バックエンドエンジニアに未経験から就職・転職できる?なる方法や必要なスキルを解説
2024年03月28日 14:26
バックエンドエンジニアとは、データベースやサーバーなど、サイトの裏側やシステムを構築するエンジニアのことです。プログラムの開発やサーバー構築、保守や運用など幅広い領域を担当するエンジニアでもあります。
最近では、エンジニア職が人気になったこともあり、未経験からバックエンドエンジニアに就職や転職を検討する人も増えてきました。もっとも、完全に未経験の状態から専門職でもあるバックエンドエンジニアに就職や転職することができるのでしょうか?
今回の記事では、そもそもバックエンドエンジニアとはどのような仕事なのかという基本的なところから、気になる年収相場や将来性、未経験から就職や転職するためのポイントについて詳しく解説していきます。
最後まで読めば、未経験の人でもバックエンドエンジニアへと未経験から就職や転職できる方法がわかるので、ぜひ参考にしてください。
ここでは基本的なバックエンドエンジニアの仕事内容や他のエンジニアとの違いについて、詳しく解説していきます。
バックエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーションなどの開発を行うにあたって、もっとも重要な部分であるシステムやデータベース、サーバーなどを取り扱うエンジニアのことです。
基本的にはアプリケーションやWebサービスを動かすためのシステムを開発することから、サーバーやデータベースの導入・構築まで行うのが仕事であり、場合によっては開発したシステムの保守や運用なども行うのが、バックエンドエンジニアの業務内容になります。
多くの企業では、自社でアプリケーションやWebサービスを提供したり、会社を運用するために自社専用のシステムを使ったりしています。こういったサービスは突然エラーやバグによって不具合が起きてしまうと、ユーザーからの信頼を失ってしまうだけではなく、場合によっては会社の業務を進行することさえ難しくなってしまいます。
このようなことを防ぐために、近年では企業の中にバックエンドエンジニアが入って、安定して稼働するようなシステムを開発したり、開発の段階から適切に保守運用できるような設計をしたりといったことを行っています。
そのため、現在のバックエンドエンジニアにはシステムを開発するためのプログラミング言語に関するスキルだけではなく、データベースやサーバーに関する知識なども求められるようになりました。
エンジニアには、バックエンドエンジニアの他にもフロントエンジニアやWebエンジニア、ネットワークエンジニアなど様々な種類が存在します。それぞれの違いや特徴について、以下に表としてまとめたので参考にしてください。
エンジニアの種類 | 主な業務内容 |
---|---|
ソフトウェアエンジニア | ・ソフトウェアの設計や開発、プログラミングなどソフトウェアに関して様々な分野に関係しているエンジニアのこと |
フロントエンジニア | ・各種サービスの中でユーザーが目にする部分を構築するのが主な業務内容のエンジニアのこと ・利用しているWebアプリケーションのホーム画面やログイン画面などはフロントエンジニアが開発するケースが多い |
バックエンドエンジニア | ・サーバー構築やプログラム開発、保守運用などが主な業務内容のエンジニアのこと ・フロントエンジニアとは異なり、画面に表示されないシステムの部分を構築するのが仕事 |
Webエンジニア | ・WebサイトやECサイトなどで使用する機能の開発や、ITシステム・アプリケーションなどの設計・開発、安定して稼働するように行う運用・保守などWeb開発全般を幅広く行うエンジニアのこと |
ネットワークエンジニア | ・ネットワークの設計から要件定義、構築、保守・監視、運用などを行うエンジニアのこと |
セキュリティエンジニア | ・システムの不正利用やサイバー攻撃などを防ぐためのシステム開発を行うエンジニアのこと |
転職向けの求人を扱っているdodaの調査によると、バックエンドエンジニアの平均年収はおよそ400から450万円という結果でした。バックエンドエンジニアは、バックエンドの業務の他にもデータベースやサーバー、セキュリティに関する業務を行うこともあるので、平均年収はフロントエンジニアに比べても高い傾向にあります。
もっともこの数字単体だけでは年収が高いかどうかわからないので、まずは日本人の平均年収と比較してみましょう。
引用:令和3年分民間給与実態統計調査|国税庁
国税庁が発表している「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年の時点で日本人の平均年収は約443万円であることが分かっています。このためバックエンドエンジニアは、他の業界と比較しても平均年収相場は日本人の年収相場と同じくらい、もしくは高いと言えるでしょう。
もっともこれはあくまでも企業などに勤める会社員の平均年収相場であり、フリーランスとなるとまた違った数字になるようです。
CAMELORS株式会社が運営する、SOKUDANはサイト内で掲載されている、フリーランス・副業案件のうち、バックエンドエンジニアに絞って、平均年収・時給など調査し、結果を発表しました。
引用:SOKUDAN 2024年1月24日 プレスリリース
発表されたデータによると、フリーランスエンジニアの平均年収は約905万円でした。さらに年収600万円以下より年収1200万円以上の方が多い結果となっており、日本人の平均年収相場を大きく超える形となっています。
これはあくまでもバックエンドエンジニアに絞って、掲載されている案件をまとめたデータですが、少なくとも他の業界と比較してもバックエンドエンジニアは稼ぐことができる可能性が高い仕事と言えそうです。
次に年代別のバックエンドエンジニアの平均年収についても見てみましょう。飲食向けの求人を扱っているdodaが発表しているエンジニアの平均年収を年代別で表したデータによると、次のような形となっていました。
参考doda「ITエンジニアの職種別の平均年収 サーバーエンジニア」
なお上記で言及した民間給与の実態統計調査によると、年齢別の平均給与は、20代が約300万円となっていました。そのため年代別で見ても、バックエンドエンジニアは一般的な職業と比較しても高い年収相場と言えそうです。
これからバックエンドエンジニアになろうと考えている人にとって、気になるのがそもそも馬券のエンジニアという仕事に将来性があるのかというところではないのでしょうか?
ここでは経済産業省が公開しているデータを元にして、現在から将来にかけてバックエンドエンジニア業界に将来性はあるのか、今後どのような動きを見せていく可能性が高いのかについて詳しく解説していきます。
バックエンドエンジニアの需要は年々高まっている
結論から言うと、現在バックエンドエンジニアの需要は年々高まっています。最近ではITツールやAIなどが企業の仕事でも当たり前のように使われることになったことで、バックエンドエンジニアの仕事がなくなっているのではないかという指摘もされるようになりました。
確かに最先端のテクノロジーや技術を利用すれば、ノーコードをはじめとして簡単なプログラムは素人の人でも作成できるようになっています。しかしそもそもバックエンドエンジニアの仕事というのは、まずはクライアントとの間でどのようなシステムを開発するかというところからすり合わせしながら、共同して理想のものを作っていくというものです。
このような話し合いの中で理想のサービスを具体化していくというのは、まだまだテクノロジーなどでは代替できるものではありません。また、世界的にもインターネットやIT市場は常に成長を続けていることも、バックエンドエンジニアの需要が年々高まっていることに影響しています。
多くの産業が右肩下がりになりつつある日本の経済ですが、民間のIT市場規模は毎年成長していくことが予測されています。
引用:国内企業のIT投資に関する調査を実施(2022年)(矢野経済研究所)
今後は事業のEC化やテレワークへの取り組みを進めていく企業が増えていくと予想されており、しばらくの間市場全体は勢いがある状態が続くと言えるでしょう。
そのため、現在だけではなく将来的にも成長産業であるIT業界で働くバックエンドエンジニアの活躍する場所は増えていく可能性が高いです。
このように成長産業であるIT業界に属しているバックエンドエンジニアは、多くの企業から求められている人材でもあります。しかし、需要が年々と高まっている一方で人材不足が深刻化しているというのもバックエンドエンジニアを目指す上では知っておきたいポイントです。
経済産業省が公表した基本統計調査データに基づいた「IT人材の供給動向の予測」では、日本では2030年までにIT人材が確実に不足することが判明しました。
引用:経済産業省商務情報政策局情報処理振興課
このデータによるとすでにIT人材の供給は2019年の時点で総人口と比較するとピークに達しており、現在はすでに人材が減少し始めている状況です。そのため、2024年の段階においても業界全体で人材が常に不足している状況となっています。
今後はバックエンドエンジニア協会も慢性的に人材不足に陥る可能性が高いので、需要に対して供給が追いついておらず、仕事がなくなるという可能性は低いと言えるでしょう。
「バックエンドエンジニアの年収はどれくらいなの」「どうすれば年収アップできるの」こういった内容については、以下の記事で詳しく解説しているので是非参考にしてください。
【あわせて読みたい】 ・バックエンドエンジニアの年収相場は?将来性やフロントエンドとの違いについて解説 |
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バックエンドエンジニアとして働く上で必要なスキルは次の5つです。
それぞれのスキルについてどのようなものなのか以下で詳しく解説していきます。
バックエンドエンジニアとして働く上ではプログラミングスキルが必要不可欠です。元も業務の内容やプロジェクトによって使用する言語は異なるまで、どの言語を身につけていれば良いのかということは必ずしも断言できません。
ただしJavaScriptやCSSなど、基本的なスキルは身につけた上で。RubyやPythonなどを身につけておくと仕事の幅を広げることができたり、大規模なプロジェクトに携わることができたりなどのメリットがあるでしょう。
バックエンドエンジニアとして働く上で、必要となってくるのがフロントエンドに関する知識や技術です。バックエンドエンジニアは他の領域の業務を担当するということも多く、特にフロントエンドやサーバーエンジニアの業務を行うケースが多いです。
また、プロジェクトによってはフロントエンジニアも存在する場合もありますが、前提としてフロントエンドの知識がないと話がかみ合わなかったり、業務をうまく連携したりすることができません。そのため、少なくともフロントエンジニアと問題なくやり取りができるような、最低限度のフロントエンドに関する知識や技術は必要となるでしょう。
Webサービスやアプリケーションを支える上で重要なサーバーを構築するということが、それを守るためのセキュリティに関してもバックエンドエンジニアは詳しくなければいけません。
セキュリティ面での知識や経験がない場合、悪意を持ったハッキングを簡単にされてしまったり、ウイルスなどの感染によって顧客情報などの重要な情報が流出してしまったりする可能性もあります。また、これはサーバーを構築する上でも重要なポイントとなります。
ユーザーの操作に対してサイトの表示をする際に、重要な中継地点として稼働するのがサーバーの役目です。サーバーのセキュリティが甘かったことによって、サイトのパフォーマンスが著しく落ちてしまったり、ウイルスに感染して情報流出などが起きてしまったりする場合もあります。サーバーの不具合によってユーザーの不信や不安を招いてしまう可能性もあるので、セキュリティがしっかりしたサーバーを構築できる知識やスキルも必要です。
バックエンドエンジニアが習得すべきフレームワークとして代表的なのは、CakePHPやRubyonRails、Expressなどが挙げられます。特に昨今はRubyでの開発が増えてきているのもありRubyonRailsなどのフレームワークのスキルは必須だとされています。
プログラミング言語と同様で複数のフレームワークを使用する可能性があるので、実際に開発に使われる言語に合わせてフレームワークのスキルについても学んでおくと良いでしょう。
職人職や技術職に近いとも言われがちなバックエンドエンジニアですが、実は普段の業務から高いコミュニケーション能力を求められる仕事です。バックエンドエンジニアが開発するウェブサービスやアプリケーションに関しては、常にクライアントとやり取りをしながら詳しい内容を決めていく必要があります。
要件定義などを行いながら具体的な完成像をすり合わせることもあるため、バックエンドエンジニアとして活躍していきたいと思っているのであればコミュニケーションスキルも欠かすことができません。
未経験からバックエンド エンジニアになる際に、知っておきたい 学ぶべきプログラミング言語についてご紹介します。
ソフトウェア開発において使われるプログラミング言語は、海外と日本で若干異なる点があります。まずは、海外でどのようなプログラミング言語が使われているのか見ていきましょう。
引用:StackOverflowAnnualDeveloperSurvey
Stack Overflow(スタックオーバーフロー)はStack ExchangeNetworkの一つで、コンピュータや情報技術、特にプログラミング技術に関するナレッジコミュニティです。世界中のエンジニアが所属しているコミュニティと言われており、使用されているプログラミング言語の調査なども行っています。
Stack Overflowが世界中のエンジニアに対して行った調査によると、avaScript が世界中のソフトウェア開発者の間でもっとも使われているプログラミング言語であることがわかりました。
続いて、Python、SQL、および TypeScriptが世界中のエンジニアに最も広く使用されているプログラミング言語のトップ 5 を占めています。
HTML/CSSは厳密に言うとプログラミング言語ではないのですが、web系の開発においては世界的に見て非常に大きいことがこの結果からわかります。次に、アメリカのプログラミング言語についてみてみましょう。
アメリカではAI開発やIoTなどの先端技術に使われるPythonの需要が非常に大きいことがわかりました。
なぜPythonが人気なのかと言うと、 プログラミング言語の中では特に簡単に読めるかつ 習得できるからです。 さらに 汎用性が高く、 日本だけではなく アメリカの開発現場においてもPython が使える人材は年収が高い傾向にあります。
最後に、日本の開発現場でもっとも使われているプログラミング言語についてみてみましょう。
引用:【プログラミング言語に関するアンケート】現役エンジニア100名に聞いた 最も将来性の高いプログラミング言語は「Python」|PRTIME
株式会社SAMURAIが現役エンジニア100名に聞いたアンケートによると、業務で使用しているプログラミング言語の第1位は「Java」、第2位は同率で「Python」と「JavaScript」、第4位は「C#」、第5位は「PHP」という結果でした。
概ね世界やアメリカで使われているプログラミング言語の種類と、順位は変わらないことがわかります。次に、将来性が高いプログラミング言語についてもみてみましょう。
引用:【プログラミング言語に関するアンケート】現役エンジニア100名に聞いた 最も将来性の高いプログラミング言語は「Python」|PRTIME
将来性が高いプログラミング言語は、ダントツで第1位が「Python」となっています。これは、日本だけではなく世界、特にアメリカで使われているプログラミング言語の中でもっとも多いのがPythonであることが影響していると言えるでしょう。
ここまで 日本と世界で使われている人気のプログラミング言語について紹介してきましたが、 それでは実際にバックアンドエンジニアになろうと思ったらどの言語を学べば良いのでしょうか。
一般的な開発現場において、 バックエンド エンジニアが使う機会の多いプログラミング言語の種類は以下の通りです。
1.Java
2.Ruby
3.Go
4.PHP
5.C#
6.Javascript(Node.js)
7.TypeScript
8.Python
9.C言語
10.C++
最低限 JavaScript や CSS などはしっかりと勉強した上で、 Python やPHP、Java などを身につけておくと仕事の幅が広がり、 よりバックエンド エンジニアとして スキルや経験を得ることができるでしょう。
未経験からバックエンジニアへの就職や転職を考えている場合、まずはロードマップを参考にして学習を始めるのがおすすめです。
引用:BackendDeveloper
上記画像は、具体的なエンジニアの指針となっているサイトに掲載されているロードマップです。バックエンドエンジニア向けのロードマップとなっており、基本的には上記の形で学習や仕事を進めていけばバックエンドエンジニアになれる仕組みになっています。
上記ロードマップの基本的な学習の順番は以下のとおりです。
学習すること | 具体的な内容 | |
---|---|---|
1 | インターネットの基本を習得する | ・Httpとは何か ・インターネットが動く理由 |
2 | フロントエンドに関する基本的な知識を習得する | ・基本的なHTML/CSS/JavaScriptの構文習得 ・基本的なAPI/Aajaxの実装 |
3 | OSや体系的なシステムを理解する | ・ターミナルの利用やマネジメントプロセスの習得 |
4 | プログラミング言語を学習する | ・JAVA・PHP・Python・Rubyなどの習得 |
5 | バージョンコントロールを習得する | ・MySQLやPostgreSQLの構築 |
6 | データベース関連の知識を習得する | ・ORMsやACIDなどの理解 |
7 | データベースへの応用的な理解を深める | ・JSONAPIsやSOAPなどの習得 |
8 | APlsに関する知識を習得する | ・CDNやRedis、Memcashedの習得 |
9 | キャッシュに関する知識を習得する | ・HTTP・CORSの習得・コンテンツセキュリティポリシー |
10 | Webセキュリティに関する知識を習得する | ・JestやCypressなどでバグなどのテスト |
11 | テスト環境を構築する | ・JestやCypressなどでバグなどのテスト |
12 | デザインや開発の原則を理解する | ・SOLIDやKISS、SOAなどの理解 |
13 | MessageBrokerの利用 | ・RabbiMQやKafkaの利用 |
14 | コンテナや仮想環境を利用する | ・Dockerの利用 |
15 | GraphQL/Graphdatabasesの利用 | ・ApolloやNeo4jの利用 |
16 | WebソケットやWebサーバーの理解 | ・ApacheやCaddyなどの習得 |
17 | より円滑かつ安全な開発の進行 | ・それぞれの分野を深くかつ横断的に習得 |
バックエンドエンジニアの特徴は、システム開発に必要なプログラミング言語だけではなく、業務を行う上でデータベースやセキュリティ、システムなどに関しても取り扱う場合があることです。
このような理由があることから、プログラミング言語だけを学べば良いというわけではなく、並行してデータベースやセキュリティ、システムやインフラなどに関して学習することも必要となります。
基本的に資格を取得していなくてもバックエンドエンジニアとして働くことは可能です。しかし、特に未経験からバックエンドエンジニアへと就職や転職をする場合、基本的には客観的に自分自身のスキルや知識を証明するものがありません。
そのため対応する企業側としても、本当にその人がエンジニアとして優れたスキルや知識を有しているのか判断できない状況です。こういったことを防ぐためにも、バックエンドエンジニアのスキルや知識を要求とされる資格を取得すれば、自分自身の実力を客観的に証明することができるので就職や転職をスムーズに進められる可能性があります。
以下で紹介する資格を取得すれば、ある程度バックエンドエンジニアとしてのスキルや知識を有していると客観的に証明することができるので、未経験から就職や転職を検討している人におすすめです。
「バックエンドエンジニアを目指しているのであればどんな資格を取ればいいの?」「そもそもの資格を取得するメリットはある?」といったことについては、以下の記事でも詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
【あわせて読みたい】 バックエンドエンジニアにおすすめの資格10選|取得するメリットや学習法を解説 |
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未経験からバックエンドエンジニアに就職や転職する場合、次のような流れで進めていくと良いでしょう。
1.プログラミングスキルを身につける
2.IT関連の知識を身につける
3.開発環境の構築を行う
4.ポートフォリオを作成する
5.未経験OKの求人を利用する
6.エージェントを利用する
それぞれのポイントについて以下で詳しく解説していきます。
まずは優先的にバックエンドエンジニアとして働く上で必要不可欠なプログラミングスキルを身につけましょう。プログラミングスキルを身につける方法としては、次のようなものが考えられます。
最近では書籍やプログラミングに特化した解説サイトなども豊富なので、独学で必要なスキルを身につけるということも可能です。しかしプログラミングスキルを身につけるための勉強はかなり難しいので、一人で進めているとなかなか答えがわからずに挫折してしまう可能性もあります。
できるだけ最短の道のりで知識やスキルを身につけたいというのであれば、プログラミングスクールに通うことも検討しましょう。最近のプログラミングスクールでは、カリキュラム終了後に就職先の斡旋やサポートをしているところもあります。こういったところを利用すれば、プログラミングスキルを身につけつつ就職先も見つけることが可能です。
プログラミングスキルと並行して、IT関連の最低限の知識は身につけましょう。特にシステムなどを扱うエンジニアに関しては、常にWebサービスやアプリケーションがどのように動いているのか基礎的な知識を身につけることが重要となります。
次のような知識に関してプログラミングスキルと並行して学習することで、プログラミングスキルに関する知識が深まったり、実際に現場で働く際に役に立ったりといったメリットもあります。
ある程度プログラミングスキルやフレームワークの知識に関して身につけたら、実際に開発環境の構築を行ってみましょう。バックエンドの開発環境に関しては、自宅のPCなどでも簡単に作成することが可能です。
実際に自分自身で開発環境の構築を行うことによって、サーバーの仕組みや役割を実際の業務において学ぶことができます。また大きくする過程では必ず理解不足や不具合による設定ミスというのも生じるので、その対策を通じてさらに自分の経験やスキルを磨くことが可能です.
自分自身で開発環境の構築もできるようになったら、早速ポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは、就職や転職の際に企業に対して提出する自分自身の関わったプロジェクトがまとめられたものです。
実力主義で経験やスキルが重視されるエンジニアの場合、いきなり未経験者が就職や転職するのは難しい場合もあります。その場合は、自分自身でプログラミングスキルを身につけながら未経験OKの求人に応募して、スキルや技術を磨きつつバックエンドエンジニアになるという方法もおすすめです。
未経験OKの求人などで自分自身のスキルや経験を磨いたら、エージェントなどを利用して就職や転職先を探したり、フリーランスエンジニアとして案件を見つけたりしましょう。この時点である程度のスキルと知識は身につけられているので、あとはどれだけ良い条件の友人を見つけてくるかが重要です。
エージェントを利用すれば、ある程度簡単に自分自身が求めているであろうプロジェクトや仕事先というのを見つけることができます。
ここでは未経験から学園のエンジニアになりたい人がよくする疑問や質問について、その答えを紹介していきます。
フロントエンドは主にユーザーが直接触れる部分、つまりウェブページやアプリケーションのインターフェースを指します。一方でバックエンドはアプリケーションの裏側にあり、ユーザーからは見えないサーバーサイドのプログラムやデータベースの領域を指しています。
また利用することの多いプログラミング言語も異なっており、フロントエンジニアは主にHTMLやCSS、JavaScriptなどを利用してアプリケーションやWebページのインターフェースを構築します。そのため、基本的にはWebページやアプリケーションの使いやすさや見た目に関してを担当するのがフロントエンジニアの特徴です。
一方でバックエンドエンジニアの場合、サーバーサイドのプログラミングやデータベースの設計・管理などを担当します。データの処理や保管、システムの安全性などを確保して、常にユーザーがアプリケーションをスムーズに利用できるようにするのがバックエンドエンジニアの特徴です。このようにフロントエンジニアとバックエンドエンジニアは、それぞれ違う役割を果たしつつも密接に連携しあってWebサービスやアプリケーションを作っているのです。
前のところでも少し触れたように、バックアンドエンジニアは将来性のある仕事です。毎年のように需要は増えているものの、人材の供給が追いついていないのが現状です。
在宅勤務やリモートワークは可能ですか?
バックエンドエンジニアはパソコンさえあれば業務することができるので、企業によっては在宅勤務やフルリモートワークを認めている場合もあります。
ここまで解説してきたように、未経験からでもバックエンドエンジニアになることが可能です。ただしエンジニアとして働く上で必要なプログラミングスキルやIT関連の知識というのは、一朝一夕で身につけるというのは難しいでしょう。
効果的かつ最短の道のりでバックエンドエンジニアになりたいと考えているのであれば、お金がかかります、プログラミングスクールを利用するというのもおすすめです。
診断を受けるとあなたの現在の業務委託単価を算出します。今後副業やフリーランスで単価を交渉する際の参考になります。また次の単価レンジに到達するためのヒントも確認できます。
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