【ISSUE】RaspberryPi 3 Model B+ でlircを使ってリモコン化する(その1)

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2024年12月23日 17:28

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RaspberryPi 3 Model B+ でlircを使ってリモコン化する(その1)

はじめに

RaspberryPi3とIRレシーバーとIR送信機を使って、家電類を制御するためのメモ。
ラズパイのGPIOからIR送信機を使って制御する。

目指すは、スマホやPCからラズパイにリクエストを送信して、機器を制御することです。

今回使ったもの

・Raspberry Pi 3 Model B+

・赤外線センサ(VS1838B)

・赤外線LED(型番不明)

・抵抗330Ω

IR解析

LIRCというものを用いてリモコンキーの解析、送信を行います。
LIRCとはIR信号の出コードや送信などを行うことのできるLinuxのパッケージです

LIRCのインストールとセットアップ

インストール

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セットアップ

新しいラズパイと古いラズパイでは少し異なるようなので注意してください。また、gpio_in_pingpio_out_pinは各自置き換えてください。

lircの有効化設定

・古いラズパイ(/etc/modules)

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・新しいラズパイ(/boot/config.txt)

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ハードウェア設定

/etc/lirc/hardware.confにdeamon起動時の引数・デバイス・モジュールを指定します。以下をコピペで実行してください。

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ここまで来たら一旦再起動を行います。sudo reboot

デバイスチェック

/dev/lirc0が存在するかを確認します

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lsmodで lircの存在を確認します

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それぞれ確認出来たら、一旦サービスを停止します。

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IRレシーバーのチェック

$ mode2 -d /dev/lirc0を実行し、IRレシーバーに向かってリモコンキーを押して、以下のような表示がされれば動作確認OKです。表示されない場合は、もう一度最初から設定を行うか、GPIOピンなどを確認してください。

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リモコンを学習させる

これから実際にリモコンの学習を行っていきます。ここでは、半自動的に学習を行ってくれるコマンドを用いて行っていきます。

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上記で設定ファイルの生成を行ったら、lircのコンフィグファイルに設定ファイルを適用させていきます。

生成したファイルを編集する

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ファイルを適用する

/etc/lirc/lircd.confに生成したファイルの中身を書き込むのですが、初めての場合、ファイルの中身は以下のようになっていると思います。

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なので、今回生成したファイルをコンフィグファイルとしてコピーします。

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それ以外の場合は、コンフィグファイルの一番下に生成したファイルの内容をすべてコピーしてください。

LIRCサービスの再起動

$ sudo /etc/init.d/lirc restart

実際に制御してみる

学習させたリモコンの内容を確認

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リモコンキーの送信

$ irsend SEND_ONCE DVD_PLAYER play

リモコンキーを複数回送信(Ex. 100回)

$ irsend -#100 SEND_ONCE DVD_PLAYER play

リモコンキーをコマンドを用いて複数回送信(Ex. 100回)

$ for i in {0..100}; do irsend SEND_ONCE DVD_PLAYER play; echo $i; done;

ここまでで、リモコンキーを学習させ、コマンドを打つことで実際に制御することができるようになりました。
次回は、PCやスマホから制御できるようにしていきたいと思います。

つづき(2018/07/31)

RaspberryPi 3 Model B+ でlircを使ってリモコン化する(その2)
[cv:issue_marketplace_engineer]

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