# Amazon ECSとSSMパラメータストアの連携実装方法

## 1. はじめに
Amazon ECS（Elastic Container Service）は、コンテナ化されたアプリケーションを簡単に実行可能なマネージドサービスです。このECSで動作するアプリケーションに対して安全に設定情報やシークレットデータを管理するために、AWS Systems Manager Parameter Store（SSMパラメータストア）が活用できます。この記事では、ECSとSSMパラメータストアの連携を行う具体的な実装方法について解説します。

## 2. SSMパラメータストアの準備
### 2.1 パラメータの作成
AWS Systems Managerコンソールにアクセスして、パラメータストアを開き、必要なパラメータを追加します。

1. AWS Management Consoleにサインインし、「Systems Manager」を検索して開きます。
2. ナビゲーションペインで「Parameter Store」を選択します。
3. 「パラメータの作成」ボタンをクリックします。
4. 「名前」にパラメータの名前を入力（例：`/myapp/db/password`）。
5. 「タイプ」には「String」または「SecureString」を選びます。
6. 値に実際に使用するシークレットまたは設定値を入力します。

**注意**: 秘密性が高い情報には「SecureString」を使用し、鍵管理サービス（KMS）で暗号化します。

## 3. ECSタスク定義でSSMパラメータを使用する
SSMパラメータストアで管理している値をECSコンテナに環境変数として渡すには、ECSタスク定義の環境変数設定でssmパラメータを参照します。

### 3.1 タスク定義の編集
1. AWS Management Consoleで「ECS」サービスを開きます。
2. ナビゲーションペインで「タスク定義」を選択し、使用中のタスク定義を選択します。
3. 「新しいリビジョンを作成」ボタンをクリックして、タスク定義を編集します。
4. 「コンテナ定義」の中の対象コンテナを選び、「環境変数」のセクションでSSMパラメータストアの値を指定します。

例として、以下の設定を環境変数に追加します:
![img](/mosaic-code.jpg)

この設定により、コンテナ内では`DB_PASSWORD`という環境変数にSSMパラメータストアの値が渡されます。

## 4. IAMロールの設定
ECSタスクがSSMパラメータストアへアクセスできるようにするためには、適切なIAMロール設定が必要です。

### 4.1 IAMロールの作成
1. IAMコンソールにアクセスし、「ロール」を選びます。
2. 「ロールの作成」ボタンをクリックします。
3. ロールの種類として「AWSサービス」を選び、「ECSタスク」を選択します。
4. ポリシー選択画面で「AmazonSSMReadOnlyAccess」を選択する、あるいはカスタムポリシーを作成し、SSMへのアクセス権を明示的に定義します。

カスタムポリシーの例:
![img](/mosaic-code.jpg)

このポリシーをECSタスク内のIAMロールにアタッチして、ECSタスクが必要なSSMパラメータにアクセスできるようにします。

## 5. まとめ
SSMパラメータストアとAmazon ECSの連携は、デプロイされるコンテナアプリケーションに対して安全で動的に設定情報を供給するのに非常に役立ちます。SSMパラメータを活用することにより、密結合な設定管理からの脱却を図ることができるだけでなく、セキュリティも確保できます。この管理手法はスケーラブルなアプリケーション開発にとって実用的で、信頼性の高い選択肢となります。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Amazon ECSとSSMパラメータストアの連携実装方法

## 1. はじめに
Amazon ECS（Elastic Container Service）は、コンテナ化されたアプリケーションを簡単に実行可能なマネージドサービスです。このECSで動作するアプリケーションに対して安全に設定情報やシークレットデータを管理するために、AWS Systems Manager Parameter Store（SSMパラメータストア）が活用できます。この記事では、ECSとSSMパラメータストアの連携を行う具体的な実装方法について解説します。

## 2. SSMパラメータストアの準備
### 2.1 パラメータの作成
AWS Systems Managerコンソールにアクセスして、パラメータストアを開き、必要なパラメータを追加します。

1. AWS Management Consoleにサインインし、「Systems Manager」を検索して開きます。
2. ナビゲーションペインで「Parameter Store」を選択します。
3. 「パラメータの作成」ボタンをクリックします。
4. 「名前」にパラメータの名前を入力（例：`/myapp/db/password`）。
5. 「タイプ」には「String」または「SecureString」を選びます。
6. 値に実際に使用するシークレットまたは設定値を入力します。

**注意**: 秘密性が高い情報には「SecureString」を使用し、鍵管理サービス（KMS）で暗号化します。

## 3. ECSタスク定義でSSMパラメータを使用する
SSMパラメータストアで管理している値をECSコンテナに環境変数として渡すには、ECSタスク定義の環境変数設定でssmパラメータを参照します。

### 3.1 タスク定義の編集
1. AWS Management Consoleで「ECS」サービスを開きます。
2. ナビゲーションペインで「タスク定義」を選択し、使用中のタスク定義を選択します。
3. 「新しいリビジョンを作成」ボタンをクリックして、タスク定義を編集します。
4. 「コンテナ定義」の中の対象コンテナを選び、「環境変数」のセクションでSSMパラメータストアの値を指定します。

例として、以下の設定を環境変数に追加します:
```json
{
  "name": "DB_PASSWORD",
  "valueFrom": "/myapp/db/password"
}
```

この設定により、コンテナ内では`DB_PASSWORD`という環境変数にSSMパラメータストアの値が渡されます。

## 4. IAMロールの設定
ECSタスクがSSMパラメータストアへアクセスできるようにするためには、適切なIAMロール設定が必要です。

### 4.1 IAMロールの作成
1. IAMコンソールにアクセスし、「ロール」を選びます。
2. 「ロールの作成」ボタンをクリックします。
3. ロールの種類として「AWSサービス」を選び、「ECSタスク」を選択します。
4. ポリシー選択画面で「AmazonSSMReadOnlyAccess」を選択する、あるいはカスタムポリシーを作成し、SSMへのアクセス権を明示的に定義します。

カスタムポリシーの例:
```json
{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": "ssm:GetParameter",
      "Resource": "arn:aws:ssm:your-region:your-account-id:parameter/your-parameter-name"
    }
  ]
}
```

このポリシーをECSタスク内のIAMロールにアタッチして、ECSタスクが必要なSSMパラメータにアクセスできるようにします。

## 5. まとめ
SSMパラメータストアとAmazon ECSの連携は、デプロイされるコンテナアプリケーションに対して安全で動的に設定情報を供給するのに非常に役立ちます。SSMパラメータを活用することにより、密結合な設定管理からの脱却を図ることができるだけでなく、セキュリティも確保できます。この管理手法はスケーラブルなアプリケーション開発にとって実用的で、信頼性の高い選択肢となります。 

Amazon ECSとSSMパラメータストアの連携実装方法

1. はじめに

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