# Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携方法

## 目次

1. はじめに

2. Microsoft Sentinelとは

3. Azure Log Analyticsとは

4. SentinelとLog Analyticsの連携の必要性

5. 手順

   - 5-1. 環境の準備

   - 5-2. Sentinelワークスペースの作成

   - 5-3. Log Analyticsワークスペースの作成

   - 5-4. SentinelとLog Analyticsの連携設定

6. データの可視化と分析

7. ベストプラクティス

8. よくある問題とその対処法

9. まとめ

## 1. はじめに

Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携は、クラウドおよびオンプレミス環境全体のセキュリティ監視とインシデント対応を強化するために不可欠です。本記事では、両者の基本的な機能を理解した上で、連携の方法を詳細に解説します。

## 2. Microsoft Sentinelとは

Microsoft Sentinelは、セキュリティ情報イベント管理（SIEM）とセキュリティオーケストレーション自動化対応（SOAR）の機能を兼ね備えたクラウドベースのサービスです。リアルタイムで脅威を検知し、インシデントを迅速に対応することが可能です。

## 3. Azure Log Analyticsとは

Azure Log Analyticsは、Azure Monitorの一部であり、Azureサービスやリソースからログデータを収集、分析するためのツールです。ログデータはKusto Query Language（KQL）を用いてクエリを実行できます。

## 4. SentinelとLog Analyticsの連携の必要性

Log Analyticsはデータの収集および保存を担当し、一方でSentinelはデータの分析と対応を担当します。この二つのサービスを連携させることで、全体のセキュリティ状況を把握しやすくなり、迅速なインシデント対応が可能になります。

## 5. 手順

### 5-1. 環境の準備

まず、Azure Portalにサインインし、必要なAzureサブスクリプションがあることを確認します。このサブスクリプション内でSentinelとLog Analyticsワークスペースを作成します。

### 5-2. Sentinelワークスペースの作成

1. **Azure Portal**で「すべてのサービス」を選択し、「Microsoft Sentinel」を検索します。

2. 「ワークスペース追加」を選択し、適切なリソースグループを選び、新しいワークスペース名を入力します。

3. 地域を選択し、設定を確認して作成します。

### 5-3. Log Analyticsワークスペースの作成

1. Azure Portalで「Log Analytics ワークスペース」を検索して選択します。

2. 「新規作成」をクリックし、適切なリソースグループとワークスペース名を入力します。

3. 地域を選択し、設定を確認して作成します。

### 5-4. SentinelとLog Analyticsの連携設定

1. 作成済みのLog AnalyticsワークスペースをSentinelに追加するため、「設定」タブ内の「データコネクタ」を選びます。

2. 必要なデータソースを選択し、接続を設定します。

3. Azure Security Centerやその他のデータソースと統合し、ログの連携を確認します。

## 6. データの可視化と分析

Log Analyticsで収集されたデータは、Kusto Query Languageを使ってリアルタイムで可視化できます。例えば、セキュリティイベントをタイムラインで表示することで、異常検知を行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. ベストプラクティス

- 定期的にクエリを実行して、常時監視する。

- アラートを設定し、自動インシデント対応を有効にする。

- 適切なアクセス制御を導入し、データのセキュリティを確保する。

## 8. よくある問題とその対処法

1. **データの遅延**: データインジェスト速度を見直す必要があります。必要に応じて、ワークスペースの再構成や調整を行います。

2. **アクセスエラー**: ワークスペースの正しいアクセス許可を確認します。Azure ADの役割を確認し、正しいアクセス権を割り当てます。

## 9. まとめ

Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携は、安全かつ効率的なセキュリティ管理を実現する上で重要です。これにより、リアルタイムの監視と迅速なインシデント対応が可能になります。サポートされているベストプラクティスを採用することで、組織のセキュリティをさらに強化することができます。

# Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携方法

## 目次

1. はじめに

2. Microsoft Sentinelとは

3. Azure Log Analyticsとは

4. SentinelとLog Analyticsの連携の必要性

5. 手順

   - 5-1. 環境の準備

   - 5-2. Sentinelワークスペースの作成

   - 5-3. Log Analyticsワークスペースの作成

   - 5-4. SentinelとLog Analyticsの連携設定

6. データの可視化と分析

7. ベストプラクティス

8. よくある問題とその対処法

9. まとめ

## 1. はじめに

Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携は、クラウドおよびオンプレミス環境全体のセキュリティ監視とインシデント対応を強化するために不可欠です。本記事では、両者の基本的な機能を理解した上で、連携の方法を詳細に解説します。

## 2. Microsoft Sentinelとは

Microsoft Sentinelは、セキュリティ情報イベント管理（SIEM）とセキュリティオーケストレーション自動化対応（SOAR）の機能を兼ね備えたクラウドベースのサービスです。リアルタイムで脅威を検知し、インシデントを迅速に対応することが可能です。

## 3. Azure Log Analyticsとは

Azure Log Analyticsは、Azure Monitorの一部であり、Azureサービスやリソースからログデータを収集、分析するためのツールです。ログデータはKusto Query Language（KQL）を用いてクエリを実行できます。

## 4. SentinelとLog Analyticsの連携の必要性

Log Analyticsはデータの収集および保存を担当し、一方でSentinelはデータの分析と対応を担当します。この二つのサービスを連携させることで、全体のセキュリティ状況を把握しやすくなり、迅速なインシデント対応が可能になります。

## 5. 手順

### 5-1. 環境の準備

まず、Azure Portalにサインインし、必要なAzureサブスクリプションがあることを確認します。このサブスクリプション内でSentinelとLog Analyticsワークスペースを作成します。

### 5-2. Sentinelワークスペースの作成

1. **Azure Portal**で「すべてのサービス」を選択し、「Microsoft Sentinel」を検索します。

2. 「ワークスペース追加」を選択し、適切なリソースグループを選び、新しいワークスペース名を入力します。

3. 地域を選択し、設定を確認して作成します。

### 5-3. Log Analyticsワークスペースの作成

1. Azure Portalで「Log Analytics ワークスペース」を検索して選択します。

2. 「新規作成」をクリックし、適切なリソースグループとワークスペース名を入力します。

3. 地域を選択し、設定を確認して作成します。

### 5-4. SentinelとLog Analyticsの連携設定

1. 作成済みのLog AnalyticsワークスペースをSentinelに追加するため、「設定」タブ内の「データコネクタ」を選びます。

2. 必要なデータソースを選択し、接続を設定します。

3. Azure Security Centerやその他のデータソースと統合し、ログの連携を確認します。

## 6. データの可視化と分析

Log Analyticsで収集されたデータは、Kusto Query Languageを使ってリアルタイムで可視化できます。例えば、セキュリティイベントをタイムラインで表示することで、異常検知を行います。

```kusto

SecurityEvent

| where TimeGenerated > ago(1d)

| summarize count() by bin(TimeGenerated, 1h)

| render timechart

```

## 7. ベストプラクティス

- 定期的にクエリを実行して、常時監視する。

- アラートを設定し、自動インシデント対応を有効にする。

- 適切なアクセス制御を導入し、データのセキュリティを確保する。

## 8. よくある問題とその対処法

1. **データの遅延**: データインジェスト速度を見直す必要があります。必要に応じて、ワークスペースの再構成や調整を行います。

2. **アクセスエラー**: ワークスペースの正しいアクセス許可を確認します。Azure ADの役割を確認し、正しいアクセス権を割り当てます。

## 9. まとめ

Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携は、安全かつ効率的なセキュリティ管理を実現する上で重要です。これにより、リアルタイムの監視と迅速なインシデント対応が可能になります。サポートされているベストプラクティスを採用することで、組織のセキュリティをさらに強化することができます。

Azure Log AnalyticsとMicrosoft Sentinelの連携方法

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