DAOについて調べてみた

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2022年06月11日 8:42

こんにちは、ISSUEの寒河江です。

世間の流れに追いつくべくDAOについて調べてみました。DAOについてはもちろん、その中で関連する語句についても解説できればと思います。

DAOの意味は自律分散型組織

自律分散型組織とは管理者が存在せず、組織に参加しているユーザーには発言権があり、意思決定することができます。(参考)この自律分散型組織とついになる考え方が中央集権的な組織で、現代の一般的な組織構成のように管理者が意思決定をします。

DAOに参加したユーザーにはガバナンストークンが配布される

DAOに参加する際にはガバナンストークンを購入する必要があります。ガバナンストークンがあればユーザーは投票権を得ることができます。何かの意思決定をする際にはその投票権を使い過半数を超えたものがスマートコントラクトによって反映されます。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンシステム上に設定されたルールに従って自動的に取引が実行されるプログラムのことです。(参考)

DAOのメリット

web2.0の弱点を克服するために作られたweb3.0。DAOにはどんなメリットがあるのでしょうか。

ユーザーに発言権がある

DAOは管理者が不在でユーザー同士で意思決定がなされます。もしサービス運営に関わる変更(取引手数料の変更など)をしたいとなった場合でも発行されたガバナンストークンによる投票権があれば自分もその議論に参加することができます。現在のサービスのように運営者都合で全てルール変更されていくということは減りそうです。

組織に透明性、公平性がある

ブロックチェーン上で作成されたデータは誰でもアクセスが可能なので不正防止になります。DAOを取り入れたサービスでは売上、ユーザー数など経営的な数字もオープンにされていることが多く今までの経営やサービス運営をしていた方々にとってもそういった重要なデータを公開するという考え方は衝撃的だと思います。

管理者による搾取が減る

管理者とはサービス運営母体の企業などという意味です。透明性、公平性に近い内容ですが、情報をオープンにして全ての取引やデータを管理するので不正などができなくなります。またデータ上からサービスの適正価格などを自動で算出するシステムなどがある場合は、法外な手数料やサービス料金はユーザーの意思決定により排除されるようになります。

参考

DAOのデメリット

新しい技術なので法や技術面で追いついていない部分が多いようです。

法的規制が追いついていない

DAOに関するトラブルが発生した場合は、法整備がなされていないために責任の所在が不明瞭になりやすくなります。もし大きな問題が起きてしまった際はサービス運営を危うくするような出来事になりかねない状況もあります。DAOが普及するにつれてやがて整えられて来ると思いますが現段階ではより注意する必要があります。

意思決定が遅い

ユーザーそれぞれに投票権や発言権がある以上、それらの意見をまとめたり、投票を実行するのには時間がかかります。公平性を、透明性のメリットがある一方でこういった問題が起こってしまうので仕方ないようです。またハッキングやスマートコントラクトに欠陥があったなどシステムの改修が必要だった場合などでも迅速な対応が難しいという欠点もあります。

簡単ですがDAOについて調べてみました。今まで全体像を把握できていなかった人などの助けになれば幸いです。

# DAO
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