# AKSにプライベートクラスタを構築する方法

## 目次

1. はじめに

2. プライベートクラスタのメリット

3. AKSプライベートクラスタの構築準備

4. Azure CLIのインストールと設定

5. リソースグループの作成

6. 仮想ネットワークとサブネットの設定

7. Azure Kubernetes Service (AKS)のデプロイ

8. プライベートクラスタ設定の確認

9. プライベートリンクサービスの有効化

10. (オプション) プライベートDNSゾーンの設定

11. まとめ

## 1. はじめに

Azure Kubernetes Service (AKS)でプライベートクラスタを構築することは、セキュリティを向上させ、外部からのアクセスを制限するための効果的な方法です。プライベートクラスタでは、コントロールプレーンが仮想ネットワーク内に存在し、パブリックIPアドレスを持たないことで外部アクセスが制限されます。

この記事では、AKSでプライベートクラスタを構築する手順を詳しく説明します。

## 2. プライベートクラスタのメリット

- **セキュリティの向上**: クラスタの管理プレーンに外部アクセスがないため、セキュリティリスクが減少します。

- **ネットワーク制御**: ネットワークの入力ルールをカスタマイズし、特定のIPレンジやオンプレミス環境からのみアクセスを許可できます。

- **コンプライアンス**: セキュリティ標準に従い、データの流出を防ぐための要件を満たすことができます。

## 3. AKSプライベートクラスタの構築準備

**必要なツールとアカウント**:

- Azureアカウント: Azureポータルにアクセスし、リソースを管理できるアカウントが必要です。

- Azure CLI: コマンドラインからAzureサービスを操作するために必要になります。

## 4. Azure CLIのインストールと設定

以下はAzure CLIのインストール手順です。

### インストールコマンド例

![img](/mosaic-code.jpg)

CLIインストール後、次のコマンドでサインインを行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 5. リソースグループの作成

AKSクラスタを作成する前に、クラスタを配置するリソースグループを作成します。リソースグループは、Azureリソースを管理するためのコンテナです。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. 仮想ネットワークとサブネットの設定

プライベートクラスタを作成するための仮想ネットワーク(VNet)とサブネットを設定します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 7. Azure Kubernetes Service (AKS)のデプロイ

ここでは、AKSクラスタ自体をデプロイします。プライベートクラスタの場合、以下のようにします。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 8. プライベートクラスタ設定の確認

クラスタのプライベートエンドポイントが正しく構成されているか確認します。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 9. プライベートリンクサービスの有効化

プライベートリンクサービスを使用して、クラスタへのアクセスを制限できます。これにより、指定されたネットワークからのみアクセスが可能です。

## 10. (オプション) プライベートDNSゾーンの設定

プライベートクラスタを容易に操作するために、プライベートDNSゾーンが推奨されます。これにより、DNS解決がスムーズに行われます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 11. まとめ

AKSでプライベートクラスタを構築することで、セキュリティを強化し、制御された環境でアプリケーションを運用することが可能です。この記事で示した手順に従って、プライベートクラスタ環境をセットアップし、効果的なKubernetes運用を実現してください。

# AKSにプライベートクラスタを構築する方法

## 目次

1. はじめに

2. プライベートクラスタのメリット

3. AKSプライベートクラスタの構築準備

4. Azure CLIのインストールと設定

5. リソースグループの作成

6. 仮想ネットワークとサブネットの設定

7. Azure Kubernetes Service (AKS)のデプロイ

8. プライベートクラスタ設定の確認

9. プライベートリンクサービスの有効化

10. (オプション) プライベートDNSゾーンの設定

11. まとめ

## 1. はじめに

Azure Kubernetes Service (AKS)でプライベートクラスタを構築することは、セキュリティを向上させ、外部からのアクセスを制限するための効果的な方法です。プライベートクラスタでは、コントロールプレーンが仮想ネットワーク内に存在し、パブリックIPアドレスを持たないことで外部アクセスが制限されます。

この記事では、AKSでプライベートクラスタを構築する手順を詳しく説明します。

## 2. プライベートクラスタのメリット

- **セキュリティの向上**: クラスタの管理プレーンに外部アクセスがないため、セキュリティリスクが減少します。

- **ネットワーク制御**: ネットワークの入力ルールをカスタマイズし、特定のIPレンジやオンプレミス環境からのみアクセスを許可できます。

- **コンプライアンス**: セキュリティ標準に従い、データの流出を防ぐための要件を満たすことができます。

## 3. AKSプライベートクラスタの構築準備

**必要なツールとアカウント**:

- Azureアカウント: Azureポータルにアクセスし、リソースを管理できるアカウントが必要です。

- Azure CLI: コマンドラインからAzureサービスを操作するために必要になります。

## 4. Azure CLIのインストールと設定

以下はAzure CLIのインストール手順です。

### インストールコマンド例

```bash

# macOS

brew update && brew install azure-cli

# Windows (PowerShell)

Invoke-WebRequest -Uri https://aka.ms/installazurecliwindows -OutFile .\AzureCLI.msi; Start-Process msiexec.exe -Wait -ArgumentList '/I AzureCLI.msi /quiet'

# Linux

curl -sL https://aka.ms/InstallAzureCLIDeb | sudo bash

```

CLIインストール後、次のコマンドでサインインを行います。

```bash

az login

```

## 5. リソースグループの作成

AKSクラスタを作成する前に、クラスタを配置するリソースグループを作成します。リソースグループは、Azureリソースを管理するためのコンテナです。

```bash

az group create --name myResourceGroup --location eastus

```

## 6. 仮想ネットワークとサブネットの設定

プライベートクラスタを作成するための仮想ネットワーク(VNet)とサブネットを設定します。

```bash

az network vnet create \

  --resource-group myResourceGroup \

  --name myVNet \

  --address-prefix 10.0.0.0/8 \

  --subnet-name myAKSSubnet \

  --subnet-prefix 10.240.0.0/16

```

## 7. Azure Kubernetes Service (AKS)のデプロイ

ここでは、AKSクラスタ自体をデプロイします。プライベートクラスタの場合、以下のようにします。

```bash

az aks create \

  --resource-group myResourceGroup \

  --name myAKSCluster \

  --enable-private-cluster \

  --vnet-subnet-id $(az network vnet subnet show --resource-group myResourceGroup --vnet-name myVNet --name myAKSSubnet --query id -o tsv) \

  --service-cidr 10.0.0.0/16 \

  --dns-service-ip 10.0.0.10 \

  --docker-bridge-address 172.17.0.1/16

```

## 8. プライベートクラスタ設定の確認

クラスタのプライベートエンドポイントが正しく構成されているか確認します。

```bash

az aks show --resource-group myResourceGroup --name myAKSCluster --query privateFQDN

```

## 9. プライベートリンクサービスの有効化

プライベートリンクサービスを使用して、クラスタへのアクセスを制限できます。これにより、指定されたネットワークからのみアクセスが可能です。

## 10. (オプション) プライベートDNSゾーンの設定

プライベートクラスタを容易に操作するために、プライベートDNSゾーンが推奨されます。これにより、DNS解決がスムーズに行われます。

```bash

az network private-dns zone create --resource-group myResourceGroup --name "privatelink.eastus.azmk8s.io"

az network private-dns link vnet create \

  --resource-group myResourceGroup \

  --zone-name "privatelink.eastus.azmk8s.io" \

  --name MyDNSLink \

  --virtual-network myVNet \

  --registration-enabled false

```

## 11. まとめ

AKSでプライベートクラスタを構築することで、セキュリティを強化し、制御された環境でアプリケーションを運用することが可能です。この記事で示した手順に従って、プライベートクラスタ環境をセットアップし、効果的なKubernetes運用を実現してください。

AKSにプライベートクラスタを構築する方法

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