# TomcatのアクセスログをFluentdで集約する構成例

## 目次
1. はじめに
2. 環境セットアップ
   1. 必要なソフトウェアのインストール
3. Tomcatの設定
   1. アクセスログの有効化
4. Fluentdの設定
   1. 設定ファイルの作成
5. ログの集約
   1. データフローの確認
6. まとめ

## 1. はじめに

Tomcatは、多くのJavaベースのアプリケーションで利用される人気のあるオープンソースのWebサーバーです。本記事では、Tomcatのアクセスログを効果的に収集し、解析するためにFluentdを使用してログを集約する方法について説明します。Fluentdを用いることで、ログデータを一元管理し、さまざまなバックエンドサービスへと転送することが可能になります。

## 2. 環境セットアップ

### 2-1. 必要なソフトウェアのインストール

本手順では、TomcatとFluentdの両方をインストールして環境を整えます。

#### 必要なソフトウェア
- Apache Tomcat
- Fluentd
- td-agent (Fluentdのパッケージバージョン)

まず、Javaをインストールします。JavaはTomcatを実行するために必要です。

![img](/mosaic-code.jpg)

その後、Tomcatをダウンロードしてインストールします。

![img](/mosaic-code.jpg)

次に、Fluentdのインストールを行います。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 3. Tomcatの設定

### 3-1. アクセスログの有効化

Tomcatのアクセスログは、デフォルトで無効になっている場合があります。以下の手順で有効化しましょう。

Tomcatの`server.xml`ファイルを開きます。

![img](/mosaic-code.jpg)

以下の`Valve`要素を見つけます。もし存在しない場合は追加してください。

![img](/mosaic-code.jpg)

この設定により、Tomcatは`logs`ディレクトリにアクセスログを出力します。

## 4. Fluentdの設定

### 4-1. 設定ファイルの作成

Fluentdの設定ファイルを作成します。通常、`/etc/td-agent/td-agent.conf`にあります。

![img](/mosaic-code.jpg)

以下のコンフィグを追加します。これにより、Tomcatのアクセスログを収集してFluentdが処理できるようになります。

![img](/mosaic-code.jpg)

この設定では、Tomcatのアクセスログを`tail`を使用して監視し、その内容を標準出力として出力します。

## 5. ログの集約

### 5-1. データフローの確認

Fluentdが正しくTomcatのログを集約しているか確認します。

Fluentdサービスを再起動して、設定を反映させます。

![img](/mosaic-code.jpg)

ログが正しく集約されているか、Fluentdのログファイルで確認できます。

![img](/mosaic-code.jpg)

## 6. まとめ

本記事では、Apache TomcatのアクセスログをFluentdを用いて集約する手順を説明しました。Fluentdを使用することで、Tomcatからのログを他の分析ツールやストレージシステムに簡単に転送することが可能となり、ログ管理を効率化することができます。この手法を用いて、ログ解析や監視システムをさらに発展させてください。 [cv:issue_marketplace_engineer]

# TomcatのアクセスログをFluentdで集約する構成例

## 目次
1. はじめに
2. 環境セットアップ
   1. 必要なソフトウェアのインストール
3. Tomcatの設定
   1. アクセスログの有効化
4. Fluentdの設定
   1. 設定ファイルの作成
5. ログの集約
   1. データフローの確認
6. まとめ

## 1. はじめに

Tomcatは、多くのJavaベースのアプリケーションで利用される人気のあるオープンソースのWebサーバーです。本記事では、Tomcatのアクセスログを効果的に収集し、解析するためにFluentdを使用してログを集約する方法について説明します。Fluentdを用いることで、ログデータを一元管理し、さまざまなバックエンドサービスへと転送することが可能になります。

## 2. 環境セットアップ

### 2-1. 必要なソフトウェアのインストール

本手順では、TomcatとFluentdの両方をインストールして環境を整えます。

#### 必要なソフトウェア
- Apache Tomcat
- Fluentd
- td-agent (Fluentdのパッケージバージョン)

まず、Javaをインストールします。JavaはTomcatを実行するために必要です。

```bash
sudo apt update
sudo apt install default-jdk
```

その後、Tomcatをダウンロードしてインストールします。

```bash
wget https://archive.apache.org/dist/tomcat/tomcat-9/v9.0.54/bin/apache-tomcat-9.0.54.tar.gz
tar xvf apache-tomcat-9.0.54.tar.gz
sudo mv apache-tomcat-9.0.54 /usr/local/tomcat
```

次に、Fluentdのインストールを行います。

```bash
curl -L https://toolbelt.treasuredata.com/sh/install-ubuntu-bionic-td-agent2.sh | sh
```

## 3. Tomcatの設定

### 3-1. アクセスログの有効化

Tomcatのアクセスログは、デフォルトで無効になっている場合があります。以下の手順で有効化しましょう。

Tomcatの`server.xml`ファイルを開きます。

```bash
sudo nano /usr/local/tomcat/conf/server.xml
```

以下の`Valve`要素を見つけます。もし存在しない場合は追加してください。

```xml
<Valve className="org.apache.catalina.valves.AccessLogValve" directory="logs"
       prefix="localhost_access_log" suffix=".txt"
       pattern="%h %l %u %t &quot;%r&quot; %s %b" />
```

この設定により、Tomcatは`logs`ディレクトリにアクセスログを出力します。

## 4. Fluentdの設定

### 4-1. 設定ファイルの作成

Fluentdの設定ファイルを作成します。通常、`/etc/td-agent/td-agent.conf`にあります。

```bash
sudo nano /etc/td-agent/td-agent.conf
```

以下のコンフィグを追加します。これにより、Tomcatのアクセスログを収集してFluentdが処理できるようになります。

```xml
<source>
  @type tail
  path /usr/local/tomcat/logs/localhost_access_log.*.txt
  pos_file /var/log/td-agent/tomcat-access-log.pos
  format none
  tag tomcat.access
</source>

<match tomcat.access>
  @type stdout
</match>
```

この設定では、Tomcatのアクセスログを`tail`を使用して監視し、その内容を標準出力として出力します。

## 5. ログの集約

### 5-1. データフローの確認

Fluentdが正しくTomcatのログを集約しているか確認します。

Fluentdサービスを再起動して、設定を反映させます。

```bash
sudo systemctl restart td-agent
```

ログが正しく集約されているか、Fluentdのログファイルで確認できます。

```bash
cat /var/log/td-agent/td-agent.log
```

## 6. まとめ

本記事では、Apache TomcatのアクセスログをFluentdを用いて集約する手順を説明しました。Fluentdを使用することで、Tomcatからのログを他の分析ツールやストレージシステムに簡単に転送することが可能となり、ログ管理を効率化することができます。この手法を用いて、ログ解析や監視システムをさらに発展させてください。 [![image](https://firebasestorage.googleapis.com/v0/b/issue-pro-42602.appspot.com/o/topics%2F17fa658b-53c7-4ca0-a28b-e588ed1bd371?alt=media&token=2c00afff-85ff-4428-8d15-696ab676dcb0)](https://i-ssue.com/lp/check_salary)

TomcatのアクセスログをFluentdで集約する構成例

目次

1. はじめに

続きを読むには単価診断を受けてください（30秒）