安定性が向上し、予期せぬダウンタイムを防ぐことができます。

## 3. リソース制限の基本

### 3-1. Kubernetesのリソース制限

Kubernetesでは、CPUとメモリのリソース制限を設定することで、特定のポッドが利用できるリソースを制御します。この制限により、リソースの無駄遣いや競合を最小限に抑えることができます。

### 3-2. LimitRangeとResourceQuota

- **LimitRange**: Namespace内の各Podとコンテナに対するデフォルトのリソース制限を設定します。

- **ResourceQuota**: Namespace内で使用できる総リソース量を制限します。

## 4. AKSでのリソース制限設定

### 4-1. AKSクラスタの作成

Azure CLIを使用してクラスタを作成します。以下に基本的なコマンドを示します：

```bash

az aks create --resource-group myResourceGroup --name myAKSCluster --node-count 3 --enable-addons monitoring --generate-ssh-keys

```

### 4-2. Namespaceの作成と設定

Namespaceを作成し、リソース制限を設定します。

```yaml

apiVersion: v1

kind: Namespace

metadata:

  name: my-namespace

```

### 4-3. リソース制限の設定手順

以下は、Namespaceへのリソース制限の設定手順です。

#### LimitRange設定

```yaml

apiVersion: v1

kind: LimitRange

metadata:

  name: limits

  namespace: my-namespace

spec:

  limits:

  - default:

      cpu: 500m

      memory: 512Mi

    defaultRequest:

      cpu: 200m

      memory: 256Mi

    type: Container

```

#### ResourceQuota設定

```yaml

apiVersion: v1

kind: ResourceQuota

metadata:

  name: quota

  namespace: my-namespace

spec:

  hard:

    requests.cpu: "1"

    requests.memory: 1Gi

    limits.cpu: "2"

    limits.memory: 2Gi

```

## 5. 実践例

### 5-1. マニフェストファイルのサンプル

以下のマニフェストは、リソース制限が設定されたデプロイメントのサンプルです。

```yaml

apiVersion: apps/v1

kind: Deployment

metadata:

  name: nginx-deployment

  namespace: my-namespace

spec:

  replicas: 3

  selector:

    matchLabels:

      app: nginx

  template:

    metadata:

      labels:

        app: nginx

    spec:

      containers:

      - name: nginx

        image: nginx:1.14.2

        ports:

        - containerPort: 80

        resources:

          requests:

            memory: "256Mi"

            cpu: "250m"

          limits:

            memory: "512Mi"

            cpu: "500m"

```

### 5-2. デプロイメントの確認

デプロイメントの作成後、リソース制限が適切に設定されていることを確認します。

```bash

kubectl get pods --namespace my-namespace

kubectl describe pod <pod-name> --namespace my-namespace

```

## 6. ベストプラクティス

### 6-1. 効果的なリソース制限の設計

- 実際のリソース使用量に基づいた設定

- 継続的なモニタリングと調整

- 自動スケーリングの活用

### 6-2. モニタリングと調整

Azure Monitorを活用して運用中のクラスタを監視し、リソースの使用状況を分析します。

## 7. まとめ

AKSでのリソース制限設定は、クラスタの安定性と効率性を高める重要なステップです。適切な設定と継続的なモニタリングにより、リソースの競合を防ぎ、システム全体のパフォーマンスを最適化できます。本記事の手順を参考に、AKS環境におけるリソース制限の管理をぜひ行ってみてください。

AKSでのリソース制限設定（CPU/Memory）方法

目次

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）