# Azure における Postgres と連携した Web アプリのデプロイ方法

## 目次

1. はじめに
2. Azure PostgreSQL 概要
   - 2.1 サービスの特長
   - 2.2 料金プラン
3. 準備事項
   - 3.1 Azure アカウントの作成
   - 3.2 Azure PostgreSQL サーバーのセットアップ
4. Web アプリケーションの準備
   - 4.1 必要なライブラリのインストール
   - 4.2 コードの構成
5. Azure App Service へのデプロイ
   - 5.1 デプロイの設定
   - 5.2 環境変数の設定
6. CI/CD パイプラインの構築
   - 6.1 GitHub Actions の設定
   - 6.2 Azure Pipelines の設定
7. デプロイの確認と運用
   - 7.1 アプリの動作確認
   - 7.2 運用上の注意点
8. ケーススタディ (エンジニア向け)
   - 8.1 成功事例
   - 8.2 失敗事例とそこから得た教訓
9. まとめ

## 本文

### 1. はじめに

本記事では、Azure における Postgres（Azure Database for PostgreSQL）と連携した Web アプリのデプロイ方法について詳しく解説します。デプロイの基本から CI/CD のパイプライン構築まで、効率的な開発フローをサポートします。

### 2. Azure PostgreSQL 概要

Azure Database for PostgreSQL は、クラウドでのスケーラビリティと管理性を兼ね備えたマネージドデータベースサービスです。以下ではその特長と料金プランについて説明します。

#### 2.1 サービスの特長

- **管理性**: 自動バックアップ、パッチ適用といった管理タスクを Azure が担当。
- **スケーラビリティ**: 必要に応じて CPU やストレージを動的にスケール。
- **セキュリティ**: Azure Active Directory と統合されたセキュリティ機能を提供。

#### 2.2 料金プラン

料金はプロビジョニングしたリソース（vCPU、メモリ、ストレージ）によります。自由度の高い従量制プランと、定額プランの二種類が用意されています。

### 3. 準備事項

#### 3.1 Azure アカウントの作成

Azure の全サービスにアクセスするため、最初に Microsoft アカウントを用いて Azure アカウントを作成します。無料ティアで始めることが可能です。

#### 3.2 Azure PostgreSQL サーバーのセットアップ

Azure ポータルを使用して、データベースサーバーを作成します。以下にセットアップの手順を示します。

1. Azure Portal にログインし、「Azure Database for PostgreSQL」を選択。
2. 「Single Server」を選び、基本設定を入力。
3. サーバーネーム、リージョン、価格ティアを選び、作成。

### 4. Web アプリケーションの準備

十分な動作確認のため、Node.js で作成したシンプルな Web アプリを例にします。

#### 4.1 必要なライブラリのインストール

コマンドラインツールで以下のコマンドを実行し、必要なライブラリをインストールします。

![img](/mosaic-code.jpg)

`express`は Web サーバー、`pg`は PostgreSQL 用のライブラリです。

#### 4.2 コードの構成

以下は、PostgreSQL への接続を行う簡単な Node.js のサンプルコードです。

![img](/mosaic-code.jpg)

### 5. Azure App Service へのデプロイ

#### 5.1 デプロイの設定

Azure App Service で新しい Web アプリを作成します。Azure Portal から「App Services」を選び、「+ アドオン」で作成を開始します。

1. `Runtime stack`として Node.js を選びます。
2. `Region`は、データベースと同じ場所を選択するとレイテンシを減少できます。

#### 5.2 環境変数の設定

Azure の「Application Settings」で PostgreSQL への接続情報を設定します。環境変数を用いることで、セキュアな接続が可能となります。

- `DB_USER`: データベースのユーザー名
- `DB_PASSWORD`: データベースのパスワード
- `DB_HOST`: データベースのホスト名
- `DB_NAME`: データベース名

### 6. CI/CD パイプラインの構築

アプリの自動デプロイを実現するための手順を解説します。

#### 6.1 GitHub Actions の設定

`.github/workflows/main.yml` ファイルを作成し、以下の内容を記述します。

![img](/mosaic-code.jpg)

#### 6.2 Azure Pipelines の設定

Azure DevOps を使用する場合、`azure-pipelines.yml` をプロジェクトルートに作成し、ステップを定義します。

### 7. デプロイの確認と運用

#### 7.1 アプリの動作確認

デプロイ完了後、Web アプリが意図した通り動作することを確認します。URL にアクセスして、PostgreSQL から取得したデータが正しく表示されるか確認します。

#### 7.2 運用上の注意点

セキュリティ面を重視し、TLS/SSL の設定を有効にします。また、定期的なバックアップとパフォーマンスモニタリングが重要です。

### 8. ケーススタディ (エンジニア向け)

#### 8.1 成功事例

ある企業では、Azure のスケーラブルなインフラを利用し初期コストを低く抑え、ビジネスの拡大に貢献しました。[cv:issue_marketplace_engineer]

#### 8.2 失敗事例とそこから得た教訓

デプロイ前に十分なテストを行わなかったため、初期は複数の障害が発生しました。重要な教訓として、開発段階からの詳細なテストが強調されました。

### 9. まとめ

ここまで、Azure における Postgres と連携した Web アプリのデプロイ方法について解説しました。最新の技術を駆使して、効率的な開発と運用を実現し、ビジネスニーズに応じた柔軟な環境を構築しましょう。次回はより高度なトピックに進み、アプリのパフォーマンス最適化に焦点を当てます。

 [cv:issue_marketplace_engineer]

# Azure における Postgres と連携した Web アプリのデプロイ方法

## 目次

1. はじめに
2. Azure PostgreSQL 概要
   - 2.1 サービスの特長
   - 2.2 料金プラン
3. 準備事項
   - 3.1 Azure アカウントの作成
   - 3.2 Azure PostgreSQL サーバーのセットアップ
4. Web アプリケーションの準備
   - 4.1 必要なライブラリのインストール
   - 4.2 コードの構成
5. Azure App Service へのデプロイ
   - 5.1 デプロイの設定
   - 5.2 環境変数の設定
6. CI/CD パイプラインの構築
   - 6.1 GitHub Actions の設定
   - 6.2 Azure Pipelines の設定
7. デプロイの確認と運用
   - 7.1 アプリの動作確認
   - 7.2 運用上の注意点
8. ケーススタディ (エンジニア向け)
   - 8.1 成功事例
   - 8.2 失敗事例とそこから得た教訓
9. まとめ

## 本文

### 1. はじめに

本記事では、Azure における Postgres（Azure Database for PostgreSQL）と連携した Web アプリのデプロイ方法について詳しく解説します。デプロイの基本から CI/CD のパイプライン構築まで、効率的な開発フローをサポートします。

### 2. Azure PostgreSQL 概要

Azure Database for PostgreSQL は、クラウドでのスケーラビリティと管理性を兼ね備えたマネージドデータベースサービスです。以下ではその特長と料金プランについて説明します。

#### 2.1 サービスの特長

- **管理性**: 自動バックアップ、パッチ適用といった管理タスクを Azure が担当。
- **スケーラビリティ**: 必要に応じて CPU やストレージを動的にスケール。
- **セキュリティ**: Azure Active Directory と統合されたセキュリティ機能を提供。

#### 2.2 料金プラン

料金はプロビジョニングしたリソース（vCPU、メモリ、ストレージ）によります。自由度の高い従量制プランと、定額プランの二種類が用意されています。

### 3. 準備事項

#### 3.1 Azure アカウントの作成

Azure の全サービスにアクセスするため、最初に Microsoft アカウントを用いて Azure アカウントを作成します。無料ティアで始めることが可能です。

#### 3.2 Azure PostgreSQL サーバーのセットアップ

Azure ポータルを使用して、データベースサーバーを作成します。以下にセットアップの手順を示します。

1. Azure Portal にログインし、「Azure Database for PostgreSQL」を選択。
2. 「Single Server」を選び、基本設定を入力。
3. サーバーネーム、リージョン、価格ティアを選び、作成。

### 4. Web アプリケーションの準備

十分な動作確認のため、Node.js で作成したシンプルな Web アプリを例にします。

#### 4.1 必要なライブラリのインストール

コマンドラインツールで以下のコマンドを実行し、必要なライブラリをインストールします。

```bash
npm install express pg
```

`express`は Web サーバー、`pg`は PostgreSQL 用のライブラリです。

#### 4.2 コードの構成

以下は、PostgreSQL への接続を行う簡単な Node.js のサンプルコードです。

```javascript
const express = require('express');
const { Pool } = require('pg');

const app = express();
const port = process.env.PORT || 3000;

const pool = new Pool({
  user: 'your-db-username',
  host: 'your-db-host',
  database: 'your-db-name',
  password: 'your-db-password',
  port: 5432,
});

app.get('/', async (req, res) => {
  const result = await pool.query('SELECT NOW()');
  res.send(`Current time is: ${result.rows[0].now}`);
});

app.listen(port, () => {
  console.log(`Server running on port ${port}`);
});
```

### 5. Azure App Service へのデプロイ

#### 5.1 デプロイの設定

Azure App Service で新しい Web アプリを作成します。Azure Portal から「App Services」を選び、「+ アドオン」で作成を開始します。

1. `Runtime stack`として Node.js を選びます。
2. `Region`は、データベースと同じ場所を選択するとレイテンシを減少できます。

#### 5.2 環境変数の設定

Azure の「Application Settings」で PostgreSQL への接続情報を設定します。環境変数を用いることで、セキュアな接続が可能となります。

- `DB_USER`: データベースのユーザー名
- `DB_PASSWORD`: データベースのパスワード
- `DB_HOST`: データベースのホスト名
- `DB_NAME`: データベース名

### 6. CI/CD パイプラインの構築

アプリの自動デプロイを実現するための手順を解説します。

#### 6.1 GitHub Actions の設定

`.github/workflows/main.yml` ファイルを作成し、以下の内容を記述します。

```yaml
name: Node.js CI

on:
  push:
    branches:
      - main

jobs:
  build-and-deploy:
    runs-on: ubuntu-latest
    
    steps:
      - uses: actions/checkout@v2
      - name: Set up Node.js
        uses: actions/setup-node@v2
        with:
          node-version: '14'
      
      - name: Install dependencies
        run: npm install
      
      - name: Build
        run: npm run build
      
      - name: Deploy to Azure
        uses: azure/webapps-deploy@v2
        with:
          app-name: 'your-app-service-name'
          slot-name: 'production'
          publish-profile: ${{ secrets.AZURE_WEBAPP_PUBLISH_PROFILE }}
```

#### 6.2 Azure Pipelines の設定

Azure DevOps を使用する場合、`azure-pipelines.yml` をプロジェクトルートに作成し、ステップを定義します。

### 7. デプロイの確認と運用

#### 7.1 アプリの動作確認

デプロイ完了後、Web アプリが意図した通り動作することを確認します。URL にアクセスして、PostgreSQL から取得したデータが正しく表示されるか確認します。

#### 7.2 運用上の注意点

セキュリティ面を重視し、TLS/SSL の設定を有効にします。また、定期的なバックアップとパフォーマンスモニタリングが重要です。

### 8. ケーススタディ (エンジニア向け)

#### 8.1 成功事例

ある企業では、Azure のスケーラブルなインフラを利用し初期コストを低く抑え、ビジネスの拡大に貢献しました。

#### 8.2 失敗事例とそこから得た教訓

デプロイ前に十分なテストを行わなかったため、初期は複数の障害が発生しました。重要な教訓として、開発段階からの詳細なテストが強調されました。

### 9. まとめ

ここまで、Azure における Postgres と連携した Web アプリのデプロイ方法について解説しました。最新の技術を駆使して、効率的な開発と運用を実現し、ビジネスニーズに応じた柔軟な環境を構築しましょう。次回はより高度なトピックに進み、アプリのパフォーマンス最適化に焦点を当てます。

 

Azure における Postgres と連携した Web アプリのデプロイ方法

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